アクチュアリータイムって何?
「アクチュアリータイム(Actual Playing Time)」とは、
サッカーの試合で実際にボールが動いていた時間、つまり
「実際にプレーされていた正味の試合時間」
のことを指します。
通常、サッカーの試合は90分(+アディショナルタイム)で構成されていますが、
ファウル、ゴール、スローイン、ゴールキック、交代などでプレーが止まる時間が多く、
実はボールが動いているのは全体の約60〜65分ほどと言われています。
なぜ注目されているの?
この「アクチュアリータイム」が注目されるようになったきっかけは、
2022年のカタールW杯でした。
この大会から、FIFAは「試合中に止まった時間を正確に反映しよう」という方針を強化。
その結果、前半・後半ともにアディショナルタイムが10分前後になる試合が続出しました。
例:前半45分+10分、後半45分+13分=合計113分の試合も!
これにより「時間稼ぎがしにくくなった」「よりフェアな試合になった」と評価される一方、
「長すぎる」との声もあり、試合時間の在り方が議論されるようになったのです。
Jリーグでも取り入れられている!
Jリーグでも、2024年頃からアクチュアリータイムを意識した試合運営が進んでいます。
試合後に「実際のプレー時間○○分」と発表
実況や解説でも「アクチュアリータイム○○分」と言及
DAZNやSNSでの話題としても定着しつつあります
これにより、サポーターの間でも
「ボールが動いていた時間が短すぎる」
「〇〇選手の遅延行為がプレー時間を削っている」
といった新たな観戦視点が生まれています。
🔁 今後のサッカーは“プレー時間重視”に?
今後、FIFAや各リーグでは以下のような動きも予想されます。
⏱ アクチュアリータイム制導入(プレー時間制)
90分ではなく「ボールが動いていた時間=60分を完全に計測」するルールへの移行議論もあり。
⚖ フェアネスの向上
時間稼ぎの排除や、試合の透明性向上を目指す流れ。
📊 データとしての活用
チームごとの平均アクチュアリータイムや時間管理も分析材料に。
📝 まとめ|サッカーは“90分”じゃない?
「アクチュアリータイム」は、サッカーにおける“リアルな闘いの時間”を表す新しい視点。
試合観戦の楽しみ方が、これからさらに「データ × フェアネス」重視の時代へと進化しようとしています。
ぜひ次の観戦では「今日は何分プレーしてたかな?」と、
アクチュアリータイムを意識してみてください!