📝試合分析・戦評
日立台を雨が覆う中、J1百年構想リーグEAST第13節、柏レイソルとFC東京が激突。首位・鹿島アントラーズがこの日東京Vに敗れたことで、勝点差を縮める絶好のチャンスを迎えたFC東京は、直近2連勝・合計8得点という好調の波に乗ったまま敵地に乗り込んだ。
柏は主力の小泉佳穂選手・久保藤次郎選手が出場停止という大きな痛手を抱えながらのスタート。スタメンを3人変更し、杉岡大暉選手・小見洋太選手・瀬川祐輔選手を先発起用する布陣で4連敗脱出に挑んだ。
試合は序盤から両チームが激しいプレスで主導権を争う展開。前半のゴール期待値(xG)は柏0.03に対しFC東京0.30と、アウェイチームが質の高いチャンスを量産した。特に前半18分、マルセロ・ヒアン選手と佐藤龍之介選手のパス交換でGK永井堅梧選手が顔面で防いだ場面はハイライトのひとつ。柏もシュートまで持ち込むものの、ラストパスの精度やフィニッシュの質で差が出た。
均衡が破れたのは前半43分。自陣でボールを受けたマルセロ・ヒアン選手がペナルティエリア手前まで持ち上がり、遠藤渓太選手へのラストパス。遠藤渓太選手がファーサイドへ狙い澄ましたシュートをゴール右下に沈め、FC東京が先制した。ロスタイムにも遠藤渓太選手がヘディングで追加点を狙うなど、前半をFC東京がリードして折り返す。
後半から柏は垣田裕暉選手・原川力選手を投入し、前線からの圧力を強める。後半13分には中川敦瑛選手の強烈なミドルをGKキム・スンギュ選手がセーブ。柏が再三ゴールに迫るも、後半15分にFC東京はカウンターから佐藤龍之介選手がファーへ流し込み追加点。0-2となった直後、柏は杉岡大暉選手をアクシデントで交代する苦しい状況に追い込まれた。
それでも柏は後半27分、セットプレーのこぼれ球を中川敦瑛選手が右足ミドルでゴール左下へ沈め1点差に迫る。スタジアムが一気に盛り上がり反撃ムードが漂ったが、終了間際の後半42分、途中出場の野澤零温選手がペナルティエリア内で倒されPKを獲得。これを佐藤龍之介選手がプロ初の1試合2得点目となる右足でゴール右上に叩き込み、スコアは1-3。試合はそのまま終了し、柏は痛恨の4連敗を喫した。
FC東京はゴール期待値2.09という圧倒的な数字が示す通り、試合全体を通じてシュートの質と量ともに柏を凌駕。佐藤龍之介選手がプロ初の1試合2ゴールを記録するなど、若手の成長と攻撃陣の充実が際立った一戦となった。柏は小泉佳穂選手・久保藤次郎選手の不在が重く響き、ラストパスのクオリティとゴール前での決定力に課題が残る結果となった。
今後の展望
💛 柏レイソル
4連敗という数字は重い。しかし、この試合の柏を見ていると、負け続けているチームには到底見えなかった。シュート13本・枠内5本、後半はポゼッション60%と明確に相手を押し込む時間帯もあった。中川敦瑛選手のミドルは気持ちが凝縮された一撃だったし、垣田裕暉選手・大久保智明選手・汰木康也選手といった夏の補強組が最後まで全力を出し尽くす姿勢は本物だ。
最大の明るいニュースは、来季のACLEへの出場がほぼ確実となった点だ。リカルド・ロドリゲス監督は「誰もが参加したいと願う大会に出場できるのは誇らしい」と語っており、今季残り試合は来季の大舞台に向けた底上げと若手育成の絶好の機会でもある。小泉佳穂選手・久保藤次郎選手が復帰すれば攻撃の形が大きく変わることは間違いない。雨の中最後まで鼓舞し続けた13,073人のサポーターと一緒に、必ず連敗を止めてみせてくれるはずだ。諦めない黄色の魂で前へ!
💙 FC東京
3連勝、3試合連続3得点以上という驚異的な勝ち方でFC東京は首位・鹿島との勝点差を「3」にまで縮めた。この試合の最大のトピックは佐藤龍之介選手のプロ初1試合2得点だろう。左足でのゴールは「絵が見えていた」と語り、PKも「蹴らせてくれ」と自ら志願して決め切った。若い才能が覚醒しつつある瞬間を目撃できた感覚がある。
遠藤渓太選手も「結果を出さないと自分も生き残れない」と若手への危機感をモチベーションに先制弾。23歳コンビの稲村隼翔選手・大森理生選手が守備ラインを統率し、マルセロ・ヒアン選手が攻撃をオーガナイズする。キャプテン・室屋成選手のリーダーシップのもと、チームに確かな「勝ちパターン」が生まれている。雨の中、アウェイから大声援を送り続けた青赤ファミリーとともに、いよいよ優勝争いの主役へと躍り出る時が来た!
📱 試合後のサポーターの反応
💛 柏レイソルサポーターの声
📱 4連敗は本当につらいけど、雨の中最後まで諦めずに声を出し続けたサポーター、選手も含めて誇らしい。中川選手のミドルには鳥肌が立った。負けても日立台に来てよかったと思えた。
📱 小泉選手・久保選手の出停が痛すぎた。この2人がいればまた違う展開になったはず。次節は絶対に揃えて連敗ストップしよう。チームへの期待は変わらない!
📱 ACLEへの出場がほぼ決まったのはポジティブなニュース!来季はアジアで戦う柏レイソルが見られる。今季の苦しさが来季の糧になると信じたい。
📱 中川選手が今季初ゴール……あのミドルはほんとに見事だった。1点差に迫った瞬間はスタジアム全体が揺れた。ああいうシーンをまた見たい!細谷選手もコンディション上げてきてほしい。
📱 ロドリゲス監督が「負けにふさわしい試合ではなかった」と言ってくれた。確かに内容は悪くなかった。でも結果を出さないといけないのも事実。残り試合、若手も含めてチーム力を上げてほしい。
💙 FC東京サポーターの声
📱 佐藤龍之介選手のプロ初1試合2ゴール、もう最高!「蹴らせてくれ」って自分でPKを志願したのがまたカッコいい。次世代のエース誕生の瞬間を見た気がする!!
📱 鹿島との勝点差が3になったの、信じられない。今日の勝点3の意味がものすごく大きい。アウェイまで来た甲斐があった。残り試合も全部ついていくぞ!
📱 遠藤渓太選手の先制ゴールは技術と気持ちが全部詰まってた。「結果を出さないと生き残れない」と言ってた通り結果で示してくれた。ベテランも若手もみんなが本気の東京が好きだ。
📱 稲村選手と大森選手の23歳CBコンビが安定しすぎてる。室屋選手キャプテンのリーダーシップも含めて、今の東京は守備が本当に頼もしい。GKスンギュ選手のセーブも光った。
📱 ウォーミングアップから大声援で後押しできた!選手たちも「サポーターとの一体感が原動力」と言ってくれている。この雰囲気のまま首位・鹿島との直接対決まで突き進もう!
