試合分析・戦評
三協フロンテア柏スタジアムに13,643人が集った第2節。
立ち上がりから主導権を握ったのは柏だった。
柏レイソルは3-4-2-1で前線から強度の高いプレスを敢行。山之内佑成選手、小泉佳穂選手、瀬川祐輔選手らが相手最終ラインへ圧力をかけ、高い位置でボールを奪う形を何度も作る。前半のポゼッションはほぼ互角ながら、シュート数、ゴール期待値ともに柏が上回り、内容面では明確な優位を築いた。
前半33分、小泉佳穂選手が相手のミスを突いて冷静に左足で決め先制。柏の狙い通りの“前から奪って仕留める”形だった。
しかし後半、流れは静かに変わる。
東京ヴェルディは山見大登選手、福田湧矢選手らを投入し、推進力を加速。63分、山見大登選手のFKに染野唯月選手が頭で合わせ同点。セットプレーという一瞬の隙を逃さなかった。
柏は山之内佑成選手のクロスバー直撃、小見洋太選手のポスト直撃と決定機を作るが、ゴールは遠い。xG1.42という数字が示す通り、内容では上回りながらも決め切れなかった。
そして後半アディショナルタイム。
福田湧矢選手がミドルを突き刺し逆転。途中出場の選手たちが試合を動かした。原田亘選手の退場も重なり、柏は反撃の手を失った。
最終スコア1-2。
支配と効率、90分の物語は“決定力”という言葉に収束した。
これからに向けて
◆ 柏レイソル
内容は悲観するものではない。
前線からの守備強度、山之内佑成選手の縦への推進、小見洋太選手のドリブル成功数5回は大きな武器だ。小泉佳穂選手の決定力も証明された。
課題は「仕留め切る精度」と「試合終盤のマネジメント」。
チャンスは十分創出できている。xGが示す通り、あと一歩の質が整えば勝点は必ず積み上がる。
永井堅梧選手の安定感、野田裕喜選手のポゼッション関与など、土台は築かれている。
この内容を続ければ、勝利は遅れてやってくるのではなく、積み上げの必然として訪れる。
◆ 東京ヴェルディ
試合巧者という言葉がふさわしい。
押し込まれながらも耐え、交代策で流れを変えた采配と選手層の厚みは今季の武器だ。
山見大登選手の復帰即アシスト、福田湧矢選手の決勝弾。途中出場選手が試合を決めるのはチーム状態の良さの証明である。染野唯月選手の得点感覚も光る。
ポゼッションで劣勢でも、要所を締め、セットプレーで仕留める。
首位に立った背景には、したたかな勝負強さがある。
SNSの反応
◆ 柏サポーター
「内容は完全に上回っていたのに悔しい」
「決定機を決め切れないのが課題」
「小泉佳穂選手のゴールはさすが」
「山之内佑成選手の成長を感じた」
「次こそホームで勝点3を」
◆ 東京Vサポーター
「途中出場組が神すぎる」
「山見大登選手おかえり!」
「福田湧矢選手のミドルが最高」
「首位きた!」
「内容以上に勝ち切れる強さがある」
