試合前展望
J1第7節、京都サンガF.C.とサンフレッチェ広島の一戦は、広島がやや優位と見られる一戦。
直近5試合で無敗(3勝2分)と波に乗る広島に対し、京都もRエリアス選手を軸とした攻撃が形になりつつある。
広島の組織的な守備と、京都のスピードあるカウンターがぶつかる、一進一退の攻防が予想される試合となった。
前半
試合は広島のキックオフでスタート。
開始早々の3分、京都・川崎選手がシュートを放つなど、アグレッシブな立ち上がりを見せる。9分にはRエリアス選手のスルーパスに抜け出した原選手がチャンスを作るも、広島の塩谷選手が冷静にブロック。
京都は積極的に右サイドから崩しを試みたが、フィニッシュの精度を欠き得点には至らなかった。
一方の広島は14分、川辺選手のパスからジャーメイン良選手がボールを収め、加藤選手がシュート。これも京都GK福岡選手が冷静に対応。その後も中野選手、田中聡選手、塩谷選手らが次々とゴールを狙うも、京都守備陣のブロックが光る。
前半終了時点のスタッツ:
シュート数:京都4本、広島9本
枠内シュート数:両チームとも0本
ポゼッション:京都42%、広島58%
試合はスコアレスで後半へ折り返す。
後半
後半は広島が攻勢に出る。4分にはV・ジェルマン選手、続いて東選手が立て続けにシュートを放つも、京都GK太田選手がファインセーブを連発。
そして迎えた15分、試合を動かしたのは京都。
平戸選手の絶妙なスルーパスに抜け出したRエリアス選手が、ペナルティエリア中央から冷静に右足でゴール左下へシュート!
先制点を京都が奪取。
その後も広島は新井選手、前田選手、菅選手らを次々投入して猛攻を仕掛ける。35分の菅選手、36分の前田選手のシュートも太田選手のビッグセーブでゴールならず。
終盤は連続CKやクロスで何度も押し込むも、最後までネットを揺らせず。
試合終了間際には塩谷選手が枠内にシュートを放つも、これも太田選手がセーブ。
試合はそのまま終了し、京都が1-0で勝利を収めた。
後半終了時点のスタッツ:
シュート数:京都6本、広島15本
枠内シュート数:京都2本、広島3本
ゴール期待値(xG):京都0.45、広島1.11
総括
この試合は「効率」と「堅守」が勝敗を分けた。
広島は終始主導権を握り、サイドからのクロスや崩しで波状攻撃を展開。中野選手や新井選手の仕掛けも光った。
しかし、決定力不足と最後の精度の甘さが響き、ゴール期待値1.11にもかかわらず得点できず。
一方の京都は、数少ないチャンスを活かしてゴールを奪取。
Rエリアス選手の決定力、太田選手の神セーブ、アピアタウィア選手や須貝選手の守備力が光り、終始集中を切らさずにリードを守り切った。
この結果、京都は今季4勝目を挙げ、順位上昇に弾みをつける。
広島は今季初黒星を喫するも、内容面では十分に戦えており、次節以降の巻き返しに期待が持てる試合内容だった。
今後
京都サンガは、1点を守りきる試合運びの巧さと、数少ないチャンスを確実に活かした決定力は称賛に値します。
Rエリアス選手の存在感、太田選手のセービング、守備陣の集中力はチームの大きな財産。
この試合を自信に、さらなる飛躍を期待しています!
サンフレッチェ広島は、内容面では主導権を握る試合展開を作れており、チームの完成度の高さが感じられました。
特に中野選手や新井選手のサイドからの崩しは脅威で、継続すれば必ずゴールにつながります。
結果には結びつかなかったものの、内容に悲観は不要。今後の巻き返しに期待大です!
個人的な思い
京都サンガ
・ホームでの勝利、最高です!選手たちの頑張りが実を結んだ形。
・太田選手のビッグセーブ連発に感動!守護神としての存在感が際立っていた。
・Rエリアス選手の決勝ゴール、素晴らしかった!今後の活躍がますます。
サンフレッチェ広島
・惜しくも敗れましたが、選手たちの最後まで諦めない姿勢に感動しました。次節での巻き返しに期待。
・攻撃の形はしっかり作れていたし、内容は悪くなかった。次はきっと結果がついてくるはず。