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2025年 第25節 FC東京vs鹿島

試合分析・戦評

J1第25節、味の素スタジアムで行われたFC東京と鹿島アントラーズの一戦は、両者とも公式戦3連勝中という好調な状態で迎えられた。立ち上がりからFC東京は長短のパスを織り交ぜながら鹿島守備陣に挑み、前線の長倉選手とマルセロ・ヒアン選手が積極的にシュートを放つ。特に前半2分、マルセロ・ヒアン選手の強烈なシュートはポストやGK早川選手の好守に阻まれ、先制には至らなかった。

一方の鹿島は、序盤こそ守備に回る時間が多かったが、荒木選手やレオ・セアラ選手を中心にカウンターから決定機を創出。15分には小川選手のクロスにレオ・セアラ選手が頭で合わせるも、GKキム・スンギュ選手のファインセーブに阻まれるなど、両守護神の好守が際立った前半となった。

スコアレスで折り返した後半は、雨脚が強まる中での戦いに。FC東京は佐藤選手や俵積田選手が果敢に縦パスやミドルシュートを試み、特に59分のマルセロ・ヒアン選手の抜け出しからの一撃は決定的だったが、再びGK早川選手が立ちはだかった。鹿島も途中投入の松村選手、田川選手が前線で起点を作り、流れを引き寄せていく。

そして試合が動いたのは81分。スローインから鈴木優磨選手が右サイドで時間を作り、精度の高いクロスを供給。これを田川選手が左足でダイレクトに叩き込み、アウェイの鹿島がついに先制。終盤、FC東京は野澤選手やバングーナガンデ選手を起点に攻め続けたが、鹿島守備陣が集中力を切らさずに対応し、0-1で試合終了。

鹿島は首位争いの中で貴重な勝点3を獲得し、公式戦4連勝を達成。一方のFC東京は内容では互角以上の戦いを見せながらも、ゴール前の決定力不足が響き、連勝が3でストップした。

これからに向けて

FC東京は敗れこそしたものの、試合全体を通じて主導権を握る時間が長く、特に攻撃面では多彩なパターンを披露した。長友選手やバングーナガンデ選手のサイド攻撃は鹿島守備陣を何度も揺さぶり、長倉選手やマルセロ・ヒアン選手も積極的にフィニッシュに絡んだ。シュート数18本、ゴール期待値1.77というデータは、攻撃がしっかり機能していた証拠だ。あとは決定機での精度と落ち着きが加われば、上位クラブ相手にも結果を残せるだろう。また、GKキム・スンギュ選手の好セーブや、守備陣の安定感も光った。次節以降、この攻撃姿勢を継続できれば再び連勝街道に戻る可能性は高い。

鹿島はアウェイの地でのタフな試合を、我慢強い守備と勝負強さで制した。序盤はFC東京の勢いに押されながらも、植田選手や鈴木選手を中心に最後の局面で体を張り、GK早川選手がビッグセーブを連発。後半は途中投入の田川選手と松村選手が流れを変え、限られたチャンスを確実に仕留める鹿島らしい勝ち方を見せた。決勝点は鈴木優磨選手の冷静なクロスと、田川選手の古巣相手への意地の一撃という、チーム全体の連動から生まれたもの。首位争いの中で価値ある勝利を収めたことは、チームの士気をさらに高めるだろう。守備と攻撃のバランスを維持できれば、シーズン終盤に向けて安定した戦いが期待できる。

SNSの反応

FC東京のサポーター反応
「内容では負けてなかったのに…決定力の差が出た」
「早川選手に全部止められた感じ」
「長友選手のクロスは素晴らしかった、あとは合わせるだけ」
「連勝止まったけど、このサッカーなら次に繋がる」
「スタジアムの雰囲気は最高だった」

鹿島アントラーズのサポーター反応
「田川選手、最高の古巣恩返し弾!」
「優磨選手のクロス、さすがの精度」
「守備陣が最後まで集中していたのが勝因」
「早川選手がMVP、神セーブ連発」
「アウェイで首位奪還、最高の週末!」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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