試合分析・戦評
4月6日、ベスト電器スタジアムで行われたJ1第9節。好調を維持するアビスパ福岡が、強豪・浦和レッズをホームに迎えての一戦となった。
試合は立ち上がりから浦和が主導権を握り、チアゴサンタナ選手や金子選手を中心に何度も福岡ゴールへ迫る展開に。村上選手の冷静なセービングや、松岡選手、志知選手らの献身的な守備が光り、福岡は押し込まれながらもスコアレスで前半を凌いだ。
後半に入っても浦和が攻勢を強め、渡邊選手、松尾選手らによるシュートが続く。しかし福岡は粘り強く守り抜き、迎えた後半23分、セットプレーの流れから岩崎選手が左足で鮮やかなシュートを決めて待望の先制点。これがこの試合唯一の得点となり、アビスパ福岡が1-0で勝利を収めた。
この試合のスタッツでは、シュート数(福岡8本、浦和12本)やゴール期待値(福岡0.82、浦和0.83)からもわかるように、非常に拮抗した展開だった。しかし、わずかなチャンスを確実にものにした福岡と、決定機を活かせなかった浦和との差が結果に表れた。
浦和にとっては悔しい敗戦となったが、内容としては決して悪くなく、今後に繋がるプレーも多く見られた試合だった。
今後
ここ5試合で4勝1分けと抜群の安定感を見せているアビスパ福岡。守備ブロックの堅さはリーグ屈指であり、村上選手を中心とした最後の砦の信頼度は高い。岩崎選手の初ゴールはチームに新たな自信を与え、攻撃の幅も広がってきている。今後も試合運びの上手さと集中力を活かせば、上位定着も現実的だ。
浦和レッズはこの敗戦を悲観する必要はない。シュート数やゴール期待値では福岡を上回っており、攻撃の形は明確。特にチアゴサンタナ選手や渡邊選手のアグレッシブな仕掛けは好印象だった。あとはフィニッシュの精度を高めるだけで、再浮上の可能性は十分ある。次節に向けて切り替え、攻撃力をさらに爆発させてほしい。
SNSの反応
アビスパ福岡サポーター
「岩崎選手、ナイスゴール!今季初得点が決勝点とか泣ける」
「村上選手の神セーブ連発が勝利を呼び込んだ!」
「守備が本当に堅い!終盤の集中力も見事」
「ザヘディ選手と紺野選手の連携が今後もっと良くなりそう」
「今日の勝利はチーム全体のハードワークの賜物!」
浦和レッズサポーター
「チアゴサンタナ選手、惜しかった!次こそ決めてくれ!」
「攻撃の形は悪くなかったけど…決めきれなかったのが痛い」
「村上選手が当たりすぎてた…」
「負けたけど内容はポジティブ。次に期待」
「原口選手の投入はもっと早くても良かったかも」