試合分析・戦評
IAIスタジアム日本平で行われた地域リーグ第2節。
ホーム開幕戦となった清水は、4-1-2-3の布陣でスタート。小塚選手、千葉選手を先発起用し、インサイドハーフの推進力を強めた構成で臨んだ。一方の京都も同じく4-1-2-3。須貝選手、平岡選手を起用し、機動力を前面に出す布陣で挑んだ。
立ち上がりは京都の奇襲。Rエリアス選手のパスからMトゥーリオ選手がミドルを放ち、ポスト直撃。だがその後は清水が流れを掌握する。北川選手のクロスを軸に、オセフン選手、千葉選手、住吉選手が次々とゴールへ迫る。前半のゴール期待値は清水0.72、京都0.30と、内容面では清水優勢だった。
後半開始直後、試合が動く。小塚選手が右ポケットへ侵入しクロス。これが相手に当たりオウンゴールとなり、清水が先制。設計された右サイド攻略が結実した瞬間だった。
その後も清水はカピシャーバ選手、北川選手を中心に追加点を狙う。住吉選手のヘディング弾はVARで取り消しとなるなど、あと一歩で試合を決めきれない展開が続く。
時間経過とともに京都が圧力を強める。米本選手、奥川選手らの投入でテンポを上げ、90+12分、本田選手のプレスからRエリアス選手が決定機を仕留め同点。試合は1-1でPK戦へ。
PKでは太田選手が高橋利選手、カピシャーバ選手のキックをストップ。京都がPK3-1で制し、勝点2を獲得。清水は勝点1にとどまった。
スタッツはシュート数12対10、xG1.45対0.64。内容では清水が上回りながら、勝負強さと終盤の集中力で京都が上回った一戦だった。
これからに向けて
清水は確実にチームの形が見えている。右サイドの連動、オセフン選手のポストプレー、北川選手のクロス精度。崩しの再現性は高い。ゴール期待値1.45はその証明だ。
課題は試合を「締める」強度。リード後のゲームマネジメント、交代カードの使い方、終盤のラインコントロール。この部分が整えば、勝点は自然と積み上がる。
特に小塚選手と千葉選手の運動量はポジティブ材料。若さと推進力は今後の武器になる。内容は悲観するものではない。むしろ積み上げが感じられる敗戦だ。
次節こそ、内容を勝利に結びつけたい。
京都の強みは「折れない構造」。終盤まで走力を保ち、交代選手が流れを変えた。米本選手、奥川選手の投入は試合のテンポを明確に引き上げた。
Rエリアス選手は勝負所で仕事をする存在。わずか1本の枠内シュートをゴールに変える決定力は大きな武器だ。守備陣も太田選手を中心に粘り強さを発揮した。
内容では押される時間帯もあったが、勝点2を持ち帰る勝負強さはリーグ戦を戦う上で重要な資質。攻撃の精度がさらに上がれば、より主導権を握れるチームへ進化するはずだ。
SNSの反応
◆清水サポーター
・「内容は完全に勝っていた…悔しい」
・「北川選手のクロスは武器になる」
・「VARの時間が長すぎる」
・「太田選手が当たりすぎ」
・「でもチームの方向性は見えた」
◆京都サポーター
・「Rエリアス選手さすが」
・「最後まで走ったのが報われた」
・「太田選手がヒーロー」
・「苦しい展開で勝点2は大きい」
・「交代策が的中」
