試合分析・戦評
J1第19節、豊田スタジアムにて行われた名古屋グランパスとアルビレックス新潟の一戦は、名古屋が3-0と快勝を収めた。名古屋は序盤から前線からの高いプレスを仕掛け、新潟のビルドアップを効果的に制限。ポゼッションではやや劣る時間もあったが、ボールを奪ってからの切り替えの速さが光った。
前半は名古屋が数多くのチャンスを作るも、新潟の守備と枠を捉えきれない場面が続き、スコアレスで折り返す。特にKユンカー選手、永井選手、佐藤選手らが決定機に絡みながらもネットを揺らせず、名古屋サポーターにとってはもどかしい展開となった。
後半に入り、交代出場の森島選手らが流れを活性化。すると後半10分、和泉選手がドリブルで相手陣を切り裂き、ついに右足で先制点を決める。この得点で名古屋がペースをさらに握るが、追加点には至らず。新潟も小見選手や奥村選手が反撃を試みるも、名古屋守備陣の堅実な対応とGKピサノ選手の好守に阻まれた。
迎えた終盤、後半45分に途中出場の菊地選手がミドルレンジから左足で鮮やかなコントロールショットを沈めると、直後の後半47分には山岸選手が左足で追加点。終わってみればシュート数20本、ゴール期待値2.34という内容にふさわしいスコアでの完勝だった。
一方の新潟は、主導権を握る時間帯も作ったが、最後の局面で決めきれず、守備面では交代選手の対応が遅れたことで終盤に連続失点。悔しさの残る結果となった。
これからに向けて
名古屋は今節も好調を維持し、これで6戦無敗。特に攻守の切り替えの速さと、後半に投入された選手の活躍が際立った。今後に向けては、早い時間での得点力と途中出場選手のインパクトが大きな武器となりそうだ。セットプレーからの精度をさらに高めれば、上位争いに加速できるはずだ。
新潟は結果こそ悔しい内容だったが、ポゼッションや途中の攻撃展開では明確な意図を持ち、特に小見選手の突破力は大きな収穫だった。交代選手の活用や守備の連携強化が今後の課題だが、持ち前のパスワークと若手選手の躍動を活かせれば巻き返しも期待できる。
SNSの反応
名古屋グランパスサポーター
「終盤の畳みかけ最高すぎた!菊地選手と山岸選手ナイスゴール!」
「ピサノ選手の安定感、見てて安心できる!」
「和泉選手の突破からの先制点、痺れた!」
「セットプレーのバリエーションが増えてきたのが嬉しい」
「今日の名古屋、攻守ともに連携バッチリだったね!」
アルビレックス新潟サポーター
「小見選手のキレは今日もすごかった。あとは決定力…!」
「藤原選手と奥村選手の連携に光を感じた」
「最後にやられたけど、内容は悪くなかった」
「ピサノ選手の好守にやられた…切り替えて次!」
「新戦力の稲村選手、悪くなかったと思う」