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2025年 第30節 横浜FCvs新潟

試合分析・戦評

J1第30節、ニッパツ三ツ沢球技場で行われた横浜FC対アルビレックス新潟の一戦は、両クラブが残留を懸けて臨んだ重要な試合となった。横浜FCは序盤から積極的に前へ出て、櫻川選手やルキアン選手を起点にゴールを脅かす場面を幾度も作り出した。特に前半4分の櫻川選手の決定機や、ジョアン パウロ選手の鋭いシュートは、GK田代選手の好守に阻まれたものの、ホームの観客を大いに沸かせた。新潟はポゼッションで主導権を握り、マテウス モラエス選手や谷口選手を起点に攻撃を組み立てるも、横浜FCの集中した守備に阻まれてゴールを奪えず、前半はスコアレスで終了した。

後半に入ると、両チームがさらにリスクを冒してゴールを目指す展開となる。新潟は58分に橋本選手のクロスからブーダ選手が決定機を迎えたが、GKスウォビィク選手の好セーブに阻まれ得点には至らなかった。逆に横浜FCは交代策で流れを引き寄せる。窪田選手やアダイウトン選手を投入して攻撃の迫力を増すと、86分、アダイウトン選手がペナルティエリア手前から豪快な左足ミドルを叩き込み、ついに均衡を破った。この一撃はまさに勝負を決める「理不尽シュート」と呼ぶにふさわしいゴールであり、スタジアムは歓喜に包まれた。

試合はそのまま1-0で終了。横浜FCが4試合ぶりの白星を掴み、ホームでは実に4か月ぶりの勝利となった。一方の新潟は、ボール保持率で優位に立ちながらもゴールを奪えず、残留争いで痛い黒星を喫する形となった。両チームのスタイルがぶつかり合い、最後は交代選手の活躍が勝敗を分けた好ゲームであった。

これからに向けて

横浜FCにとって、この勝利は残留に向けて大きな意味を持つものとなった。アダイウトン選手の決定力はもちろんだが、序盤から積極的に攻撃を仕掛け、最後まで粘り強く戦った全体の姿勢が勝点3を呼び込んだ。特に守備面では、山田選手や福森選手を中心に最後まで集中力を切らさず、新潟の攻撃を1点も許さなかったことは大きな収穫である。今後の試合では、ルキアン選手や櫻川選手といった前線のフィニッシュ精度をさらに高めることで、勝利を重ねる可能性が広がるだろう。若手の細井選手の起用など将来を見据えたチャレンジも実を結びつつあり、クラブ全体として戦う姿勢が明確になってきている。この勢いを継続し、残り試合で一つでも多くの勝点を積み重ねれば、残留争いを勝ち抜く大きな力となるはずだ。

新潟にとっては悔しい敗戦となったが、内容自体は決して悲観するものではなかった。試合全体を通じてボールを保持し、橋本選手や谷口選手を軸に攻撃を組み立て、ブーダ選手や長谷川選手が決定機に絡むなど、得点の匂いを漂わせた場面は多かった。最後の部分で横浜FCの集中した守備とGKスウォビィク選手の好守に阻まれたものの、攻撃の形は確実に作れている。さらに、途中出場の島村選手や高木選手といった選手が流れを変える存在感を示したことは、今後の試合に向けて明るい材料だ。課題は決定力の部分に尽きるが、ボール保持を軸にしたスタイルを続けつつ、ラストパスやシュートの精度を磨けば勝利は必ず戻ってくるだろう。チームの方向性はブレておらず、残留争いの中でも一丸となって戦えば巻き返しは十分に可能だ。

SNSの反応

横浜FCサポーター
「アダイウトン選手のミドル、鳥肌モノ!残留に向けて大きな1勝!」
「福森選手の復帰は本当に大きい。守備が安定してた」
「細井選手の積極性、若さを感じさせてくれて頼もしい」
「ホームでやっと勝てた!サポーターの声援が選手に届いたね」
「スウォビィク選手のセーブも勝因の一つ。頼りになる守護神!」

新潟サポーター
「内容は悪くなかったのに最後の決定力が足りなかった…」
「橋本選手の存在感がすごかった。次こそ勝利を!」
「新加入の選手たちもチャンスを作っていて希望はある」
「最後まで声を枯らして応援したけど惜しかった…」
「まだ残留の可能性はある!切り替えて次の試合へ!」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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