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2025年 第35節 京都vs鹿島

試合分析・戦評

10月25日、京都サンガF.C.(以下「京都」)はホームのサンガスタジアム by KYOCERAで、鹿島アントラーズ(以下「鹿島」)と、明治安田J1リーグ第35節を戦った。試合は前半36分に京都のFW マルコ トゥーリオ選手がカウンターから技ありゴールを決め、京都が先制。後半に入って鹿島が攻勢を強めたものの、結局1-0で京都が勝利を収めた。

立ち上がりから京都は高い位置からのプレスを敢行。鹿島は中盤でのボール保持から攻めようとするが、京都のラインと選手間の距離に手を焼いた。鹿島のMF エウベル選手が19分に鋭いシュートを放つなど見せ場を作ったが、GK 太田 岳志選手の好守もあってゴールには至らず。
一方で京都はカウンターの場面で効果的な動きを見せ、36分にトゥーリオ選手が相手の意表を突くゴールを奪取。これが決勝点となった。前半を終えて京都が1-0のリードで折り返した。

後半に入った鹿島は監督交代もあり、攻勢に転じる。前線に攻撃的カードを次々に投入し、セカンドボールへの対応、サイドからの仕掛けなどを改善。とはいえ、京都も守備時の整備を整え、特に太田選手の安定したセービングが試合を締めた。鹿島はシュート数では鹿島8本に対して京都9本と互角以上の数字を記録。
しかしながら、決定機を活かし切れず、京都のゴール前での対応の速さと切り替えの早さが勝敗を分ける形となった。京都が守備から攻撃へ転じる瞬間の鋭さと、鹿島が主導権を握った際の「もう一歩」の精度の差が明確に出た。

この一戦は、京都が守備組織をベースにカウンターから決勝点を奪った戦いといえる。鹿島も攻撃の姿勢を示し、シュート数・攻勢の時間帯ともに優位を感じさせたが、決定機を欠き、ボールを握る時間が長くても結果に結びつかなかった。京都は選手交代や守備ブロックの切り替えで流れを維持し、鹿島は後半の攻撃力投入で流れを作ったが、終盤のプレッシャーに屈した。
この勝利により京都はシーズン終盤に向けて勢いをつけるとともに、ホームでの“勝ち切る力”を改めて示した。鹿島は攻撃的な姿勢を貫いたものの、守備の脆さや決定機への精度で今後の改善点が浮き彫りとなった。

これからに向けて

京都はこの試合で、守備から攻撃への切り替えという基本戦術を見事に体現しました。特にトゥーリオ選手の先制ゴールは、相手の守備意識を揺さぶるカウンターの典型であり、京都の“速さ”と“意図”が融合した形となりました。守備ラインを高く保ちつつも、相手の攻撃に対して選手たちが的確にポジションを取り直す姿は、今季における成長の証と言えます。GK太田選手の安定感もチームに安心感を与え、終盤の落ち着きも勝利を呼び込みました。今後は、この試合で見せた“勝ち切る”ための戦い方をホームだけでなくアウェイでも発揮できれば、残り試合においてさらなる躍進が見込まれます。選手・スタッフが一致団結し、「勝利の継続」という波を起こせるかがポイントです。特に守備からのカウンター、攻守の切り替え、本日のような集中力を続けることで、京都は残りシーズンを向上の機会と捉えることができます。

鹿島はこの試合で攻撃に対する意志を明確に示しました。後半に攻勢を強め、サイドやセカンドボールへの反応を速める攻撃的なカード投入は、勝ちに向かう姿勢として評価できます。選手たちは守備に追われながらも、ボールを握り、シュートまで持ち込む場面を作りました。シュート数で京都を上回らなかったとはいえ、主導権を握る時間帯が増えたことはポジティブに捉えられます。今後の焦点は、「攻めるだけ」で終わらず、最後の精度、ゴール前での判断、守備から攻撃への切り替えの速さをさらに磨くことです。選手・スタッフがこの試合の敗因を冷静に分析し、“攻撃の質と守備の持続”という二刀流を両立できれば、鹿島は依然として上位争いを担える力を持っています。敗戦を次の勝利の糧とし、選手それぞれが今の課題を個人・チームで克服できれば、後半戦の巻き返しも十分に可能です。

SNSの反応

京都サンガF.C.サポーター
「今日の勝利、サンガらしい守備からの速攻がハマった!」
「太田選手のセーブ連発で勝ち点3獲得。頼もしい!」
「トゥーリオ選手のゴールが試合を動かした。あの瞬間に騒いだ!」
「ホームでの勝ち切り、残り試合に向けて弾みがついたね」
「今日のプレスと切り替え、首位相手に立ち向かえるチームだと感じた」

鹿島アントラーズサポーター
「攻め続けたが、ゴールが遠かった。次こそ決めてほしい」
「この試合、攻撃の意図は見えた。だけど最後の精度が…」
「アウェイでも声援が大きくて、選手たちも応えていたと思う」
「守備のところで少し綻びが出た。改善点がまた浮き彫りに」
「この敗戦を無駄にせず、次節へ向けて気持ち切り替えて」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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