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2025年 第8節 川崎vs湘南

試合前展望

J1第8節、川崎フロンターレはホームのUvanceとどろきスタジアムに湘南ベルマーレを迎える。過去の対戦成績では川崎が大きく勝ち越しており、相性の良さが光る。とはいえ、湘南もここで流れを変えたいところ。両チームともにスタメンを数名変更し、新たな組み合わせで挑む一戦。前線の仕掛けと中盤の主導権争いが勝負の鍵となりそうだ。

前半

試合は湘南ベルマーレのキックオフで始まった。立ち上がりから積極的にボールを持ったのは川崎フロンターレ。開始早々の前半1分には佐々木選手が右サイドまで運んでクロスを供給するなど、川崎は攻勢を強める。

2分には最初のCKを獲得し、脇坂選手のキックからゴールを狙うが、湘南のキム・ミンテ選手に阻まれる。川崎はその後も左右から攻め手を変えながら湘南のゴールに迫る。特に伊藤選手と脇坂選手が前線で鋭い仕掛けを見せ、マルシーニョ選手との連携も光った。

一方、湘南は守備に追われる時間が長く、10分を過ぎてもなかなかシュートシーンを作り出せない。守備陣では鈴木淳選手やキム・ミンテ選手が奮闘するが、中盤でのボールロストが目立ち、攻撃への展開が遅れる。

前半中盤になると湘南も徐々にチャンスを作る。31分には池田選手の突破から奥野選手がシュートを放つも、枠を外れて得点には至らず。それでも試合は依然として川崎ペース。40分には脇坂選手やマルシーニョ選手が立て続けにシュートを放つが、湘南GK上福元選手の好セーブが光る。

前半はスコアレスで折り返したが、シュート数では川崎が7本(枠内4)、湘南が3本(枠内0)と大きな差がついた。ゴール期待値でも川崎が0.55、湘南が0.26と川崎の攻勢が数字にも現れていた。

後半

後半は川崎フロンターレのキックオフで再開。立ち上がりから再び川崎が主導権を握る展開となった。

そして後半5分、ついに試合が動く。こぼれ球に素早く反応した脇坂選手が、ペナルティエリア中央から右足を振り抜き、ゴール左下に見事なシュートを決めた。川崎にとっては今季のリーグ戦で先制した試合は3試合目で、これまで無敗の好成績を残している。

得点後も川崎の勢いは止まらず、伊藤選手やマルシーニョ選手、佐々木選手を中心に前線での連携が冴えわたる。特にポゼッションでは後半開始から15分で64%を記録し、湘南を押し込む展開が続く。

湘南は途中交代で畑選手や藤井選手、石井選手らを投入し、攻撃の活性化を図る。しかし、川崎の守備ブロックは堅く、ペナルティエリア内でのチャンスをなかなか作れない。

後半終盤、湘南も福田選手を中心にチャンスを模索するが、川崎のGKと守備陣の粘り強い対応に阻まれる。そして後半45分、途中出場の宮城選手がドリブルでペナルティエリアに進入し、藤井選手に倒されてPKを獲得。これを自らが落ち着いて決め、スコアを2-0とする。

その後も川崎は交代選手を活用しながら最後まで集中を切らさず、試合はそのまま終了。川崎フロンターレが2-0で勝利を収めた。

個人的戦評

川崎フロンターレにとって、この試合は“らしさ”が随所に出た内容だった。序盤からビルドアップを起点にボールを丁寧に運び、サイドの連携を使いながら湘南守備陣を押し込む。特に脇坂選手を中心とした中盤の構成力は圧巻で、ゴール前のチャンスを数多く創出した。

試合を通じて見せた川崎の特徴は、全体のポジショニングとテンポの良さである。マルシーニョ選手や伊藤選手がサイドで個人技を活かしながらも、パスワークによる連動性が加わることで、湘南は守備において後手に回る場面が多くなった。

守備面では丸山選手、高井選手らを中心に、湘南の反撃をシャットアウト。特筆すべきは、湘南のシュート5本に対し枠内シュートはゼロという事実。相手に“仕事をさせない”守備が徹底されていた。

一方の湘南ベルマーレは、試合を通して守備の時間が多く、押し込まれる展開に苦しんだ。中盤でのパスミスやビルドアップの精度不足が目立ち、前線への供給が途切れがちだった。後半途中からは選手交代によって流れを変えようと試みたが、川崎の集中力の高い守備に阻まれた。

最終的には川崎の完成度と集中力が湘南を上回った結果となり、川崎は3試合連続無失点、かつ今季初の連勝を飾った。

今後

川崎フロンターレは、今節でついに今季初の連勝を達成。ビルドアップの精度や中盤の構成力がさらに高まり、試合全体を通じて主導権を握る展開を築いた。脇坂選手の存在感は際立っており、得点にも貢献。宮城選手の決定力も好材料だ。守備面でも連携が安定しており、クリーンシート3試合連続という数字は、今後のさらなる躍進を期待させる。次節もこの勢いを継続できれば、上位進出も現実味を帯びてくるだろう。

湘南ベルマーレにとっては悔しい結果となったが、後半の選手交代後にはいくつかの可能性を感じる場面も見られた。畑選手や藤井選手、石井選手ら若手のチャレンジが今後の成長に繋がることに期待したい。守備ではキム・ミンテ選手や上福元選手の奮闘が光り、チームとしての粘り強さも見せた。次節は攻撃の精度を高めつつ、今節の課題を糧に巻き返しを図りたいところだ。

SNSの反応

川崎フロンターレ
「3試合連続のクリーンシート!守備陣の安定感が素晴らしい!」​
「脇坂選手の先制ゴール、見事だった!中盤の要としての存在感が際立ってる。」​
「宮城選手、途中出場からのPKゴール!これからの活躍も期待大!」​
「マルシーニョ選手や伊藤選手との連携が良くなってきた。次節も楽しみ!」​
「ホームでの勝利はやっぱり最高!サポーターの応援が力になったね。」​

湘南ベルマーレ
「0-2の敗戦は悔しい。次こそは勝利を!」​
「上福元選手のセーブが光った。守備陣もよく耐えたけど、攻撃陣の奮起が必要。」​
「シュート数が少なすぎる。もっと積極的な攻撃を見せてほしい。」​
「途中出場の畑選手や藤井選手に期待。次節での活躍を楽しみにしてる。」​
「連敗は辛いけど、サポーターはいつも応援してる。次こそ勝利を!」​

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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