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2025年 第31節 新潟vs名古屋

試合分析・戦評

J1第31節、デンカビッグスワンスタジアムで行われたアルビレックス新潟対名古屋グランパスの一戦は、0-0のスコアレスドローに終わった。残留に向けて勝点3が欲しい新潟と、中位を固めたい名古屋。互いの思惑が交錯した試合は、最後までゴールネットを揺らすことなく終了した。

序盤は名古屋がロングボールを用いて主導権を握ろうとしたが、新潟は冷静に対応。6分には橋本選手のFKから谷口選手がヘディングでゴールを狙うなど、ホームチームが先に決定機を得た。その後も白井選手や長谷川選手が積極的にシュートを放つが、名古屋の守備陣とGK武田選手の集中した対応に阻まれる。名古屋も木村選手や森島選手を起点に攻め込むが、シュート精度を欠き、前半は互いに得点を許さないまま折り返した。

後半は新潟が一気にギアを上げ、試合の流れを掌握。特に交代で投入された奥村選手のドリブル突破と橋本選手の左サイドからのクロスが攻撃の軸となり、モラエス選手や長谷川選手が再三ゴールに迫った。しかし、名古屋は藤井選手や稲垣選手を中心とした守備ブロックで粘り強く対応。GK武田選手も安定したセービングを見せ、最後までゴールを許さなかった。

一方の名古屋はカウンターや途中出場の永井選手、中山選手を活かした攻撃を試みたものの、フィニッシュの場面で精度を欠いた。特に稲垣選手のミドルシュートは相手DFのブロックに阻まれ、枠内シュートゼロという結果が象徴的だった。最終的に、シュート数は新潟13本(枠内2)、名古屋4本(枠内0)とホームチームが優位に立ちながらも決め切れず、痛み分けとなった。

新潟にとっては12試合ぶりの無失点という成果を得た一方で、残留圏との差は依然として大きい。名古屋にとっても、攻撃面の課題を露呈しながら勝点1を拾った格好で、次節首位・鹿島戦に挑むことになる。両チームにとって「満足できない勝点1」という言葉がふさわしい結果となった。

これからに向けて

アルビレックス新潟にとって、この試合で最大の収穫は「12試合ぶりの無失点」である。舞行龍ジェームズ選手や早川選手を中心とした守備陣が最後まで集中を切らさず、名古屋の攻撃を枠内シュートゼロに抑え込んだことは大きな自信につながるだろう。また、奥村選手やモラエス選手といった交代選手が攻撃に新しいリズムをもたらした点も明るい材料だ。特に左サイドからのクロス攻撃は相手を押し込み、スタジアムを沸かせた。決定力不足という課題は残るものの、残留に向けて「守備の安定」をベースに試合を重ねていけるのは希望である。残り試合は少ないが、粘り強い戦いを続ければ浮上の可能性は十分にあるだろう。

名古屋グランパスはアウェイで苦しい時間帯が続いたものの、最後まで崩れなかった守備が光った。藤井選手や稲垣選手を中心とした身体を張った守備、そしてGK武田選手の安定感あるセービングは、チームの勝点1を確実にした要因だ。また、永井選手や中山選手といった途中投入選手が試合の流れを変える可能性を示したことも収穫である。攻撃面では改善の余地があるものの、守備の堅さはシーズン終盤戦で大きな武器になる。次節は首位・鹿島との対戦という大一番を迎えるが、この試合で得た「守備で粘る姿勢」を継続できれば、強敵相手にも勝点を拾える可能性は十分にある。下位に沈むことなく、残留ラインから距離を取るためにも、守備をベースに再浮上を目指したい。

SNSの反応

アルビレックス新潟サポーター
「無失点で終われたのは本当に大きい。次こそ勝利を!」
「奥村選手の突破はワクワクした。スタメンで見たい。」
「決定力不足は課題だけど、守備が安定してきたのは希望。」
「スタジアムの雰囲気は最高だった。残留に向けてみんなで戦おう。」
「谷口選手もよく走っていた。次はゴールを決めてほしい。」

名古屋グランパスサポーター
「正直、攻撃が物足りなかった。でも守備はよく頑張った。」
「武田選手の安定感が光っていた。古巣相手に素晴らしいプレー。」
「藤井選手のブロックは値千金。あれがなければ失点してた。」
「永井選手が入ってから攻撃が少し活性化したのはポジティブ。」
「次は首位の鹿島。勝つイメージを持って挑んでほしい。」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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