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2025年 第25節 東京Vvs横浜FM

試合分析・戦評

明治安田J1リーグ第25節、味の素スタジアムで行われた東京ヴェルディと横浜F・マリノスの一戦は、1-0でホームの東京Vが勝利した。両チームとも直近の成績は波があり、特に残留争いを意識せざるを得ない状況で迎えた“シックスポインター”だった。

試合は序盤から東京Vが積極的に仕掛け、3分には齋藤功佑選手のスルーパスから松橋優安選手が折り返す場面や、新井悠太選手のミドルシュートなどでゴールに迫った。前半のポゼッションも東京Vが55%と主導権を握る一方、横浜FMもエウベル選手や松原健選手を起点に反撃を試みたが、両チームとも決定力を欠きスコアレスで折り返す。

後半、横浜FMは植中朝日選手と渡辺皓太選手を投入し、立ち上がりから攻勢を強める。47分には天野純選手の強烈なシュート、50分には渡辺皓太選手の決定機と、立て続けにゴールを脅かした。しかし、東京V守護神マテウス選手が好セーブを連発し、均衡を保つ。

流れを引き戻したのは東京Vだった。62分、新井悠太選手の展開から齋藤功佑選手が右サイドを突破し、谷口栄斗選手がファーサイドで力強いヘディングシュートを突き刺して先制。今季先制時の高い勝率を裏付ける形となった。

その後は横浜FMが井上選手や宮市亮選手を投入し同点を狙うが、東京Vは稲見哲行選手や深澤大輝選手を中心にハイプレスで応戦。終盤にはマテウス選手が再三のビッグセーブでゴールを死守し、虎の子の1点を守り切った。

横浜FMはシュート数こそ互角(東京V9本、横浜FM8本)で枠内シュートでは上回った(横浜FM5本、東京V2本)が、ゴール期待値の差(0.67 vs 0.36)を生かせず、痛い敗戦。東京Vはホームでの完封勝利により、残留争いにおいて大きな3ポイントを手にした。

これからに向けて

今回の勝利は、東京Vにとって戦術的にも精神的にも大きな意味を持つものとなった。特に守護神マテウス選手の安定感は絶大で、終盤の横浜FMの猛攻をしのぎ切ったことがチーム全体の自信に直結している。攻撃面では、谷口栄斗選手の決定力と、齋藤功佑選手や新井悠太選手による両サイドの幅を使った攻撃が効果的だった。守備時には5バック化しつつ中盤でのインターセプトを狙う形がハマり、相手の中央突破を許さなかった。今後は決定機の精度をさらに高め、追加点を奪える試合運びを習得できれば、残留はもちろん、中位進出も見えてくるだろう。選手層の底上げと、ハイプレスを90分維持するフィジカル強化が次の課題となる。

横浜FMは敗れたものの、後半立ち上がりの攻撃力は健在であり、交代選手がしっかりと試合の流れを変える役割を果たした点は評価できる。特に井上選手や宮市亮選手のサイドからの仕掛け、渡辺皓太選手の中盤での配球はチームの厚みを増していた。守備では朴一圭選手の反応や最終ラインのカバーリングも悪くなく、失点は個の質の高さによるもので、組織的な崩れは少なかった。ゴール期待値で上回ったことからも、得点への道筋は明確であり、フィニッシュ精度の改善とラストパスの質向上ができれば勝ち点を積み上げられるだろう。連勝ストップは痛いが、この試合の前向きな要素を活かせば、上位戦線に再び食い込むチャンスは十分に残されている。

SNSの反応

東京ヴェルディサポーター
「マテウス選手、今日も神セーブ連発!残留へ向けて大きな勝利!」
「谷口選手のヘッド、まさに魂の一撃だった」
「齋藤選手と新井選手のサイド攻撃、見てて気持ちよかった」
「守備の集中力が最後まで切れなかったのが勝因」
「ホームでこの雰囲気、最高!また味スタ行きます!」

横浜F・マリノスサポーター
「決定機は作ったけど、最後が決まらない…悔しい」
「マテウス選手を褒めるしかない試合だった」
「途中出場の井上選手と宮市選手は良かった、次に期待」
「シーズン終盤にこういう負けは痛い」
「切り替えて次節ホームで勝とう!」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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