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2025年 第29節 G大阪vs浦和

試合分析・戦評

J1第29節、パナソニックスタジアム吹田で行われたガンバ大阪対浦和レッズの一戦は、1-0でガンバ大阪が勝利を収めた。試合は立ち上がりからガンバ大阪がボールを握り、宇佐美選手や山下選手を起点としたサイド攻撃でリズムを作った。序盤には宇佐美選手のシュートやヒュメット選手の決定機など、浦和ゴールを脅かす場面が相次ぐも、浦和の守備陣が体を張って得点を許さない。前半は互いにシュートを放ちながらもゴールを割れず、スコアレスで折り返した。

後半、浦和は松尾選手を投入して攻撃の活性化を図り、関根選手や中島選手を中心に鋭いカウンターを展開。58分には中島選手の決定的なシュートを一森選手が好セーブで防ぎ、試合の流れを渡さなかった。一方のガンバ大阪は、奥抜選手やファンアラーノ選手を投入し、再び主導権を握る。両者ともゴールに迫りながらも、守備陣の集中力が上回り得点は動かない。

均衡を破ったのは終盤のガンバ大阪。85分、安部選手がペナルティエリア手前でこぼれ球を拾い、豪快なミドルシュートをゴール右下に突き刺した。安部選手は中盤でのハードワークに加えて決定力も発揮し、この試合のヒーローとなった。その後は守備陣が最後まで集中を切らさず、浦和の猛攻を封じ込めて試合終了。ガンバ大阪は2016年以来となるホームでの浦和戦勝利を飾り、シーズンダブルを達成。観客31,998人が詰めかけた大一番で3連勝を飾り、勢いを保った。

浦和にとっては守備面で粘り強さを見せ、特に西川選手や石原選手の好守が光ったものの、決定機を仕留めきれず惜敗。新加入のキーセ・テリン選手も出場したが、得点にはつながらなかった。ガンバ大阪の攻守両面での安定感が勝敗を分けた一戦となった。

これからに向けて

ガンバ大阪にとって、この試合は単なる勝利以上の意味を持つ一戦となった。ホームで長らく勝てなかった浦和から勝点3を奪い、シーズンダブルを達成できたことはチームの自信を大きく高めるだろう。安部選手の決勝弾は象徴的で、中盤からでもゴールを狙えるオプションがあることを示した。また、宇佐美選手や奥抜選手といった攻撃陣が幅広く起点を作り、攻撃の多彩さを感じさせた点も好材料だ。守備面では一森選手を中心に最後まで集中を保ち、7試合ぶりのクリーンシートを達成したこともポジティブだ。今後はACLを含む過密日程に入るが、この試合で見せた「粘り強さ」と「決定力」があれば、上位争いに食い込み続けることができるだろう。

浦和レッズにとっては惜しい敗戦ではあったが、内容的には手応えを得られる部分が多かった。西川選手の安定したセービングや石原選手のカバーリングなど、守備面では高い集中力を発揮。攻撃面でも中島選手や松尾選手がチャンスを作り、あと一歩のところまで迫った。新加入のキーセ・テリン選手も出場し、今後フィットすれば得点力の強化につながる可能性が高い。敗戦を前向きにとらえれば、強豪相手に試合を通して互角に戦えたことは大きな収穫。残りのシーズンでは、この試合での課題である「決定機の精度」を修正し、持ち前の守備組織と連動性を武器に勝点を積み上げることができれば、上位争いに再び加わることは十分可能だろう。

SNSの反応

ガンバ大阪サポーター
「安部選手のミドルシュート、痺れた!最高のゴール!」
「今日は最後まで集中して守り切ったのが素晴らしい」
「ホームで浦和に勝つのは格別。スタジアムの雰囲気も最高だった」
「宇佐美選手の復帰は大きい、攻撃のリズムが全然違う」
「ACLに向けて弾みがついた!連勝を伸ばしてほしい」

浦和レッズサポーター
「内容的には悪くなかったが、決め切る力が足りなかった」
「西川選手と石原選手の守備は本当に頼もしかった」
「新加入のキーセ・テリン選手にはもっと時間が必要だな」
「終盤に気持ちで押し込みたかったけどガンバの守備が固かった」
「まだ上位を狙える。切り替えて次に期待!」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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