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2025年 第30節 名古屋vs湘南

試合分析・戦評

J1第30節、豊田スタジアムで行われた名古屋グランパスと湘南ベルマーレの一戦は、残留争いを大きく左右する“シックスポイントマッチ”となった。試合は開始直後からアグレッシブな展開となり、両チームとも積極的にゴールへ迫ったが、決定力の差が勝敗を分ける形となった。

序盤は湘南がボール保持率を高め、池田選手や鈴木章選手を中心にフィニッシュへ持ち込む場面を作った。しかし14分の決定機はGK武田選手の好セーブとシュート精度の欠如で得点に至らず。その後19分、名古屋は中山選手のクロスのこぼれ球を稲垣選手が豪快に叩き込み、試合を動かす。さらに31分には内田選手のクロスを山岸選手が折り返し、永井選手が頭で沈めて2点目。前半終了間際には山岸選手が相手守備の隙を逃さず押し込み、前半のうちに3点のリードを奪った。

後半は湘南が一気に4選手を入れ替え、攻勢を強める。名古屋は山岸選手の退場で数的不利に陥ったが、野上選手や加藤選手ら守備的な交代でブロックを形成。湘南は鈴木章選手のゴールで1点を返し、終盤も中野選手らがシュートを重ねたものの、名古屋の粘り強い守備を崩せなかった。

試合全体では湘南が22本のシュートを放ち、ゴール期待値でも名古屋を上回ったが、得点効率の差がそのままスコアに表れた。名古屋は前半の決定力と守備陣の献身で勝点3を獲得し、約4か月ぶりの連勝を達成。湘南は前半の失点が響き、残留争いで厳しい結果となった。

これからに向けて

名古屋にとってこの勝利は、チームの自信を大きく回復させる一戦となった。前半で試合を決定づける3得点を奪った攻撃力は、戦術がしっかり浸透している証拠だろう。特に稲垣選手のミドル、永井選手のヘディング、山岸選手の抜け目ないゴールと、多彩な得点パターンが見られた点はポジティブである。

一方で後半の山岸選手の退場や数的不利の中での対応には課題も残ったが、野上選手や木村選手といった控えメンバーが持ち場で役割を果たし、チーム全体で守り切ったことは大きな収穫だ。今後も守備の安定感を維持しつつ、前線の決定力を発揮できれば、残留争いから抜け出すだけでなく、中位進出も十分に狙えるだろう。次節以降もこの集中力を維持できるかが鍵となる。

湘南にとっては悔しい敗戦となったが、後半に見せた攻撃の迫力と交代策の効果は次につながる材料だ。鈴木章選手は果敢にゴールへ迫り、ついに得点を奪うなど存在感を示した。また、中野選手や鈴木雄選手が積極的にクロスやシュートに絡み、チームとしてチャンスは十分に作れていた。

決定力不足と前半の失点対応が敗因となったが、ゴール期待値では相手を大きく上回っており、内容面では悲観すべきではない。試合運びの修正と守備の立て直しができれば、十分に巻き返しの可能性はある。残留争いは厳しい戦いが続くが、攻撃面の積極性を継続しつつ、粘り強い守備を取り戻すことができれば、サポーターの期待に応える結果を手繰り寄せられるだろう。

SNSの反応

名古屋グランパスサポーター
「前半で試合を決めた!やっぱり稲垣選手のミドルは痺れる」
「山岸選手は退場もあったけど、今日の動きとゴールは大きい」
「数的不利でも全員で守り切ったのが素晴らしい」
「久々の連勝!この勢いで残留は固めたい」
「武田選手のセーブも忘れちゃいけない、今日の勝利の立役者」

湘南ベルマーレサポーター
「内容は悪くなかったのに、前半の3失点が痛すぎた」
「鈴木章選手の気持ちがこもったゴールに救われた」
「中野選手のクロスは本当に武器、あとは決めるだけ」
「シュートは多かったのに決め切れないのがもどかしい」
「まだ諦めない!残留へ全力で戦ってほしい」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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