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2025年 第32節 東京Vvs浦和

試合分析・戦評

味の素スタジアムで行われたJ1第32節、東京ヴェルディと浦和レッズの一戦は、互いに決定機を作りながらもスコアレスドローに終わった。序盤から試合を支配したのは浦和で、マテウス サヴィオ選手や金子 拓郎選手が積極的にゴールを狙い、松尾 佑介選手のシュートがクロスバーを叩く場面もあった。ボールポゼッションも浦和が6割を超え、攻撃の主導権を握ったが、東京Vは粘り強い守備とGKマテウス選手の好守で失点を許さなかった。

東京Vは守備の時間が長くなる展開の中でも、カウンターやセットプレーで見せ場を作った。前半には齋藤 功佑選手が思い切りよくシュートを放ち、後半には新井 悠太選手のクロスから福田 湧矢選手がヘディングを狙うなど、わずかながらも得点機を演出した。ただし最後まで枠内シュートはわずか2本にとどまり、攻撃面の迫力不足は否めなかった。

一方の浦和は後半も攻勢を強め、サミュエル グスタフソン選手や渡邊 凌磨選手がゴールに迫ったが、東京Vの守備陣にことごとくブロックされる。早川 隼平選手や関根 貴大選手も終盤に決定機を演出したが、最後のところで東京Vの集中力を崩せなかった。最終的にシュート数は浦和が14本、東京Vが11本、ゴール期待値(xG)は浦和が1.79に対して東京Vが0.71と、浦和の優位は数字にも表れていた。

しかし結果としては両チームともゴールを奪えず、0-0の引き分け。浦和は3試合連続ノーゴールと得点力不足が深刻化し、上位進出に向けて課題を残す結果となった。一方の東京Vは前節の大敗から立ち直り、強豪相手に無失点で勝点1を得たことは残留争いを考えれば大きな意味を持つ。両チームにとって勝利が欲しかった一戦は、互いの課題と収穫を示す結果となった。

これからに向けて

東京Vにとってこの試合は、強豪浦和相手に無失点で乗り切ったこと自体が大きな成果だ。前節で神戸に大敗を喫した直後という状況を考えれば、チーム全体の守備意識と集中力を取り戻したことはポジティブに捉えられる。特にGKマテウス選手のセーブ、DF林 尚輝選手や森田 晃樹選手の献身的なブロックは、チームの士気を大きく高めただろう。攻撃面では齋藤 功佑選手や新井 悠太選手が積極的に仕掛け、福田 湧矢選手や染野 唯月選手がゴール前で存在感を発揮した。得点にはつながらなかったものの、少ないチャンスを確実に形にしようとする姿勢は評価できる。残留争いの中で勝点1を積み上げられたことは、次節以降に弾みをつけるはずだ。今後は守備の堅さをベースに、攻撃の決定力をどう補うかが鍵になるだろう。

浦和にとっては内容的に勝利に値する試合でありながら、最後までゴールが奪えなかったことは悔やまれる。しかし前向きに見るならば、攻撃の形自体は数多く作れており、ゴールまであと一歩というところまで迫っていた。松尾 佑介選手の積極的な動き出しや、金子 拓郎選手のサイド突破、マテウス サヴィオ選手の仕掛けなど、多様な攻撃オプションが見えてきたのは収穫だ。守備面でも無失点に抑えたことはプラス材料であり、試合全体を通じて相手に多くの決定機を与えなかったのは評価できる。勝点3を逃したことは痛いが、次節以降に向けて得点力不足さえ解消できれば、チームの完成度は確実に高まっていく。ゴール前での冷静さと決定力が戻れば、上位争いへの復帰は十分に可能だろう。

SNSの反応

東京ヴェルディサポーター
「強豪相手にクリーンシート!勝点1でも価値あるドロー」
「マテウス選手のスーパーセーブに助けられた試合だった」
「齋藤選手の100試合出場を無失点で飾れて良かった」
「守備は安定してきたけど、やっぱり得点力不足が課題」
「残留に向けて大きな勝点。次節も粘り強く戦おう」

浦和レッズサポーター
「内容的には勝ってたのに…決め切れないのがもどかしい」
「松尾選手の動きは良かったけど、最後の精度が足りない」
「無得点が続いてるのはさすがに心配」
「守備は安定してるし、チャンスは作れてる。あとはゴールだけ」
「上位を狙うなら、次節は必ず勝ち切ってほしい」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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