試合分析・戦評
J1第11節、ノエビアスタジアム神戸で行われた神戸と町田の一戦は、両チームの意地と戦術がぶつかり合う好ゲームとなった。ホームの神戸は、前線の大迫選手や佐々木選手をターゲットとしたロングボールを多用し、序盤から相手陣内への圧力を強める。対する町田もオセフン選手を起点とする縦への展開で応戦し、浮き球を多く使った空中戦が激しく展開された。
前半は互いにシュートチャンスを迎えるものの、両守備陣が粘り強く対応し、ゴールネットを揺らすには至らなかった。神戸は大迫選手と佐々木選手のコンビネーションからの突破や、広瀬選手・酒井選手ら両サイドバックからのクロスで攻め立てたが、町田のドレシェヴィッチ選手や谷選手の守備が立ちはだかる。一方の町田は相馬選手が高いドリブル成功率を見せ、藤尾選手へのスルーパスや自らのシュートで好機を演出するが、枠を捉えきれなかった。
後半に入ると、神戸が攻撃のテンポを上げ、素早くクロスを送り込むことで相手守備にプレッシャーをかける。その狙いが的中し、後半17分には相手のクリアミスからゴールが生まれ、神戸が待望の先制点を奪取。その後も町田の猛攻を前川選手が中心となってシャットアウトし、神戸が1-0で勝利。これにより神戸はリーグ戦3連勝を飾り、ホームでの戦いをさらに勢いづける結果となった。
試合全体では町田が14本のシュートを放ち、ゴール期待値でも上回ったものの、フィニッシュの精度と集中力で神戸が一枚上手だったといえる。両チームとも強度の高い守備と、縦への意識を持ったダイレクトな攻撃が印象的で、スタジアムに詰めかけた21,920人の観客を熱く沸かせた90分だった。
今後
神戸はこの試合で攻撃の切り替えの速さが光り、特に後半に見せたロングボールとクロスのタイミングは秀逸でした。井手口選手や扇原選手が攻守両面で奮闘し、守備面では前川選手が最後の砦としてチームを救いました。連勝によってチーム全体の自信も高まり、今後の上位進出に向けて大きなステップとなる試合でした。
町田は敗れこそしたものの、試合を通して高いプレッシャーと連動性のある攻撃を見せました。特に相馬選手の突破力とパス精度はチームの大きな武器であり、決定力さえ伴えば試合の流れを変えられる内容でした。ゴール期待値が高かったように、次戦以降での爆発が期待されます。
SNSの反応
ヴィッセル神戸サポーター
「井手口選手の運動量がすごかった!攻守の要だった」
「ホーム3連勝!やっぱりノエスタは強い」
「前川選手、今日も神セーブ連発で助かった!」
「佐々木選手のポジショニングが効いてた」
「大迫選手の献身性が光った試合!」
FC町田ゼルビアサポーター
「相馬選手が躍動してて希望が見えた!」
「内容は悪くなかっただけに、悔しい敗戦…」
「藤尾選手の飛び出し、もう少しで決まりそうだった」
「枠を捉えきれないのが課題…でも試合には夢中になった」
「谷選手のセーブは流石だった、次こそは!」