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2025年 第37節 町田vs名古屋

試合分析・戦評

町田ゼルビアは、天皇杯優勝による勢いを保ったまま、ホーム最終戦で名古屋グランパスを迎えた。試合は序盤から名古屋が主導権を握り、永井選手・森島選手・和泉選手らを中心としたアタックで町田を押し込んだ。とくに前半20分までのシュート数は町田1本に対し名古屋6本と、名古屋の攻勢が際立つ展開だった。

しかし町田は、ドレシェヴィッチ選手・昌子選手を中心とした中央の堅守で失点を許さず、徐々にリズムを取り戻す。そして前半42分、自陣からのFKにMデューク選手が反応し、豪快なヘディングで先制点を奪取。少ないチャンスを確実に得点へつなげる“らしさ”を発揮した。

後半に入ると、町田は一気にギアを上げる。開始早々の50分、林選手のロングスローをMデューク選手がそらし、中村帆高選手が素早い反応で追加点を決めて2-0に。得意のセットプレーからの得点パターンがまたしても炸裂した。

名古屋も反撃を強め、Kユンカー選手を軸に攻撃が活性化。後半13分には立て続けに決定機を作り、VARreviewを経て稲垣選手がPKを沈め、1点差まで迫る。名古屋のパワーと攻撃的な姿勢は勢いがあり、町田の守備陣を何度も揺さぶった。

それでも町田は慌てない。セットプレーの強度を落とすことなく、後半27分にはCKの連動から昌子選手が押し込み、再びスコアを3-1へ。ここぞの場面で決め切る迫力が、今季の町田の大きな武器だ。

試合全体を通して、名古屋のシュート18本に対し町田は10本と被シュートは多かったが、ゴール期待値(xG)はほぼ互角(町田2.06、名古屋2.29)。名古屋は決定機を仕留めきれず、町田は少ないチャンスを高効率で点につなげた。

最後は守備の集中力と切り替えの速さで試合を締めた町田が3-1で勝利。
「セットプレーの町田」 を象徴する3発で、ホーム最終戦を完璧な形で締めくくる結果となった。

これからに向けて

🔵 町田は、チームとしての強みを最大限に発揮した見事な勝利だった。とくにセットプレーの破壊力はリーグ屈指であり、Mデューク選手や昌子選手といった空中戦に強い選手を軸に、どんな相手でも得点の匂いを感じさせられることが今季の大きな武器になっている。また、攻守の切り替えの速さは試合終盤でも落ちることがなく、チーム全体のハードワークが徹底されていることがよくわかる。相馬選手や中村帆高選手などサイドの推進力が加わることで、攻撃面のバリエーションも豊富になりつつある。

さらに、厳しい時間帯を守備陣がしっかり支え、ワンチャンスを得点に変える効率の良さも町田らしさ。シーズン終盤に入ってもチームの成熟度が増しており、タイトルを獲得した経験が選手たちの自信となってプレーに表れている。最終節に向けても、チーム全体が一体となって戦える素晴らしい状態にあると言えるだろう。

🔴 名古屋はスコア以上に内容が良く、特に前半の攻撃は非常に質が高かった。永井選手や和泉選手の仕掛け、森島選手の配球、Kユンカー選手の起点作りは迫力があり、相手を押し込む時間帯も長かった。前半20分までに6本のシュートを放つなど、町田を相手に主導権を握ることは簡単ではなく、それを実現できていた点は評価されるべきだ。

また、後半のPK獲得シーンまでの流れは、名古屋の圧力の強さを象徴する内容だった。稲垣選手が冷静に決めたゴールは、チームが最後まで諦めない姿勢の象徴であり、選手たちの戦う姿勢は非常に前向きだった。

課題としては、押し込みながらも決め切れない場面が続いたことだが、シュート数18本という事実は、攻撃の形が作れている証拠。内容が悪くないだけに、決定力がわずかに噛み合えば、試合を大きく動かせるポテンシャルを持っている。
次節に向けて、チームとしての連携は確実に上向いており、勝利が近い状態にあると言える。

SNSの反応

📣🔵 町田ゼルビアサポーター
「デューク選手、町田の心臓すぎる。空中戦強すぎ」
「セットプレー3点は町田らしさ全開!ホーム最終戦で最高の勝ち方」
「昌子選手のゴールで泣いた…チームを支える存在感がすごい」
「谷選手が前半守ってなかったらどうなってたかわからん」
「天皇杯に続いてリーグも強い!歴史的なシーズンになってる!」

📣🔴 名古屋グランパスサポーター
「内容では全然負けてなかった、むしろ押してた」
「ユンカー選手の気迫は伝わった。最後まで戦ってくれてありがとう」
「稲垣選手のPK、完全に流れを変える一撃だった」
「前半の決定機を決められれば…本当に惜しい試合」
「名古屋のパスワークは良かった。次節こそ勝って終わりたい!」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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