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2025年 第25節 町田vs神戸

試合分析・戦評

J1第25節、町田GIONスタジアムで行われたFC町田ゼルビア対ヴィッセル神戸の一戦は、町田が2-0で首位神戸を撃破する鮮烈な内容となった。試合は開始早々に動く。前半6分、林選手のロングスローからこぼれ球を中山選手が胸で収め、左足で豪快にゴール右上へ突き刺し先制。勢いづいた町田はその後も前線からのプレスとサイド攻撃で神戸を押し込み、前半36分には岡村選手のパスを受けた相馬選手が強烈なミドルシュートを決め、リードを2点に広げた。

神戸はポゼッションを高めながらも町田の組織的守備を崩せず、決定機は前半終了間際の広瀬選手のシュート程度。これも谷選手の好セーブに阻まれた。後半、神戸は汰木選手に代えて飯野選手、大迫選手を投入し攻撃のギアを上げたが、町田の3バックを中心とした堅守が光り、最後までゴールを許さない。終盤には井手口選手や大迫選手のシュートも飛び出したが、GK谷選手が再三のファインセーブでゴールを死守した。

スタッツ上では神戸がシュート数で上回ったものの(神戸13本、町田10本)、ゴール期待値や決定機の質では町田が優位。首位との直接対決という重圧の中、ホームでの声援を背に戦った町田は、試合の入りから集中力と迫力を持ってプレーし、前半の2得点を守り切る理想的な展開で6連勝を達成した。公式戦では9連勝と勢いは加速し、優勝争いに食い込む勝点3を積み上げた意義は非常に大きい。

これからに向けて

FC町田ゼルビアは、今回の勝利は、優勝争いを現実的なものにする大きな一歩。特に立ち上がりからの集中力と、相手の強力な攻撃陣を90分間無失点に抑えた守備力は、シーズン終盤に向けての自信となる。中山選手や相馬選手のゴラッソはもちろんだが、谷選手のファインセーブや3バックの安定感、サイドからの推進力などチーム全体が機能していた。黒田剛監督の試合運びも見事で、試合のテンポや選手交代のタイミングが奏功。今後もこの集中力と組織力を維持できれば、残り試合での勝点積み上げは十分可能であり、首位を脅かす存在になり得るだろう。

ヴィッセル神戸は、敗戦こそ喫したが、後半に見せた攻撃への意識や交代カードの効果は一定の手応えを残した。大迫選手の復帰は大きな戦力アップであり、宮代選手や佐々木選手らとの連携が深まれば得点力はさらに向上するだろう。終盤にかけてのロングボールやサイド攻撃で町田を押し込み、複数の決定機を作れた点も評価できる。首位としてのプレッシャーの中でも、自分たちのスタイルを貫いた姿勢は今後の試合に必ず生きる。守備面では序盤の失点を減らす修正が急務だが、選手層の厚さと経験豊富な指揮官の下で立て直しは可能。ここから再び勝点を積み上げ、首位を守る戦いが期待される。

SNSの反応

FC町田ゼルビアサポーターの反応
「中山選手のゴール、まさに衝撃!」
「相馬選手のミドル、あれは芸術品」
「谷選手の守備範囲が広すぎて神戸を完封」
「6連勝なんて夢みたい」
「首位撃破で優勝争いが面白くなった!」

ヴィッセル神戸サポーターの反応
「立ち上がりから押されすぎたのが痛かった」
「大迫選手が戻ってきたのは朗報」
「町田の守備を崩すのは本当に難しい」
「後半の攻めの形は悪くなかった」
「次は必ず取り返そう」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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