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2025年 第26節 新潟vs川崎F

試合分析・戦評

J1第26節、デンカビッグスワンスタジアムで行われたアルビレックス新潟と川崎フロンターレの一戦は、互いにゴールを奪い合い、1-1の引き分けに終わった。序盤から試合を支配したのはホームの新潟だった。前線のブーダ選手を起点に、両サイドから積極的に攻撃を仕掛けると、7分にはマテウス モラエス選手の巧みなヒールパスに白井永地選手が反応。豪快なミドルシュートをゴール左隅に突き刺し、スタジアムを大いに沸かせた。その後も新潟は攻勢を強め、ブーダ選手や小原基樹選手が次々とシュートを放つが、GK山口瑠伊選手や川崎F守備陣の粘りに阻まれ追加点は奪えない。

一方の川崎Fは、序盤こそ押し込まれる時間が続いたものの、徐々に三浦颯太選手やマルシーニョ選手の突破からリズムを取り戻す。そして前半アディショナルタイム、山本悠樹選手のCKからこぼれ球を伊藤達哉選手が冷静に押し込み、貴重な同点弾を決めて試合を振り出しに戻した。このゴールは川崎Fに大きな自信をもたらし、後半の主導権を握る契機となった。

後半は川崎Fがハイプレスを強め、エリソン選手や脇坂泰斗選手がゴールに迫るが、新潟の守備陣も集中を切らさない。特にGK田代琉我選手や舞行龍ジェームズ選手が体を張った守備を見せ、幾度となく決定機を阻止した。一方で新潟もカウンターから島村拓弥選手や長谷川元希選手がゴールを狙うが、精度を欠いて得点には至らなかった。

最終的にシュート数では新潟14本、川崎F11本と拮抗。ゴール期待値(xG)でも新潟1.23、川崎F1.02と互角の戦いを証明する数字となった。新潟は連敗を止めるとともに新加入選手たちが存在感を示し、川崎Fはアウェーで勝点1を持ち帰り優勝争いへの望みをつないだ。互いに課題は残したものの、今後の戦いに向けて価値ある引き分けといえる内容だった。

これからに向けて

新潟にとって、この試合は連敗を止める大きな一歩となった。特に新加入のマテウス モラエス選手や小原基樹選手が攻撃に絡み、既存戦力とスムーズに連携できていたことは明るい材料だ。守備面でも、舞行龍ジェームズ選手を中心にコンパクトなブロックを形成し、最後まで集中を切らさなかった点は評価できる。課題は決定力だが、試合を通じて14本のシュートを放つなどチャンスは確実に作れている。白井永地選手のゴールに象徴されるように、中盤からの飛び出しが機能すれば、攻撃の厚みはさらに増すはずだ。次節以降も自信を持って臨める内容であり、残留争いを抜け出すためのきっかけになるだろう。

川崎Fにとっては、アウェーで勝点1を持ち帰れたことがポジティブだ。前半の苦しい展開を耐え、伊藤達哉選手の同点弾で試合を立て直せた点はチームの粘り強さを示した。後半にかけては脇坂泰斗選手やエリソン選手がゴールに迫り、攻撃の厚みを取り戻せたことも収穫だ。新戦力の三浦颯太選手や高卒ルーキー野田裕人選手の投入も、将来的なチームの層の厚みにつながるだろう。優勝争いを考えると勝ち切りたかった試合ではあるが、課題の守備面でもジェジエウ選手が復帰し安定感を取り戻しつつある。今後の終盤戦に向け、チーム全体の完成度を高める一戦となった。

SNSの反応

アルビレックス新潟サポーター
「新加入組がしっかり戦ってくれたのは嬉しい!」
「決定力不足は課題だけど、今日はチーム全体で戦う姿勢が見えた」
「白井選手のゴールは本当に痺れた!」
「この内容なら次節こそ勝てるはず」
「スタジアムの一体感、チャントが選手を後押ししていた」

川崎フロンターレサポーター
「前半苦しい展開をよく立て直した」
「伊藤選手のゴールで救われた!」
「勝ち切れなかったのは残念だが、内容は悪くなかった」
「新潟の守備を崩せなかったのは課題」
「若手を起用しながら勝点を拾えたのはポジティブ」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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