試合分析・戦評
J1第16節、ヨドコウ桜スタジアムにて行われたセレッソ大阪と横浜F・マリノスの一戦は、C大阪が1-0で勝利し、ホームでの3連勝を達成した。
試合は立ち上がりからC大阪が主導権を握り、テンポの良いワンタッチパスやサイド攻撃で横浜FMを押し込んでいく。特にLフェルナンデス選手は前線での起点となり、前半24分にはスルーパスからRハットン選手の決定機を演出。Rハットン選手は冷静にゴール右下に流し込み、C大阪が先制に成功した。
前半はC大阪が試合をコントロールし、ボール支配率でも上回る展開。Lフェルナンデス選手や奥田選手が左右からチャンスを作り続け、横浜FMにほとんどシュートチャンスを与えなかった。
しかし後半に入ると、横浜FMが積極的な交代策を講じてリズムを掴み始める。宮市選手、天野選手らが投入されると、マリノスの攻撃は一気にギアが上がる。特に終盤の猛攻は圧巻で、松原選手のシュートがポストに直撃するなど、決定機をいくつも演出。だがC大阪の守備陣、特に西尾選手や進藤選手の身体を張った対応が光り、ゴールラインを割らせなかった。
試合終盤にはVARの介入によって宮市選手のゴールが取り消される場面もあり、横浜FMとしては惜しい内容ではあったが、最後までネットを揺らすことはできなかった。
最終的にシュート数は横浜FMが上回った(16本 vs 14本)にもかかわらず、枠内シュートはわずか1本にとどまり、決定力不足が露呈した。一方のC大阪は、要所での集中力と堅守が勝因となり、貴重な勝点3を手にした。
今後
セレッソ大阪は、連戦が続く中でもスタメンを少し入れ替えながらもクオリティを保ち、3連勝を達成。特にLフェルナンデス選手の攻撃センスと献身性は際立ち、前線の推進力を支えていた。守備では西尾選手、進藤選手が最後まで集中を切らさず、試合を通して安定感のあるパフォーマンスを披露。チームとしての意思統一された守備と、攻守の切り替えの速さは今後の上位進出に向けた大きな武器となるだろう。次節以降もこの勢いを持続できれば、ACL圏内を現実のものにできる力を確実に備えている。
惜しくも得点には至らなかったものの、横浜F・マリノスの後半のパフォーマンスは見事だった。交代選手が躍動し、宮市選手や天野選手がテンポを生み出して多くのチャンスを作った点は評価に値する。特にゴール期待値(1.54)はC大阪を上回っており、あとはフィニッシュの精度と連携が噛み合えば勝利は近い。前節からの修正点が明確に見られ、今後の巻き返しに期待がかかる。次戦こそ勝点3を掴み、上位との差を縮めたい。
SNSの反応
📣🔴セレッソ大阪サポーター
「Lフェルナンデス選手、本当に頼りになる。攻守にわたって効いてた!」
「後半かなり押されたけど、守備陣が体張ってて泣けた」
「ヨドコウで3連勝とか最高すぎる!!」
「ハットン選手の冷静なフィニッシュ痺れた」
「香川選手の落ち着いたゲームコントロールも光ってた」
📣🔵横浜F・マリノスサポーター
「攻めてたのに…決めきれなかったのが悔しい」
「宮市選手、やっぱり流れ変える力あるな」
「天野選手のキック精度、やっぱりすごい」
「後半は完全に押してた、あとは結果だけ」
「守備も悪くなかったけど、VARに泣いたな…」