試合分析・戦評
J1第9節、町田GIONスタジアムで行われたFC町田ゼルビアと川崎フロンターレの一戦は、2位と3位の上位対決にふさわしい白熱した展開となった。
試合は序盤から両チームが高い集中力を見せ、スピーディーな攻防を繰り広げた。先制したのは川崎F。前半16分、エリソン選手が混戦の中から冷静に左足を振り抜き、ネットを揺らした。今季先制試合で無敗の川崎Fが主導権を握るかと思われたが、町田もすぐに反撃。34分、ロングスローの流れから岡村選手がゴール右下に突き刺し、試合を振り出しに戻した。
後半に入ってもテンションは落ちず、町田は高さと前線の圧力を活かし、立ち上がりに勝負をかける。48分、相馬選手のクロスに西村選手がヘディングで合わせて逆転に成功。この時点では町田が押し気味に展開したが、川崎Fは選手交代で流れを引き戻し、後半28分に河原選手のゴールで再び同点に。
その後も両チームは互いに決定機を創出しながらも追加点は生まれず、試合は2-2のドローで終了。シュート数では川崎Fが17本、町田が9本と大きく上回り、ゴール期待値でも川崎Fが優位に立っていた(2.31 vs 1.30)。とはいえ、町田も攻守の切り替えやロングスロー、クロスなど持ち味を発揮。両者ともに勝利に値する内容で、上位対決にふさわしい好ゲームとなった。
今後
FC町田ゼルビアは、川崎Fという強豪相手に一度は逆転に成功したこの試合は、チームとしての地力と団結力を証明する一戦となりました。相馬選手や西村選手のアグレッシブな動きに加え、岡村選手の得点も大きな自信となるはずです。終盤はやや押し込まれたものの、粘り強い守備で失点を最小限に抑えた点は評価に値します。今後もこの勢いを持続し、さらなる飛躍が期待されます。
川崎フロンターレは、難敵町田とのアウェイ戦で、試合の主導権を何度も握り返す展開力はさすがの一言。エリソン選手の先制弾、河原選手の落ち着いたゴール、そして途中出場の選手たちの貢献も際立ちました。攻撃の厚みとテンポは明らかに戻ってきており、これを継続できれば上位争いに食い込む力は十分です。今後の連携強化が楽しみです。
SNSの反応
FC町田ゼルビアサポーター
「強豪川崎相手に互角の内容。ゼルビアは本物だ!」
「岡村選手の同点弾、魂のゴールだった!」
「相馬選手のクロス精度はJ1トップクラスだと思う」
「引き分けでも胸を張れる内容。次こそ勝とう!」
「Gスタ、最高の雰囲気だった。また応援に行きたい!」
川崎フロンターレサポーター
「河原選手のゴール、あの冷静さが頼もしい!」
「交代選手がしっかり機能したのが良かった」
「決定機多かっただけに勝ちたかったけど、ナイスゲーム」
「町田の勢いはすごかった。簡単に勝てない相手だね」
「エリソン選手、存在感バツグンだった!」