📝試合分析・戦評
今季最多となる16,687人が集結したIAIスタジアム日本平。開幕戦のリベンジを狙う清水エスパルスと、上位キープを目指す名古屋グランパスの一戦は、終わってみれば0-2というスコア以上に内容での差が際立つ完敗だった。
前半は両チームともに3-4-2-1を採用した鏡の対決。名古屋は立ち上がりから1トップ・2シャドー・両ウイングバックが連動して清水の背後を狙い続け、ポゼッション61%と試合を支配した。清水はコンパクトな陣形で対応したものの、前からボールを奪いに行けず自陣での対応を強いられた。前半39分には嶋本 悠大選手のスルーパスからアルフレド・ステファンス選手が惜しいチャンスを作ったが、決定機に至らず。対する名古屋は41分に稲垣 祥選手の強烈なミドルシュート、42分に山岸 祐也選手のヘディングと連続してゴールに迫り、そして前半45分、原 輝綺選手の精度の高いアーリークロスを木村 勇大選手が頭で合わせ先制。木村選手は3試合連続ゴール、しかも開幕戦に続いて清水戦で結果を残すという相性の良さを見せつけた。
後半はハーフタイムに2枚替えを敢行した清水が主導権を握る。小塚 和季選手がシャドーでリズムを作り、ポゼッション65%と前半とは一転した展開となった。しかし名古屋の整備されたブロックを前にフィニッシュの精度を欠き、ゴールを割ることができない。そして後半43分、中山 克広選手が蹴った右CKのこぼれ球に途中出場の杉浦 駿吾選手が素早く反応してプロ初ゴールを記録し、名古屋が試合を決めた。清水はゴール期待値わずか0.32と決定機の質でも大きく下回り、ホームでの完封負けという屈辱的な結果となった。xG比1.46対0.32が示す通り、今節は内容・結果ともに名古屋の完勝だった。
今後の展望
清水エスパルスは今節は悔しい完敗となったが、後半に見せた積極的な修正力は確かな可能性を感じさせた。ハーフタイムに2枚替えを決断し、小塚 和季選手を投入することで攻撃に流動性をもたらし、後半ポゼッション65%を実現した吉田監督の判断力は評価できる。また、今季最多の16,687人がアイスタに集結したことは、ホームの底力そのものだ。今節から5連戦に突入するタイトなスケジュールの中で、選手層の厚みを活かした戦いが求められる。住吉 ジェラニ・レショーン選手の出場停止明けの復帰や、アルフレド・ステファンス選手の今季初スタメンなど、新たな戦力の台頭も光明となっている。マンツーマン守備を敷くチームに対する崩しの精度を磨けば、開幕戦・第12節のリベンジを果たす力は十分にある。次の試合では、その修正力と選手たちの意地を見せてほしい。?
名古屋グランパスは清水に対してシーズンダブルを達成するだけでなく、アウェイのアイスタで完封勝利という申し分のない内容だった。木村 勇大選手は3試合連続ゴールと絶好調を維持し、ストライカーとしての存在感を増している。また、途中出場で試合を決定づける初ゴールを奪った杉浦 駿吾選手の台頭は、チームに厚みをもたらす嬉しいサプライズだ。前節の瑞穂での劇的な勝利に続く連勝でペトロヴィッチ監督の采配が的中し続けており、戦術の成熟度は今季随一といえる。後半はポゼッション35%に抑えられながらも守備ブロックを崩させなかった組織力は、上位キープを目指す上で大きな武器となる。5連戦を戦う清水に比べ、コンディション管理での有利も活かしながら、このまま上位に向けてさらに勢いをつけていこう。?
📱 試合後のサポーターの反応
サポーターの声(清水エスパルス)
「16,687人も来てくれた最多入場の試合でホーム完封負けは本当に悔しい。あの雰囲気をゴールで返せなかったのが一番痛い」
「後半は全然別のチームみたいに動けてたのに…前半の失点さえなければ。小塚選手の投入でリズム変わったのは良かった」
「木村選手に開幕戦に続いてまたやられるとは。清水キラーになってしまってる。本当に悔しい」
「5連戦が始まった。今日の悔しさを次の試合にぶつけよう。選手たちを信じて応援し続けるしかない!」
「杉浦選手のプロ初ゴールは悔しいけどおめでとうと言いたい気持ちもある。それがサッカーだよな。次こそ絶対勝とう!」
サポーターの声(名古屋グランパス)
「シーズンダブル達成!前節の瑞穂の逆転劇に続いて最高の流れ。木村選手3試合連続ゴールって本当に頼もしすぎる」
「杉浦選手プロ初ゴールおめでとう!!途中出場でしっかり仕事するのが最高にかっこいい。これからの活躍に期待大!」
「後半に相手にボール持たれても全然崩れなかった守備陣がすごい。マテウス選手がいくら持ってもゴールは割らせない、さすが」
「アウェイのアイスタに乗り込んで完封勝利はでかい!グランパスファミリー現地のサポーターも最高の後押しをありがとう!」
「ペトロヴィッチ監督の交代策がズバズバ当たってる。チームとして本当に仕上がってきてる感じがする。このままWESTトップを狙おう!」
