試合分析・戦評
J1リーグ第9節、レモンガススタジアム平塚で行われた湘南ベルマーレと名古屋グランパスの一戦は、湘南が2-1で勝利を収め、6試合ぶりの白星を手にした。
試合は立ち上がりから湘南が積極的に主導権を握った。1分には藤井選手の鋭いドリブル突破からシュートで流れを作ると、10分には鈴木章選手のラストパスに反応した福田選手が冷静にゴール右下へ沈め、先制点を奪った。その後も湘南は高い位置からのハイプレスでボールを奪い、攻撃のリズムを維持。前半終了間際の45分には藤井選手のパスを受けた鈴木雄選手が豪快な一撃を決め、2点目を追加した。
一方の名古屋は、前半なかなかリズムを掴めず、シュートも3本に留まる苦しい展開。それでも前半アディショナルタイムには稲垣選手がこぼれ球を左足で叩き込み、1点差に詰め寄る。
後半に入ると、名古屋が修正を加えて反撃を開始。和泉選手やユンカー選手ら攻撃的なカードを投入し、ポゼッションとシュート数で湘南を上回る展開に。シュート数は最終的に名古屋が10本、湘南は9本と逆転し、ゴール期待値でも名古屋が0.76と湘南の0.43を上回った。
しかし、湘南はGK上福元選手を中心に最後まで集中を切らさず、名古屋の猛攻をしのぎ切る。守備陣ではキムミンテ選手のカバーリング、福田選手の献身的な戻り、途中出場の池田選手や大岩選手らの粘り強い対応が光った。
最終スコアは2-1。数字では名古屋に分があったものの、湘南の気迫と組織力が上回ったゲームとなった。
今後
今節で6試合ぶりの勝利を飾った湘南ベルマーレ。何より素晴らしかったのは、試合開始直後から全員が連動した攻撃と守備を徹底し、主導権を握った姿勢です。福田選手の突破力、鈴木雄選手の勝負強さ、藤井選手のスピードと精度の高いパスは、チームの武器として今後さらに脅威となるでしょう。後半は苦しい時間帯もありましたが、それを全員で耐えきった経験は、今後の試合で大きな自信になるはずです。
悔しい敗戦となった名古屋グランパスですが、後半の巻き返しは見事でした。稲垣選手の中盤での存在感、途中投入された和泉選手やユンカー選手の躍動感は、攻撃に新たな選択肢をもたらしました。また、守備では佐藤選手がパス数100本超えとビルドアップの起点として機能。後半の内容を見る限り、チームとしての修正力と選手層の厚さは今後の長いシーズンを戦う上で確実な武器となります。
SNSの反応
湘南ベルマーレサポーターの反応
「福田選手、今日はキレッキレだった!ゴールもアシスト未遂も全部熱かった!」
「鈴木雄選手のシュート、まじで痺れた。あれはスーパーゴールだわ」
「前からの守備が効いてた!こういう湘南が見たかったんだよ!」
「上福元選手のセーブに救われた!守護神の名にふさわしい」
「やっと勝った!この勢いで次も勝とう!」
名古屋グランパスサポーターの反応
「稲垣選手、気迫のこもったゴールありがとう!」
「後半は明らかに名古屋の時間帯だったし、あと一歩だったなぁ…」
「佐藤選手の展開力、すごかった。パス100本ってエグい」
「ユンカー選手にもっと早くボール入れてもよかったかも」
「今日は湘南の気迫に押された。でもこの悔しさ、次にぶつけてくれ!」