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2025年 第29節 町田vs横浜FC

試合分析・戦評

J1第29節、町田GIONスタジアムで行われたFC町田ゼルビア対横浜FCの一戦は、1-1のドローに終わった。上位争いを続ける町田と、降格圏脱出を目指す横浜FCという対照的な立場の両者による対戦は、序盤から一進一退の攻防が展開された。町田は相馬勇紀選手を軸に、サイドからの崩しやセットプレーでゴールを狙うが、クロスやシュートの精度を欠き、決定機を作り切れない。横浜FCは外国籍アタッカー陣を前線に並べ、ロングボールを多用しながらセカンドボールからチャンスを作った。31分、小倉陽太選手が決定機を迎えるもGK谷晃生選手の好守に阻まれ、前半はスコアレスで折り返した。

後半に入ると試合は動く。56分、横浜FCは細井響選手のロングスローから伊藤槙人選手が押し込み、貴重な先制点を獲得。相手の隙を突いた見事なゴールだった。リードを奪われた町田は、相馬選手のクロスから林幸多郎選手のヘディングがGKヤクブ・スウォビィク選手に阻まれるなど、幾度もゴールに迫る。終盤にはミッチェル・デューク選手や仙頭啓矢選手を投入し、パワープレーで圧力を強めた。そして88分、相馬選手の折り返しをデューク選手が頭で押し込み、土壇場で同点に追いついた。

試合全体では町田がシュート18本を放ち、横浜FCの7本を大きく上回った。しかし枠内シュート数は両者とも3本ずつにとどまり、決定力不足が際立った。横浜FCはリードを守り切れなかったものの、堅守速攻とロングスローを武器に上位相手に勝点1を奪取。町田は終盤の底力を見せたが、3試合未勝利と勝点を伸ばし切れず、上位戦線での足踏みとなった。

これからに向けて

町田は序盤からボールを握り、試合の主導権を握る時間が長かった。特に相馬勇紀選手の仕掛けは攻撃の軸となり、何度も相手守備陣を揺さぶった。得点には至らなかったものの、クロスやCKからのチャンスは確実に増えており、連動性のある攻撃が形になっている。また、交代選手が結果を残した点も大きい。途中出場のミッチェル・デューク選手が同点弾を決め、仙頭啓矢選手や桑山侃士選手の投入で攻撃のバリエーションが広がったことは、チーム全体の層の厚みを示した。勝利を逃した悔しさはあるが、最後まで粘り強く戦い抜く姿勢は今後の戦いに大きな自信となる。AFCチャンピオンズリーグエリートを戦いながらも、このようにリーグ戦で結果を拾えることは、シーズン終盤の勝負どころで必ず生きてくるはずだ。

横浜FCにとって、この勝点1は非常に価値がある。降格圏脱出を目指す中で、上位の町田相手に先制点を奪い、終盤までリードを保ったことはチームの成長を感じさせる内容だった。伊藤槙人選手の得点は、細井響選手のロングスローから生まれた形であり、セットプレーの強みを生かした見事なゴールだった。また、GKヤクブ・スウォビィク選手のビッグセーブや、ルキアン選手ら前線の外国籍アタッカー陣の運動量も際立った。最後は押し込まれて失点したが、全員で体を張って守り、勝点を持ち帰れたことは大きな収穫。今後の残留争いに向けては、この戦い方をベースに、リードした試合を最後まで締め切る力を磨いていけば、勝点を積み上げられるだろう。

SNSの反応

FC町田ゼルビアサポーター
「相馬選手のクロスからやっと決めてくれた!デューク選手ありがとう!」
「勝てなかったのは残念だけど、最後まで諦めない姿勢に感動」
「チャンスは多かったのに決め切れない…決定力を上げてほしい」
「ACLを戦いながらもリーグでこれだけ戦えるのはすごい」
「未勝利続きだけど、選手たちを信じて応援し続ける!」

横浜FCサポーター
「伊藤槙人選手のゴール!セットプレーから最高の形で先制!」
「スウォビィク選手が神セーブ連発、彼がいなかったら負けてた」
「最後追いつかれたのは悔しいけど、この勝点1は大きい」
「外国人アタッカー陣が前線で頑張ってくれてたのが心強い」
「残留へ向けて希望が見えた試合。次こそ勝点3を!」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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