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2025年 第8節 横浜FCvs神戸

試合前展望

4月2日、ニッパツ三ツ沢球技場で行われたJ1第8節。横浜FCはリーグ戦連敗中で浮上のきっかけを探し、神戸も調子が上がらない中で勝点を求める一戦となった。横浜FCはルキアン選手を起点にシンプルな攻撃を狙い、神戸はポゼッションを軸に崩しを図る。両者にとって重要な勝負の一戦だ。

前半

試合は神戸のキックオフでスタート。立ち上がりから両チームともに慎重な入りを見せ、リスクを避ける堅実な展開が続いた。

横浜FCは右サイドのユーリララ選手を起点に幾度かクロスを供給し、福森選手が蹴るセットプレーでゴールを狙うが、神戸守備陣に阻まれる場面が目立つ。特にM.トゥーレル選手と大迫選手の対応は堅く、前線でのチャンスをことごとく潰された。

神戸は前半15分以降、ポゼッション率を高めて主導権を握る。汰木選手のサイドからのクロス、M.トゥーレル選手や広瀬選手のペナルティエリア内からのシュートなど、立て続けにチャンスを作るも、横浜FCの守備ブロックに阻まれ、枠内には飛ばせなかった。

横浜FCも23分に伊藤槙選手がFKからシュートを放つが、惜しくもバーを越える。以降、神戸の攻撃が再び勢いを増し、扇原選手や広瀬選手がミドルレンジから狙うもゴールは割れない。

前半終了時点のシュート数は横浜FCが2本、神戸が4本。ゴール期待値はそれぞれ0.07と0.26と、わずかに神戸が上回るものの、得点には至らずスコアレスで折り返す。

後半

後半開始から横浜FCは右サイドの山根選手、新保選手が積極的に前線へ絡み、攻撃のリズムを作り始める。特にルキアン選手が起点となり、ユーリララ選手へのクロスが攻撃の鍵となる。

10分には福森選手のCKからユーリララ選手がヘディングで枠内にシュートを放つが、大迫選手に阻まれる。横浜FCにとって、この日初の枠内シュートだった。

一方の神戸も汰木選手が左サイドを切り裂き、広瀬選手や佐々木選手が果敢にゴールを狙う。交代で入ったエリキ選手が試合の流れを変える。29分、こぼれ球に反応したエリキ選手が冷静にゴール左下へ決めて先制点を挙げた。

その後、横浜FCは選手交代を立て続けに行い、森選手、駒沢選手、村田選手らを投入し反撃に出る。ルキアン選手を中心に攻撃を展開し、駒井選手のクロス、新保選手の左からの展開も有効だったが、神戸の守備は粘り強かった。

終了間際には村田選手がペナルティエリア手前から鋭いシュートを放つが惜しくもゴール右に外れる。そして試合終了直前にはVARの介入があり、得点のチャンスと思われた場面は得点として認められず、0-1のまま試合終了。

個人的戦評

この一戦は、両チームにとって今季の流れを変える重要な試合となった。横浜FCはルキアン選手の加入後初先発を起点に、シンプルなロングボール戦術を中心に構え、前線での起点作りからチャンスを探った。セットプレーでも福森選手が精度の高いボールを供給し、幾度かの好機を演出したが、決定力に欠けた。

守備では伊藤槙選手や小倉選手が体を張って神戸の攻撃をしのぎ、粘り強く戦っていたが、後半29分のワンプレーで綻びが生じた。こぼれ球への反応の差が勝敗を分けたといえる。

神戸は全体的にポゼッションを握り、特に中盤の扇原選手、汰木選手を軸にサイドからの崩しを多く仕掛けた。前線では宮代選手や佐々木選手がスペースを使った動きで起点を作り、試合の流れを自分たちのものにした。試合を通じてのゴール期待値も拮抗しており、決して楽な展開ではなかったが、交代選手であるエリキ選手の勝負強さが勝利をもたらした。

後半アディショナルタイムのVARによる得点取り消しという劇的な場面もあり、観客にとっては見ごたえのある試合となった。最終的には神戸が試合を締めくくる強さを見せ、横浜FCは惜しくも勝点を逃した形となった。

今後

横浜FCにとっては連敗が続く中での苦しい戦いとなったが、ルキアン選手の起用により攻撃の形が一つ明確になったのは好材料。福森選手のキック精度やユーリララ選手のドリブル突破など、個々のクオリティは光っており、今後はこれをいかに得点につなげられるかが鍵だ。

一方、ヴィッセル神戸はチームとしての統一感と交代選手の働きが光った。特にエリキ選手のゴールは、チームの層の厚さと監督の采配の妙を感じさせた。守備陣も集中を切らさず、終盤の猛攻を凌いだことは大きな自信になるだろう。

両チームとも課題と収穫が見えた一戦。次節に向けて、ポジティブな要素を活かした成長を期待したい。

SNSの反応

横浜FC
「VARでの得点取り消しは本当に悔しい。次こそは勝利を!」​
「ルキアン選手のプレーには可能性を感じた。今後の活躍に期待!」​
「守備陣はよく耐えたけど、攻撃陣の決定力不足が課題。」​
「福森選手のセットプレーは魅力的。もっとチャンスを活かしたい。」​
「連敗は辛いけど、チームの成長を信じて応援し続ける。」​

ヴィッセル神戸
「エリキ選手の決勝ゴール、最高!途中出場で結果を出すのはさすが。」​
「守備陣の集中力が光った試合。無失点での勝利は大きい。」​
「VARでの得点取り消しがあっても、勝ち切れたのはチームの成長を感じる。」​
「扇原選手の中盤での働きが素晴らしかった。攻守のバランスが良い。」​
「アウェイでの勝利、チームの士気も上がる!次も期待。」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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