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2025年 第36節 東京Vvs福岡

試合分析・戦評

この日の東京V対福岡、スコアは0–0で終わりました。

まず前半、東京Vはホームという立場を生かして比較的守備を固め、対する福岡にボールを保持させながら、カウンターを狙う構えを見せました。特に“中央を固める”意識が強く、福岡の侵入を許さず、数回のフィニッシュには持ち込みながらも得点には至らず、0–0のまま折り返しました。

東京Vはこの時間帯、守備面で最低限のラインを保ちながら、前線にターゲットを供給するシンプルなロングボールやセカンドボール奪取を意図していた。

しかしながら、ボールを「落ち着かせる」時間帯が少なかったという監督コメントもあり、東京Vとしては攻撃に転じる際の質や精度をもう一段階高める必要があると感じさせる展開でした。

後半に入ると、流れが変わります。福岡がよりボールを持ち始め、押し込む時間が続きました。ボールを保持して優位に立とうとする姿勢が見えましたが、東京Vのゴールキーパーおよび守備陣が要所での耐えを見せ、決定機を多く作らせずに耐えたのが印象的です。

その後、東京Vが再び主導権を取り戻す時間帯もありましたが、ラスト20分ほどの攻撃の質がもうひと押しというところで、ネットを揺らすことはできませんでした。監督も「交代枠を残して終えてしまった」「あそこで点を取りたかった」と振り返っています。

両チームともに共通して抱える課題――それは得点力です。福岡も直近5試合で得点数が伸び悩んでおり、東京Vもリーグワースト級の得点数で苦しんでいるという予測も出されていました。

スコアレスドローという結果は、守備が大崩れしなかったことを評価すべきですが、攻撃側としてのインパクトに欠けたという観点では双方に改善余地が大きいと言えます。東京Vは守備の安定化という収穫はあるものの、「勝ちに行く攻撃」の部分で歯車がかみ合わなかった感が強く、福岡は押し込むシーンを増やしながらも、攻撃全体の精度と決定力を高めることが課題として浮き彫りになりました。

また、対戦成績でも東京Vがホームでやや優勢(18勝12分12敗)というデータもあり、心理的には多少有利だったはずですが、それが勝点3に結びつかなかったことは痛手とも言えます。

これからに向けて

東京Vは、この引き分けには悔しさも大きいでしょうが、まず守備面での粘りと集中力は自信を持っていいと思います。特にホームの大舞台で、相手に押し込まれながらも0失点で終えたことは、チームとしての土台を築いていく上で大きな一歩です。監督が指摘した“ボールが落ち着かない時間帯”も、実際に後半に少し改善の兆しを見せており、選手たちが修正能力を持っていることが伝わりました。次のステップとして、“攻撃に転じた際の質”をもう一段上げていければ、勝点3を掴む機会は必ず訪れます。セットプレーやクロスボール、逆サイドの詰めなど、細部にこだわることで得点機会も増えるでしょう。これからもサポーターと一緒に戦い、攻守のバランスをさらに磨いていってください。焦らず、継続的に成長する姿勢が勝利への近道です。

福岡は、勝利には届きませんでしたが、ボール保持を通じて主導権を握る時間を増やしたという点は確かな進歩です。特に後半の展開では東京Vを押し込む場面も多く、攻撃の意思を示していました。次に取り組むべきは、「押してから点を奪う」へと繋げるための精度と決定力。ラスト20分で相手を突き崩せなかったことは課題ですが、そこを変えられればトップハーフを狙う上で大きな武器になります。そして、守備時に0失点という東京V相手の強度を跳ね返したことも忘れてはいけません。選手達のフィジカルと守備意識はこの試合でも光っていました。これからも攻守両面での“質の積み重ね”が重要です。サポーターと共に、次戦に向けた意識を高めて、今季の中盤以降を勝負の時期と位置付け、チームの掲げる目標へ向かって確実に歩を進めてください。

SNSの反応

東京Vサポーター
「もっと攻撃を見たかった」
「守備は良かった。次こそ得点を取って勝ち点3を」
「味の素スタジアムで見せた粘り、次はゴールで報いたい」
「若手にチャンスを与えている監督の姿勢を評価したい」
「この雰囲気でホーム残り試合を戦い抜こう!」

福岡サポーター
「ボール保持できていたが決めきれなかった」
「後半いい時間帯があっただけに、勝ち点3を取りたかった」
「守備の粘りは良かったが、攻撃のラストパートで力を出し切れなかった」
「次こそ勝利を!スタンドで声をもっと出そう」
「このチームならきっと巻き返せる。応援を止めない」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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