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2025年 第8節 広島vs鹿島

試合前展望

首位を走る鹿島アントラーズと、好調を維持するサンフレッチェ広島の注目の一戦。直近5試合で4勝1分と無敗の鹿島に対し、広島も2勝2分1敗と粘り強い戦いを見せている。広島はホーム・エディオンピースウイングで勝点3を狙い、序盤から主導権を握れるかがカギ。対する鹿島は堅守速攻での勝利を目指す。

前半

エディオンピースウイング広島にて行われたこの一戦、立ち上がりから両チームの攻防がぶつかり合う緊迫の展開となった。前半3分には鹿島アントラーズの舩橋選手がペナルティエリア手前から左足で枠内シュートを放つも、大迫選手のセーブに阻まれる。すぐに広島も反撃し、新井選手や前田選手らがペナルティエリア内での崩しを試みるが、鹿島DF陣の粘り強い守備に阻まれる。

その後も広島は川辺選手を中心に縦に速い攻撃を展開し、前田選手のシュートが枠を捉える場面もあったが、GK早川選手の好守に阻まれ先制点とはならず。一方の鹿島は、安西選手や鈴木優磨選手がサイドからクロスを供給し続け、攻撃の糸口を探るが、広島の最終ラインに弾き返される展開が続く。

試合が動いたのは前半22分。右サイドのジャーメイン良選手からのクロスがこぼれ、V・ジェルマン選手が繋いだボールを前田選手が冷静に左足で押し込み、広島が先制。前田選手にとっては加入後の印象的なゴールとなった。

その後も広島は前田選手、ジャーメイン良選手を中心にチャンスを作り続けるが、鹿島も徐々にポゼッションを高めて反撃の姿勢を見せ、44分には小池選手のシュートが広島DFにブロックされるなど、均衡した攻防が続いた。

前半終了時点でのスタッツは、シュート数が広島7本、鹿島6本。枠内シュートは広島3本、鹿島1本。ポゼッションは鹿島がやや上回るも、広島が1-0とリードして折り返した。

後半

後半は広島のキックオフでスタート。塩谷選手に代わって中野選手が投入され、守備の安定とフレッシュな推進力がもたらされた。序盤から広島は前半同様にスピード感ある攻撃を仕掛け、菅選手がV・ジェルマン選手からのスルーパスに抜け出すも、小池選手のブロックで追加点とはならなかった。

鹿島も柴崎岳選手を中心に中盤でリズムを作り始め、攻撃のテンポが向上。濃野選手や安西選手がサイドから鋭いクロスを供給し、何度もゴール前に迫るが、最後のところでシュートが枠を捉えきれない展開が続く。

一方、広島も途中出場の中島選手や東選手が試合にリズムをもたらし、前田選手に代わって入った加藤選手も再三チャンスに絡んだ。特に後半30分以降は鹿島のポゼッション率が上がり、広島は自陣で守備に回る時間帯が増加。しかし、DF荒木選手や佐々木選手を中心とした守備陣が身体を張り、集中力を切らすことなく対応。

鹿島は後半43分にレオセアラ選手が決定的なシュートを放つも枠を外し、その後も柴崎選手や田川選手がゴール前に迫るも得点には至らず。後半アディショナルタイムまで猛攻を仕掛けた鹿島だったが、最後の最後までゴールネットを揺らすことはできなかった。

試合終了時のシュート数は鹿島が14本、広島が12本。枠内シュートは広島が4本に対し、鹿島はわずか1本にとどまり、広島の守備の堅さが光る結果となった。試合はそのまま1-0で終了し、サンフレッチェ広島が貴重な勝利を収めた。

個人的戦評

この試合は、広島の意地と集中力が光る90分となった。首位を走る鹿島アントラーズをホームで迎えたサンフレッチェ広島にとって、この勝利は非常に大きな意味を持つ。前半から積極的な攻撃を仕掛け、序盤の数回のチャンスでは決めきれなかったものの、前田選手のゴールで試合を優位に進めた。新加入ながら躍動した前田選手のプレーは、今後のチームにとっても希望の光となる。

後半は鹿島に主導権を握られる場面が増え、実際にポゼッションでも劣勢に立たされたが、広島の守備陣は崩れることなく粘り強く対応。特に荒木選手、佐々木選手、大迫選手ら守備陣の安定感と連携は見事で、何度も訪れた鹿島の決定機をことごとく跳ね返した。

鹿島としては、シュート数では上回りながらも枠内に飛ばす精度を欠き、広島のブロックに苦しめられた。特に後半は積極的な選手交代で流れを変えようとしたが、最後まで決定機を活かせなかった点は課題だろう。

試合を通して見れば、広島がチームとしての結束力と局面ごとの強度で鹿島を上回った。守備と攻撃のバランスが取れた戦いぶりであり、内容も伴った勝利と言える。一方、鹿島は無敗記録が止まり、首位固めにブレーキがかかった形だが、悲観すべき内容ではない。今後の修正に期待したい。

今後

サンフレッチェ広島は、首位鹿島を相手にクリーンシートで勝利を収めたことは、チーム全体の自信につながる大きな成果です。特に新加入の前田選手の得点は、今後の攻撃における多様性を示すものであり、川辺選手やジャーメイン良選手との連携も高まっています。また、交代選手も機能しており、選手層の厚さも光りました。守備陣も集中力を保ち続けたことで、1点を守り切る堅実な勝利を演出。次節以降、上位戦線に食い込む大きな弾みとなるはずです。

鹿島アントラーズは、無敗が止まったものの、内容では決して悪くなく、ポゼッションやチャンス創出の面では広島を上回った場面も多々ありました。特に小池選手や安西選手のサイドアタック、柴崎選手のゲームメイクは光っており、今後の攻撃にさらに厚みを加えられる布石が見えました。守備も大崩れすることなく安定しており、引き続き上位を維持する力は十分にあります。修正力の高い鹿島であれば、すぐに次の試合で巻き返しを図れるでしょう。

SNSの反応

サンフレッチェ広島
「前田選手、さっそく結果出してくれて最高!このゴールで一気にチームにフィットした感じする!」
「大迫選手、今日も神セーブ連発だった。後半押し込まれてたけど、本当に頼もしい存在!」
「やっぱりホームっていいね。エディオンピースウイングの雰囲気が選手たちを後押ししてた!」
「全員で守り切ったって感じの勝利。塩谷選手や荒木選手もよく頑張ってた!」
「勝ち点3も嬉しいけど、なにより“戦えるチーム”になってるのが頼もしい。次も期待してるよ!」

鹿島アントラーズ
「決定機は何回もあったのに…1点が遠かったなあ。シュート精度、もっと上げていかないと」
「無敗ストップは悔しいけど、内容はそんなに悪くなかった。切り替えて次や!」
「守備はよく踏ん張ってたと思う。早川選手もナイスセーブ多かったし、失点は仕方ない」
「もう少し連携が噛み合えば点は入ったはず。柴崎選手中心にもっとテンポ良く攻めたいね」
「この負けは痛いけど、まだまだ序盤。ここから巻き返せると信じてる!」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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