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2025年 第7節 福岡vs町田

試合前展望

好調を維持する両チームの一戦は、堅守速攻型のスタイルがぶつかる展開が予想された。

福岡は3-4-2-1で安定感ある守備からのカウンターを狙い、町田も同型の布陣で前線のオセフン選手や林選手らが鍵を握る。

先制点を奪ったチームが主導権を握る可能性が高い一戦となった。

前半

試合は町田ボールでキックオフ。立ち上がりは両チームがアグレッシブに攻め合い、特にサイドの攻防が激しかった。

先に試合を動かしたのは町田。前半10分、相馬選手の左CKに岡村選手が頭で合わせてゴール右下に決め、町田が先制。今季先制時の勝率80%を誇る町田にとって理想的な立ち上がりとなった。

しかし、福岡もすぐに反撃。22分、左サイドからの北島選手のクロスに安藤選手が頭で合わせてゴール。同点に追いついた。

その後も一進一退の攻防が続き、町田はオセフン選手や西村選手を中心にチャンスを作るも、福岡のGK村上選手が好セーブを見せ得点を許さない。一方の福岡はSザヘディ選手や藤本選手が前線で存在感を発揮。北島選手の惜しいシュートもあったが、町田GK谷選手の落ち着いた対応で阻まれる。

前半終了時点でシュート数は6本ずつ、枠内シュートも3本ずつ。ポゼッションでは町田が59%と上回ったが、両チームともに集中した守備と鋭いカウンターで持ち味を発揮。前半は1-1の同点で折り返した。

後半

後半は福岡のキックオフでスタート。序盤から福岡が勢いよく攻め込み、北島選手と見木選手の連携からシュートチャンスを作る。特に見木選手は積極的にミドルシュートを狙い、攻撃をけん引した。

後半20分、ついに福岡が勝ち越しに成功。左サイドからの攻撃で町田の選手が触れたボールがそのままゴールに吸い込まれる形でオウンゴールとなり、スコアは2-1に。福岡が逆転に成功した。

町田は失点後すぐに相馬選手を下げ藤尾選手を投入。攻撃のテコ入れを図る。すると後半39分、途中出場の仙頭選手がペナルティエリア中央でボールを受け、冷静に右足でゴール右下に決めて同点。采配が見事に的中し、町田が2-2と追いついた。

終盤は両チームともに勝ち越し点を狙って攻勢を強める。福岡は名古選手のCKや志知選手のクロスでゴールに迫り、町田は望月選手と桑山選手がサイドを攻略しようと試みるが、両チームともに守備陣が集中しており、スコアは動かず。後半アディショナルタイムにもお互いにゴール前のチャンスを迎えたが決定打には至らず、2-2の引き分けで試合終了となった。

総括

この試合は、両チームの特徴が随所に現れた好ゲームとなった。福岡は前線のSザヘディ選手を中心とした攻撃と堅守を軸に、少ないチャンスを確実に生かす効率的なサッカーを展開。一方の町田はポゼッションとサイドからの崩しを武器に、試合を通じて主導権を握る時間帯が長かった。

シュート数では福岡12本、町田11本と拮抗。枠内シュート数は福岡5本、町田4本、ゴール期待値(xG)も福岡1.05、町田1.18と非常に僅差で、まさに互角の戦いだったといえる。

町田の岡村選手や林選手は空中戦や前線での起点として存在感を発揮し、特に仙頭選手の同点ゴールは見事なフィニッシュだった。福岡では北島選手や紺野選手がサイドからの攻撃を牽引し、見木選手や松岡選手のミドルも迫力があった。

互いに交代選手がインパクトを与えたことも印象的で、両監督の采配の妙が試合を面白くした要因でもある。

結果は2-2のドローとなったが、内容としては非常に見応えがあり、両チームともに今後の戦いに期待が持てる試合だった。

今後

アビスパ福岡は、勝ち越しゴールを生んだ攻撃の鋭さと、試合終盤まで集中力を切らさない守備が光った。特に北島選手や紺野選手がサイドから起点を作る場面が多く、攻撃の幅が広がっている。見木選手の積極性も含め、今後さらなる連携の精度が高まれば、上位進出が現実的な目標となるはずだ。今回の引き分けを前向きにとらえ、自信につなげてほしい。

FC町田ゼルビアは、豊富な運動量とボール保持力、そして途中交代選手の活躍が光った。特に仙頭選手の同点弾は、チームにとって大きな意味を持つ一撃だった。中盤の支配力やサイドの崩しも機能しており、チームとしての完成度が高まっている印象を受けた。この試合の粘り強さと総合力を今後の試合に活かせば、さらなる躍進も期待できる。

SNSでの反応

アビスパ福岡
・試合前の熱気あふれる応援。サポーターから熱いエールが送られ、チームへの期待と一体感が高まっていました。
・選手の奮闘を称賛。試合後、多くのサポーターが選手たちの全力プレーを称え、特に同点に追いつくゴールを決めた安藤智哉選手の活躍に対して、称賛の声が多数寄せらた。
・今後の試合への期待。引き分けという結果にも関わらず、サポーターからは「次こそ勝利を!」といった前向きなコメントが多く見られ、チームへの変わらぬ支持と期待が感じられた。

FC町田ゼルビア
・前寛之選手の古巣への挨拶。試合後、前寛之選手が古巣である福岡のサポーターへ挨拶に向かう姿が感動を呼び、両チームのサポーターから温かい拍手が送られた。
・仙頭啓矢選手の同点ゴールを称賛。試合終盤に同点ゴールを決めた仙頭啓矢選手の活躍に、多くのサポーターが歓喜し、彼の決定力と冷静さを高く評価するコメントが多数見られました。
・チームの粘り強さを評価。アウェイでの厳しい試合展開の中、最後まで諦めずに戦い抜いたチームの姿勢に対し、サポーターからは「この粘り強さが今後の勝利につながる!」といった前向きな声が上がっていました。

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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