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2025年 第35節 福岡vs湘南

試合分析・戦評

J1第35節、ベスト電器スタジアムで行われたアビスパ福岡と湘南ベルマーレの一戦は、試合終了間際のPK弾で福岡が1-0の勝利を収め、J1残留を確定させた。対する湘南はこの敗戦により、8年ぶりのJ2降格が決定した。

序盤から主導権を握ったのはホームの福岡。奈良選手を中心に守備から攻撃への切り替えが早く、前嶋選手や紺野選手、藤本選手らが積極的に仕掛け、シュート数で湘南を圧倒した。前半だけで11本のシュートを放つも、ゴール前の精度を欠き、湘南の粘り強い守備に阻まれてスコアレスで折り返す。

後半も同様に福岡がボールを支配。名古選手や見木選手の連携から再三のチャンスを生み出すが、湘南のGK真田選手やDF大野選手の好守が立ちはだかる。焦れずに攻め続けた福岡は、終盤に交代で投入されたウェリントン選手や重見選手がリズムをもたらし、圧力を強めた。

そして後半アディショナルタイム、橋本選手のCKから安藤選手が競り合った際にPKを獲得。これを見木友哉選手が冷静に決め、勝利を手繰り寄せた。試合全体でのシュート数は福岡が23本、湘南が7本と内容面でもホームチームが圧倒。アグレッシブな守備と連動性ある攻撃が光った。

一方の湘南は、前線で鈴木章斗選手や石井久継選手が懸命に走り、カウンターから何度か見せ場を作ったが、決定力を欠いた。守備では舘選手や大野選手が最後まで体を張ったものの、最後の最後に力尽きた形となった。

この試合はまさに「明暗を分けた残留争い」。福岡は今季を象徴する粘り強さを発揮してホームで歓喜をつかみ、湘南は涙の終幕を迎えることになった。

これからに向けて

💙 福岡はこの試合で見事にJ1残留を確定。チーム全体が一丸となり、苦しいシーズンを粘り強く戦い抜いた成果が結実した。奈良選手の安定した守備、松岡選手の的確なパスワーク、そして見木選手の勝負強さがチームを牽引した。途中交代で流れを変えたウェリントン選手や橋本選手の貢献も大きく、ベンチを含めた総合力が勝利を呼び込んだ。

特に注目すべきは「攻守の切り替えの速さ」と「球際の強さ」。終盤まで運動量を落とさず、最後の一瞬まで集中力を維持できる点は、長谷部監督が築き上げたチームの成長を示している。来季は攻撃面での精度をさらに高め、上位進出を狙えるポテンシャルを感じさせる内容だった。福岡サポーターにとって、最高のホーム最終盤戦となった。

💚 湘南は残念ながらJ2降格が決まったが、最後まで諦めずに戦う姿勢は見事だった。特に真田選手のセービング、舘選手と大野選手のブロック、そして中野選手や石井選手の前向きな仕掛けは、チームの魂を体現していた。若手を積極的に起用しながら戦い抜いた経験は、来季の再出発に必ずつながるだろう。

この試合でも守備ブロックの組織性は終盤まで崩れず、試合運びに成長が見られた。田村選手や二田選手ら新戦力も存在感を示しており、クラブとして次のステップを踏む準備はできている。湘南らしいアグレッシブなフットボールを継続し、再びJ1の舞台に戻るための土台を築けるはずだ。

SNSの反応

📱 アビスパ福岡サポーター
「見木選手ありがとう!あのPKで泣いた…残留おめでとう!」
「奈良選手200試合出場&勝利!最高の形で祝えた!」
「長谷部監督の采配ドンピシャ、交代で流れが変わった」
「最後まで走り切ったチームに拍手。これぞアビスパ」
「ホーム最終戦でこのドラマ、忘れられない一日になった」

📱 湘南ベルマーレサポーター
「悔しいけど、最後まで戦う姿を誇りに思う」
「真田選手のセーブが光った。胸を張ってほしい」
「8年間ありがとう。またJ1に戻ってこよう」
「若手が経験を積んだ今季、この悔しさを糧にしてほしい」
「最後まで応援できて良かった。ベルマーレは絶対に強くなる」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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