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2025年 第7節 新潟vsG大阪

試合前展望

直近5試合未勝利と苦しむアルビレックス新潟が、好調のガンバ大阪をホームに迎えた一戦。

新潟は大量のスタメン変更を行い、攻撃陣の活性化を図る。一方、G大阪は3勝2敗と波はあるが、Iジェバリ選手を軸に確かな得点力を発揮しており、敵地での勝点奪取に自信をのぞかせる。

攻撃とポゼッションにこだわる両者の一戦は、互いの攻撃的スタイルがぶつかり合う展開が予想された。

前半

デンカビッグスワンスタジアムでのキックオフは新潟ボールから。序盤は新潟が高いポゼッションを維持し、主導権を握る展開となった。15分経過時点での支配率は新潟が72%と大きく上回り、前線の谷口選手や長谷川選手を中心に攻撃の形を作っていった。

試合が動いたのは前半18分。右サイドから小野選手の正確なクロスに長谷川選手がヘディングで合わせ、ゴール右下に流し込んで新潟が先制に成功する。

しかし、その後はG大阪が反撃に転じる。満田選手、ファンアラーノ選手、美藤選手らが流動的に動き、特にIジェバリ選手が高いキープ力と決定力で存在感を放った。前半33分にはIジェバリ選手がペナルティエリア中央からシュートを放つも、GK藤田選手の好セーブに阻まれる。

そのまま押し込む展開が続いたG大阪は前半43分、混戦からこぼれ球に反応したIジェバリ選手がペナルティエリア左から左足を振り抜き、ゴール右下へ同点弾を突き刺す。これで試合は1-1の振り出しに戻る。

前半のシュート数は新潟が2本に対し、G大阪は6本。ゴール期待値でも0.18対0.64とG大阪が上回っており、内容でも互角以上の戦いを見せていた。

後半

後半は両チームともに選手交代を行い、新たな展開が期待された。開始早々から互いに決定機を迎える展開が続き、後半7分には小野選手がペナルティエリア左からシュートを放つも、G大阪GK一森選手の好セーブに阻まれる。

後半22分、試合が再び動く。G大阪はファンアラーノ選手のクロスにIジェバリ選手が中央で合わせ、ゴール左下に叩き込み逆転に成功。新潟にとっては悔しい失点となった。

しかしその後、新潟も反撃。後半29分、舞行龍ジェームズ選手のロングパスから始まった攻撃で、橋本選手のクロスを奥村選手が見事に右足で合わせて同点弾。再び試合は振り出しに戻った。

さらに勢いに乗る新潟は、後半37分に矢村選手がゴール中央から冷静に流し込み、3-2と再逆転に成功する。

ところが終盤、G大阪は粘りを見せる。後半52分、クロスからの混戦で宮本選手のハンドが取られPKを獲得。これを宇佐美選手が冷静に左下へ決めて3-3と再び同点に。

試合はそのまま終了。シュート数は新潟12本、G大阪16本、枠内シュートは共に5本と激しい打ち合いとなった。ゴール期待値でも新潟1.10に対しG大阪2.32と、G大阪がやや優勢だったものの、新潟の粘り強い攻撃も光る内容だった。

総括

激しい攻防の末に3-3のドローで決着したこの試合は、まさに「点の取り合い」を象徴する90分間となった。両チームとも攻撃に比重を置き、得点機会を数多く作り出した中で、それぞれの特徴と課題が浮き彫りとなった。

新潟は前半からポゼッションを重視し、高い位置でボールを保持することで試合の主導権を握ろうとする意図が明確だった。長谷川選手や橋本選手を中心に流動的なパスワークを展開し、特に後半は再三ゴール前に迫る場面を演出。途中出場の矢村選手や奥村選手も得点に絡むなど、交代策も的中した。

一方、G大阪はIジェバリ選手の決定力が際立ち、前線のターゲットとして機能したことで攻撃の厚みが増した。中盤では鈴木選手や満田選手がセカンドボールの回収に奔走し、守備から攻撃への切り替えも鋭かった。ゴール期待値やシュート数などのデータ面でも優勢だったことから、勝利に値する内容だったとも言える。

それでも、終盤のPK判定やVARチェックなど、緊迫感あるシーンが続出し、観客にとっては見応えのある一戦となった。スタジアムには2万人超の観客が詰めかけ、その熱気に応えるような試合展開が繰り広げられた。

新潟にとっては、連敗を止める意味での大きな勝点1。一方、G大阪はアウェイで勝点1を持ち帰ったことに一定の手応えを感じたはずだ。

今後

アルビレックス新潟は、今節は3度目のリード奪取など、攻撃面での進化が見られた点は非常にポジティブです。若手選手や途中出場の選手たちが得点に絡んだことも、今後のチームの厚みを増す上で大きな材料となるでしょう。守備面では課題も残りましたが、試合を通しての集中力と最後まで戦い抜く姿勢は称賛に値します。この勝点1が浮上のきっかけとなることを期待しています。

ガンバ大阪は、Iジェバリ選手の2得点を筆頭に、攻撃陣の迫力と多彩なパターンが光った一戦でした。終盤にはベテラン宇佐美選手が貴重な同点PKを沈め、チームの底力を見せました。アウェイでの引き分けという結果以上に、攻撃面の連携や切り替えの鋭さに手応えを感じられる内容でした。今後は守備の安定性を高めつつ、さらに勝点を積み上げていけるはずです。

個人的な思い

アルビレックス新潟
・攻撃陣が3得点を挙げるなど、チームの攻撃力が向上していることを実感。次こそは勝利を期待!
・小野裕二選手が先制点をアシスト。今後の活躍が楽しみ!
・最後のPKは残念だったけど、チーム全体のパフォーマンスは良かった。

ガンバ大阪
・アウェイでの貴重な勝ち点1。チームの粘り強さを感じた試合だった。
・ジェバリ選手が2ゴールの大活躍!攻撃陣の連携も良くなってきた。
・宇佐美選手の冷静なPKで同点に。ベテランの存在感が光った。

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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