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2025年 第1節 東京Vvs清水

試合前展望

2025年J1リーグ開幕戦、東京ヴェルディと清水エスパルスが国立競技場で激突。過去の対戦成績では東京Vが26勝4分19敗と勝ち越しているが、清水は近年の補強が功を奏し、昇格組ながら侮れない存在だ。
東京Vは3-4-2-1のシステムで攻撃的なポゼッション志向、対する清水は4-2-3-1で堅実な守備と速攻を狙う。両チームともに新戦力が加わり、チームの成熟度が問われる一戦となる。開幕戦ならではの緊張感の中で、どちらが主導権を握るかが鍵となる。

前半

試合は東京Vのキックオフで開始。清水は試合序盤から積極的に攻め込み、前半3分には中原選手のパスから北川選手がペナルティエリア内でボールを収めた。さらに4分には山原選手が左サイドをドリブルで突破し、清水の攻撃が活発化する。

一方の東京Vは、前半11分に山見選手がドリブルで仕掛けてクロスを供給するも、カピシャーバ選手にブロックされる。続く14分には宮原選手のスルーパスが山見選手につながり、エリア内で折り返したが、清水の宇野選手に阻まれた。

前半15分時点でのポゼッションは東京V40%、清水60%と清水が優勢。しかし、東京Vも15分に千田選手がヘディングで枠内シュートを放ち、GK沖選手の好セーブに阻まれる。

試合は次第に拮抗し、東京Vが徐々に押し返す展開に。25分には清水の宇野選手がペナルティエリア中央からシュートを放つも枠外。30分のポゼッションは東京V56%、清水44%と変動した。東京Vの山見選手が積極的に仕掛けるも、清水の堅い守備に阻まれる場面が多く、決定機には至らなかった。

迎えた40分、試合が動く。清水の蓮川選手のパスを受けた高木選手がクロスを供給し、北川選手がヘディングでゴールを決める。これが試合唯一の得点となり、前半は0-1で清水がリードして終了。
ここまでのシュート数は東京V3本、清水3本、枠内シュート数は東京V2本、清水1本とほぼ互角。ポゼッションは50%ずつで均衡していたが、決定力の差が前半の結果を分けた。

後半

後半は清水のキックオフで開始。早々の4分、清水の北川選手がイエローカードを受ける。さらに6分にはオフサイドでチャンスを逃すが、7分にはカピシャーバ選手がペナルティエリア中央から枠内シュートを放ち、東京VのGKマテウスがセーブする場面も。

東京Vは巻き返しを図るべく、11分に山見選手・松橋選手・福田選手を下げ、平川選手・新井選手・染野選手を投入。これにより、攻撃にリズムを生み出そうとする。15分のポゼッションは東京V45%、清水55%とやや清水が優勢。

22分には清水が北川選手を下げ、アフメドフ選手を投入。清水は守備を固めながらも、カウンターで追加点を狙う姿勢を見せる。30分時点のポゼッションは東京V55%、清水45%と東京Vが主導権を握り始める。

東京Vは31分に綱島選手を下げ翁長選手を投入。攻勢を強めるも、清水の守備が固く、決定的なチャンスを作るには至らない。34分には清水が右CKを得るも、翁長選手にクリアされる。さらに乾選手がこぼれ球をシュートするも、枠を捉えられなかった。

東京Vは新井選手が38分にシュートを放つが枠外。43分には染野選手が決定機を迎えるも、ゴールの上に外れる。試合終盤の猛攻も実らず、清水が1点を守り切り、0-1で勝利を収めた。

試合全体のシュート数は東京V6本、清水8本。枠内シュート数は両チーム2本ずつと互角だったが、決定力の差が結果を分けた。

総括

この試合は、清水の堅守速攻が奏功した展開だった。東京Vはポゼッションを高め、攻撃の機会を作ったが、清水の守備ブロックを突破する決定的なアイデアが不足していた。

清水は守備の安定感と鋭いカウンターが光った。前半の北川選手のゴールは、少ないチャンスを確実にものにした好例。特にDFラインの住吉選手や蓮川選手の守備は安定しており、東京Vの攻撃を効果的に防いだ。

今後に向けて

東京Vはこの試合で見せたポゼッションの安定感は、今後の試合で武器になるだろう。山見選手や木村選手を中心に、フィニッシュの精度を高めれば、勝ち点を積み重ねられるはずだ。

清水は開幕戦でのクリーンシートは大きな収穫。蓮川選手や住吉選手の守備の安定感、北川選手の決定力など、昇格組とは思えない完成度を見せた。今後もこの堅守速攻を磨いていけば、上位争いも可能だろう。

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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