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2025年 第3節 福岡vs川崎

試合前展望

2025年2月26日、J1リーグ第3節「アビスパ福岡 vs 川崎フロンターレ」の一戦がベスト電器スタジアムで行われる。

過去の対戦成績では川崎フロンターレが圧倒的に優勢(20勝2分7敗)であり、アウェイ戦とはいえ優位な立場にある。しかし、福岡はホームでの堅守速攻が武器であり、セットプレーやカウンターで得点を狙う展開が予想される。

福岡は3-4-2-1、川崎Fは4-2-3-1の布陣を採用し、それぞれの強みを活かした試合展開になるだろう。

前半

試合は福岡のキックオフでスタート。序盤から川崎Fがボールを保持し、主導権を握る展開となった。前半4分、川崎Fの山本選手がペナルティエリア手前からシュートを放つが、枠を外れる。前半5分には家長選手がこぼれ球を拾いシュートを放つも、ゴールポストに阻まれる。

一方の福岡は、カウンターを狙うも決定的な形を作れない時間が続いた。しかし、前半15分に福岡が試合を動かす。N・ベンカリファ選手がペナルティエリア右からのシュートを冷静に決め、福岡が1-0とリードを奪う。

川崎Fは攻撃のギアを上げ、前半23分にはマルシーニョ選手がペナルティエリア内から脇坂選手にパス。脇坂選手がシュートを放つが枠を外れる。前半30分を過ぎても川崎Fのボール保持率は67%に達していたが、福岡の守備陣が集中を切らさず耐え続ける。

しかし、前半42分に川崎Fがセットプレーから同点弾を決める。三浦選手のFKに家長選手が頭で合わせ、ゴール左下に沈めた。この得点で1-1の同点となり、試合の流れが変わった。

その後も川崎Fは攻撃を続けたが、福岡の堅守を崩し切れず、前半は1-1で終了。

後半

後半開始直後、福岡はN・ベンカリファ選手を下げ、岩崎選手を投入。川崎Fは変わらず攻勢を強める。

後半4分、家長選手がペナルティエリア手前から枠内シュートを放つが、GK小畑選手がファインセーブ。さらに後半5分、山本選手のCKが川崎Fの攻撃を演出するが、福岡の守備陣が懸命にクリア。

後半15分、福岡の紺野選手がペナルティエリア右から鋭いシュートを放つが、GK山口選手に阻まれる。ここまでのポゼッションは福岡が51%とやや押し返していたが、依然として川崎Fが試合の主導権を握る。

後半20分には、福岡がこの試合初のCKを獲得。混戦の中、田代選手がシュートを放つが枠を外れる。一方、川崎Fも攻撃の手を緩めず、後半28分には佐々木選手のクロスからエリソン選手がヘディングシュート。しかし、GK小畑選手が再びセーブ。

試合終盤、川崎Fがついに勝ち越し点を奪う。後半40分、伊藤選手の右サイドからのクロスをエリソン選手が完璧なヘディングでゴール右下に決め、川崎Fが2-1と逆転に成功。

その後も福岡は猛攻を仕掛けるが、川崎Fの守備陣が集中を保ち、スコアは動かず試合終了。川崎Fが2-1で勝利を収めた。

総括

この試合は、序盤から川崎Fがボールを支配しながらも、福岡がカウンターとセットプレーで応戦する展開となった。福岡は前半にN・ベンカリファ選手のゴールで先制したが、前半終了間際に家長選手が同点弾を決め、試合の流れが変わった。

後半に入ると、福岡は前線の活性化を狙い岩崎選手を投入し、一時はポゼッションを盛り返したものの、決定力に欠けた。一方で、川崎Fは終盤に伊藤選手のクロスからエリソン選手がヘディングで勝ち越し弾を決め、逆転勝利を飾った。

最終的に川崎Fのポゼッション率は60%以上を記録し、攻撃的な試合運びを展開。福岡も12本のシュートを放ち、カウンターとセットプレーの強みを発揮したが、一歩及ばなかった。

今後

福岡はこの試合、強敵川崎Fを相手に持ち味の堅守速攻をしっかりと見せた。特にセットプレーの精度は高く、得点の可能性を多く作り出した点は今後の大きな武器になる。新戦力のN・ベンカリファ選手もゴールという結果を残し、チームに勢いをもたらした。次節以降も組織的な守備とカウンターの精度をさらに向上させれば、上位争いも視野に入るだろう。

川崎Fは持ち前のポゼッションとパスワークで試合を支配し、最終的には勝利を収めた。特に家長選手とエリソン選手の活躍が光り、終盤の勝負強さを示した点はポジティブだ。ボール支配率の高さを維持しながらも、より決定力を高めることで、今後のリーグ戦でも安定した戦績を残せるだろう。

両チームともに多くの課題と収穫を得た試合となったが、今後のシーズンを戦う上で大きな糧となる一戦であった。

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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