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2025年 第30節 町田vsG大阪

試合分析・戦評

J1第30節、町田GIONスタジアムで行われたFC町田ゼルビアとガンバ大阪の一戦は、両チームの意地と戦術がぶつかり合う激しい展開となった。町田は序盤から積極的に仕掛け、前半17分にナ サンホ選手のCKから昌子 源選手がヘディングで決めて先制。古巣相手に意義深いゴールを奪い、試合の主導権を握った。前半は両チームが互角にチャンスを作り合ったが、決定機を確実に仕留めた町田がリードを保って折り返した。

後半に入ると流れはガンバ大阪へ傾く。宇佐美 貴史選手や奥抜 侃志選手を起点にサイドから押し込み、さらに途中投入のウェルトン選手が流れを変える。61分、ウェルトン選手の突破から折り返しを受けたデニス ヒュメット選手が押し込み同点。アウェイサポーターを沸かせた。この時間帯のガンバは保持率を高め、勢いそのままに逆転を狙う攻勢を続けたが、GK谷 晃生選手の好守に阻まれた。

一方の町田は耐える時間が続く中、勝負を分けたのは終盤だった。78分、昌子 源選手のクロスをオ セフン選手がヘディング、GK一森 純選手が弾いたところを林 幸多郎選手が詰めて勝ち越し。さらに90分には菊池 流帆選手がPKを獲得し、西村 拓真選手が冷静に決めて試合を決定づけた。結果は3-1。町田は公式戦11連勝を達成し、首位戦線に踏みとどまった。

ガンバは内容面で見ればシュート数やポゼッションで優勢を示したが、ゴール前での精度とGK谷選手の壁を崩しきれなかった点が課題となった。一方の町田は、少ないチャンスを効率よく得点に結びつける勝負強さを発揮。守備の集中力と勝負どころでの決定力が際立ち、今季の躍進を象徴する一戦となった。

これからに向けて

町田はこの試合で改めて「勝負強さ」と「総合力の高さ」を証明した。昌子 源選手の先制弾は経験値の高さを感じさせるものだったし、復帰した西村 拓真選手が終盤にPKを冷静に沈めたことで攻撃の厚みが戻ってきた。さらに林 幸多郎選手の勝ち越し弾も、チーム全体でゴール前に厚みをかけるスタイルの成果だろう。谷 晃生選手も随所でビッグセーブを披露し、最後尾からチームを救った。

攻撃と守備のバランスが整い、交代選手が結果を出すなど層の厚さも光る。11連勝は偶然ではなく、堅実な戦術理解と選手全員のハードワークによって支えられているものだ。今後は首位争いのプレッシャーが強まる中で、いかに冷静さを保てるかがポイントとなるが、この試合で見せた勝負強さがあれば大舞台でも結果を残せるだろう。

ガンバはスコアこそ3-1で敗れたが、内容面では光明が多かった。特にウェルトン選手の投入後に攻撃が活性化し、デニス ヒュメット選手の同点弾につながった流れは、今後の大きな武器となる。宇佐美 貴史選手も相手守備陣に脅威を与え続け、決定機も演出した。シュート数やポゼッションで町田を上回ったことは、チームの地力を示す材料と言える。

敗因はゴール前での決定力と集中力の差だったが、攻撃の形は確実に作れており、あと一歩の精度が加われば結果は変わるだろう。若手とベテランがバランス良く起用されており、チームの競争意識も高まっている。ACL2も並行する厳しい日程の中で、今日のような攻撃姿勢を持続できれば、上位チーム相手にも十分に勝利を狙える。ここからの巻き返しに大いに期待したい。

SNSの反応

FC町田ゼルビアサポーター
「公式戦11連勝!歴史を塗り替えるチームになってる」
「昌子選手の恩返し弾、鳥肌立った」
「谷選手がいなければもっと危なかった。守護神ありがとう!」
「林選手のゴールで涙出た、魂の一撃!」
「ACLを戦ってもこの勝負強さは本物」

ガンバ大阪サポーター
「内容は悪くなかった、でも決定力の差が出た」
「ウェルトン選手とデニス選手の連携は希望だ」
「谷選手にことごとく止められたのが痛すぎる」
「宇佐美選手が復調してきてるのは明るい材料」
「まだACL2もあるし、切り替えて次に向かおう」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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