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2025年 第36節 鹿島vs横浜FC

試合分析・戦評

鹿島アントラーズが横浜FCをホームで2-1と下し、優勝争いに踏みとどまった一戦。互いに「勝利が必須」という状況で始まったゲームは、序盤から緊張感のある展開となった。鹿島はボールを保持しながら主導権を握ろうと試みたが、横浜FCの5バック気味の守備ブロックを前に決定機を作れず、前半はスコアレスで折り返した。

後半に入ると鹿島のギアが上がる。右サイドに投入された濃野選手が積極的に前進し、松村優太選手や小川諒也選手との連携でサイド攻撃に厚みをもたらした。そして後半17分、田川亨介選手が反転から絶妙なパスを送り、レオ セアラ選手が冷静に右足でゴール右上へ突き刺す。これが鹿島に待望の先制点となった。さらに3分後のCKでは、小川選手の正確なキックを知念慶選手が頭で合わせ、わずか3分間で2得点と試合を決定づけた。

一方の横浜FCも意地を見せる。後半22分、途中出場のルキアン選手が折り返し、ンドカ ボニフェイス選手が渾身のヘディングで1点を返した。その後も山根永遠選手や遠藤渓太選手を投入し、サイドからのクロスで攻勢を強めたが、鹿島の守備陣が体を張ってブロック。植田直通選手とキムテヒョン選手の空中戦での強さが光った。

試合終盤にはVARで一時騒然とする場面もあったが、鹿島は冷静に試合を締めくくり、ホームの大観衆(34,873人)とともに勝利を分かち合った。横浜FCは内容面で粘り強さを見せながらも、残留争いにおいて痛い黒星となった。

これからに向けて

🔴 鹿島はプレッシングの強度、攻守の切り替え、セットプレーの精度という三拍子が揃った理想的な勝利だった。特にレオ セアラ選手と知念慶選手という「得点源」がともにゴールを挙げたことは、チーム全体の士気を高める結果となった。松村優太選手や田川亨介選手がサイドで仕掛けるたびにスタジアムが沸き、攻撃のリズムが生まれていたのも印象的だ。守備面では植田直通選手のリーダーシップが際立ち、空中戦と1対1の対応で圧倒。早川友基選手の安定した判断も含め、守備陣の成熟度を感じさせた。
この試合で勝率85%を誇る「先制試合の強さ」を再び証明し、9年ぶりのタイトル奪還へと前進した鹿島。鬼木達監督の采配も的確で、交代選手を適所に投入しながら試合の流れをコントロールした。残り2試合、チーム全体が一体となって頂点を目指す姿勢が強く感じられる試合だった。

🔵 横浜FCはスコアこそ敗れたが、組織的な守備と反発力は評価できる内容だった。特に前半はライン間の距離をコンパクトに保ち、鹿島のビルドアップを制限。山根永遠選手とユーリ・ララ選手の右サイド連携からは、鋭いカウンターの形を何度も作り出した。後半に失点しても集中を切らさず、ルキアン選手とンドカ選手の投入で流れを変えた判断は見事。実際に1点を返した場面は、諦めないチームスピリットの象徴だった。
今後に向けては、この粘り強さを保ちながらも、攻撃面でのラストパス精度とクロスの質を上げていけるかが鍵となる。選手たちのハードワークが報われる試合も近いだろう。厳しい残留争いの中でも、チーム全員が前を向いて戦っている点は、横浜FCの誇りである。

SNSの反応

💬 鹿島アントラーズサポーター
「やっぱり鹿島の勝負強さは本物!レオセアラ選手が頼もしい!」
「知念選手のヘッド完璧すぎる!セットプレーの練度が高い」
「鬼木監督の采配がズバリ。後半の流れを完全に掴んだ」
「田川選手が前線で効いてた。攻守に走りきる姿勢に拍手」
「VARの騒動もあったけど、最後まで集中を切らさなかったのがさすが鹿島」

💬 横浜FCサポーター
「負けたけど、最後まで諦めない姿勢は誇らしい」
「ルキアン選手の存在感がやっぱり違う」
「ンドカ選手のゴールで希望が見えた!」
「山根選手とユーリ・ララ選手の右サイドは可能性を感じた」
「この戦い方を続ければ、残留もまだ諦められない!」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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