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2025年 第36節 清水vsC大阪

試合分析・戦評

清水エスパルスはホームで来季への希望をつなげるため勝利を狙ったが、立ち上がりからC大阪の速攻に対応しきれなかった。開始わずか4分、奥田選手のクロスからR・ハットン選手が押し込み先制を許すと、その後も中盤でのボールロストからカウンターを受け、11分にV・ブエノ選手が追加点。序盤で2失点を喫し、試合の主導権を完全に握られる展開となった。

清水はサイドを起点に山原選手や松崎選手が攻撃を試みるが、C大阪守備陣の集中力が高く、枠内シュートを許してもGK福井選手の好セーブが続く。秋葉監督は前半27分という早いタイミングで矢島選手と吉田選手を投入し、経験値での修正を試みたものの、42分にはR・ハットン選手に再びゴールを許し、前半を0-3で折り返す苦しい内容だった。

後半は乾貴士選手を投入し、彼を中心に短い距離間でのパスワークを展開。清水は高橋利樹選手やカピシャーバ選手を絡めて果敢にゴールに迫ったが、C大阪のブロックは堅く、決定機を生かし切れなかった。終盤39分、乾選手が見事なパス交換から右足で一矢報いたものの、C大阪は終盤に古山選手がカウンターから4点目を奪い、勝負を決定づけた。

試合全体では清水が22本のシュートを放ち、ゴール期待値も2.10と相手を上回ったものの、決定力の差が明確に出た試合だった。対するC大阪はわずか15本のシュートで4得点。コンパクトな守備と鋭いトランジション、そしてハットン選手・ブエノ選手・柴山選手ら前線の連動性が光り、攻守の切り替えで清水を圧倒した。

この勝利でC大阪はリーグ戦3連勝を達成。清水はホームで今季最多失点となる4失点を喫し、10位以内の目標が消滅したものの、後半に見せた攻撃の形は次につながる内容だった。

これからに向けて

🍊 スコアこそ大差となったが、清水にとって希望を見いだせる要素も多かった。特に後半の乾貴士選手の投入によって攻撃のリズムが劇的に改善。彼を中心に矢島選手や山原選手が絡み、近い距離でのワンツーやコンビネーションが増えたことで、チーム全体の連動性が向上した。また、22本ものシュートを放てた点は、攻撃面での積極性が戻ってきた証拠だ。

カピシャーバ選手や北川選手も前線で粘りを見せ、最後までゴールを目指す姿勢を失わなかった。マテウス・ブエノ選手のパス数100本超えという数字も、中盤の構築力がチームの支えになっていることを示している。守備面では立ち上がりの集中力が課題だが、後半の押し込み方には成長の兆しがある。ホーム最終戦に向け、チーム全員がこの試合の悔しさを糧に団結し直すことができれば、来季への良い布石となるだろう。

🌸 C大阪は序盤から見事な立ち上がりを見せた。R・ハットン選手の先制点に始まり、V・ブエノ選手、柴山選手、そして途中出場の古山選手と、攻撃陣全員が躍動。奥田選手やT・アンドラーデ選手の両サイドのスピードを活かした展開が清水の守備を翻弄した。また、福井選手の安定したセービングと進藤選手、畠中選手の中央コンビによる堅守も見事だった。

中盤では田中選手と喜田選手が運動量豊富にセカンドボールを拾い、攻守のバランスを取ることで試合をコントロール。後半途中から投入された香川真司選手もテンポを落ち着かせ、ゲームの締め方に経験を見せた。これでチームは3連勝と勢いを増し、終盤戦に向けてチームの一体感が高まっている。攻守の切り替えの速さと若手・ベテランの融合が進む今のC大阪は、最終節まで上位をうかがう存在になり得る。

SNSの反応

📣 清水エスパルスサポーター
「乾選手のゴール、魂を感じた。あのプレーに救われた」
「前半の守備がもったいなかった。でも後半の攻撃は希望が見えた」
「山原選手の運動量すごい!来季も中心になるはず」
「矢島選手が入ってからボールが回るようになった」
「この敗戦を無駄にせず、最終節は勝って締めてほしい」

📣 セレッソ大阪サポーター
「ハットン選手、ブエノ選手、柴山選手の連携最高!」
「序盤の圧力がすごかった。これぞC大阪の速攻」
「福井選手の安定感がチームを救ってる」
「古山選手のゴール嬉しい!若手が結果を出すのは最高」
「3連勝!ようやくチームが噛み合ってきた感じ」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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