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2025年 第28節 清水vs鹿島

試合分析・戦評

J1第28節、IAIスタジアム日本平で行われた清水エスパルス対鹿島アントラーズの一戦は、両者の置かれた状況が対照的な中での注目の試合となった。残留争いを意識する清水と、優勝争いに加わる鹿島。立ち上がりから鹿島がボールを保持し、幅と厚みを活かした攻撃を仕掛ける展開となったが、清水は自陣でブロックを敷き、粘り強い守備でゴール前を固めた。

均衡を破ったのは清水。前半20分、宮本航汰選手の鋭い縦パスを松崎快選手が抜け出して受け、ゴール前に折り返すと、最後は今夏加入の高橋利樹選手が右足でネットを揺らした。清水にとって大きな先制点であり、スタジアムのボルテージも最高潮に達した。その後も山原怜音選手の推進力や吉田豊選手の攻め上がりが光り、追加点のチャンスも演出したが、GK早川友基選手の好守に阻まれた。

一方の鹿島は、鈴木優磨選手を起点に攻撃を展開。エウベル選手やチャヴリッチ選手がボックス内に侵入する場面を作るも、GK梅田透吾選手の安定した守備に阻まれ、前半は0-1で折り返した。後半に入っても鹿島は圧力を強め、セットプレーからゴールを狙い続けた。69分には知念慶選手のヘディングが決定機となるが、梅田選手の好セーブに阻まれる。しかし74分、途中出場の舩橋佑選手のCKを植田直通選手が力強く頭で押し込み、ついに同点に追いついた。

その後は鹿島が攻勢を強め、鈴木優磨選手や田川亨介選手に決定機が訪れるも、ゴールを割ることはできず。清水も北川航也選手らがカウンターからチャンスを作るが、最後の一押しを欠いた。結果は1-1のドロー。鹿島は内容的には勝利に近かったが、清水の守備陣と梅田選手の奮闘に阻まれ勝点3を逃す形となった。一方で清水にとっては、優勝候補相手に勝点1を積み上げられたことは大きな成果であり、残留争いに向けて価値ある試合となった。

これからに向けて

清水にとってこの引き分けは、自信を大きく高めるものとなった。優勝争いをする鹿島相手にリードを奪い、最後まで集中を切らさずに勝点をもぎ取ったことは、チームの成長を示す内容だった。高橋利樹選手の加入後初ゴールは攻撃面での朗報であり、彼がチームにフィットすることで得点力アップが期待される。また、山原怜音選手の攻撃参加や吉田豊選手の安定感、梅田透吾選手のファインセーブと、各ポジションでポジティブな要素が見られた。今後は守備の堅さをベースに、決定機を確実にモノにする決定力を磨けば、下位からの浮上も十分に可能だ。ホームでの戦い方に手応えを得た清水は、この勝点1を残留争いのターニングポイントとできるだろう。

鹿島にとっては勝点3を逃した結果ではあったが、内容的には押し込み続け、攻撃の厚みを示せた試合だった。特に途中出場の選手が流れを変え、セットプレーから得点に結びつけた点は、総合力の高さを表している。植田直通選手の同点ゴールはチームを救う価値ある一撃であり、DF陣が攻撃面でも結果を残したのは大きい。鈴木優磨選手の存在感も健在で、周囲との連携から多くのチャンスを作り出した。今後に向けては、早い時間にリードを奪われても慌てず、自分たちのペースに持ち込める強さをさらに高めたい。優勝争いは依然として射程圏内であり、内容に裏打ちされた戦いを続けられれば、シーズン終盤での力強いラストスパートに期待できる。

SNSの反応

清水エスパルスサポーター
「高橋利樹選手、やっと結果を出した!これからのゴール量産に期待」
「梅田選手が神がかっていた。あのセーブがなければ負けていた」
「山原選手の突破力、見ていてワクワクした!」
「鹿島相手に勝点1は大きい。残留に向けて価値ある引き分け」
「北川選手も復調の兆しが見えてきた。次節は勝ちたい!」

鹿島アントラーズサポーター
「植田選手の同点弾、キャプテンらしい気迫のゴール!」
「内容的には勝っていた試合。決定力不足が悔やまれる」
「鈴木優磨選手、気持ちのこもったプレーでチームを引っ張っていた」
「交代選手が流れを変えたのはポジティブ。層の厚さを実感」
「優勝争いはまだ続く。切り替えて次の試合に期待!」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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