試合分析・戦評
J1第10節、アルビレックス新潟はホーム・デンカビッグスワンスタジアムに横浜FCを迎えた一戦。両チームとも前節で勝利を収めており、連勝を狙う中で迎えたこの試合は、互いに粘り強さが光る展開となった。
立ち上がりは横浜FCがアグレッシブな守備で主導権を握る。前半5分にはセットプレーからユーリララ選手や鈴木準選手が続けて枠内シュートを放つなど、新潟ゴールを脅かす場面も。しかし、谷口選手や稲村選手を中心とした新潟守備陣が粘り強く対応し、ゴールは許さない。
新潟は時間の経過とともにポゼッション率を高め、堀米選手や藤原選手の両サイドからの展開で押し返し始める。長谷川選手や谷口選手がゴールに迫る場面を作るが、相手GK市川選手の好セーブに阻まれ得点には至らず。前半のシュート数は新潟8本・横浜FC10本と互角ながら、スコアレスで折り返す。
後半に入っても両チームの守備意識は高く、決定的なチャンスは限られる。新潟は星選手や奥村選手らがドリブルで突破口を探るが、横浜FCの粘り強い守備に阻まれる。交代策で変化をつけたものの、最後までフィニッシュの精度を欠き、スコアは動かないままタイムアップ。
最終的なシュート数は両チーム12本ずつ、枠内シュートは2本ずつと完全な拮抗。ゴール期待値(xG)では新潟0.77、横浜FC1.88と、わずかに横浜FCが優勢だったものの、両守備陣の奮闘によってスコアレスドローとなった。
今後
アルビレックス新潟はこの試合ではポゼッション率で優位に立ち、堀米選手や藤原選手を起点とした左右の展開で主導権を握る場面も多く見られました。特に守備陣の集中力は見事で、ユーリララ選手らの鋭い攻撃を無失点で抑えた点は評価できます。今後は、フィニッシュの精度と決定力の向上が鍵となりますが、全体としての連携は成熟してきており、次節以降の勝利が期待されます。
横浜FCは高い位置からの積極的な守備やセットプレーからの攻撃など、アグレッシブな姿勢が随所に表れた好内容でした。福森選手のキック精度やルキアン選手のキープ力、途中出場の新井選手・櫻川選手の勢いなど、チーム全体で躍動感があり、勝点以上の収穫があったと言えるでしょう。惜しくもゴールには至りませんでしたが、今後の戦いにおいて大きな自信となる試合だったはずです。
SNSの反応
新潟サポーター
「谷口選手のスルーパス、完璧だった!決まっていればなあ…」
「稲村選手の安定感すごい。パス100本超えって地味にすごい」
「無失点はポジティブ。次はホームで勝ちたい!」
「星選手の左サイド突破、何度もチャンスになってたね」
「シュート数は互角、あとは決めきるだけ!」
横浜FCサポーター
「福森選手のCKからのチャンス多かった!あとは決めるだけ」
「新井選手と櫻川選手の投入で流れが変わったと思う」
「守備陣よく粘った!アウェイで勝点1は悪くない」
「ゴール期待値は勝ってたし、内容は良かった!」
「ルキアン選手の動きは効いてたな~次に期待!」