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2025年 第34節 G大阪vs柏

試合分析・戦評

パナソニック スタジアム 吹田で行われた一戦は、序盤から柏レイソルが圧倒的な攻勢を見せ、結果は0-5という衝撃的なスコアでガンバ大阪が大敗を喫した。
ホームのG大阪は好調を維持しており、ここまで6戦負けなしで臨んだが、立ち上がりから柏の高い位置でのプレスと連動した攻撃に対応できず、完全に試合の主導権を握られた。

前半7分、小泉佳穂選手が山之内佑成選手のパスを受けて先制。続く15分には中川敦瑛選手が冷静にネットを揺らし、さらに19分にはジエゴ選手が豪快なシュートで追加点。わずか20分弱で3点のビハインドを背負ったG大阪は、守備ブロックの間を自在に突かれる展開が続いた。
宇佐美貴史選手と満田誠選手を中心に反撃を試みるも、柏の守備陣にスペースを消され、前半のシュートはわずか1本。柏の完成度の高さと切り替えの速さが際立った前半だった。

後半に入り、柏は細谷真大選手を投入。さらに攻撃に厚みを増すと、51分には中川選手のパスを受けたジエゴ選手が4点目を沈める。G大阪はイッサム・ジェバリ選手らを投入し、長いボールを起点とする戦術に切り替えたが、チャンスはジェバリ選手のFKがクロスバーを叩いた場面のみ。
終盤には鈴木徳真選手のハンドからPKを与え、細谷真大選手がきっちり決めて5-0。柏が隙のない戦いでリーグ2連勝、得失点差でも上位争いに弾みをつけた。

一方のG大阪は、守備時の連動の遅れやボール保持時の展開力不足が露呈。これまでの好調を支えてきた「堅守速攻」のリズムを柏に完全に崩された。特に両サイドが押し込まれたことで、ウイングバックが高い位置を取れず、前線が孤立。攻守のバランスが最後まで整わなかった。
柏の完成度と勢いを前に、G大阪はまさに“何もさせてもらえなかった”試合となった。

これからに向けて

🔵 ガンバ大阪はこの大敗は痛手ではあるが、今季のG大阪の成長が止まったわけではない。守備の乱れがあったものの、シーズン序盤の不安定さと比べればチームの方向性は明確で、若手とベテランの融合も進んでいる。
宇佐美貴史選手、満田誠選手、Iジェバリ選手らの連携が深まれば、再び攻撃のリズムを取り戻せるはずだ。
また、山下諒也選手や初瀬亮選手のような途中出場組が終盤で意欲的なプレーを見せた点は好材料。チームの層が厚くなってきている証拠だ。
ここからは「切り替えの速さ」が鍵。上位相手でも恐れず自分たちのリズムを貫く姿勢を取り戻せれば、最終盤で再び勢いを取り戻すことは十分可能だ。

🟡 柏にとっては理想的な試合展開だった。序盤から主導権を握り、攻守の切り替えとポジショニングの精度が抜群。
特に山之内佑成選手の躍動はチームに新しいエネルギーを与えた。小泉佳穂選手や中川敦瑛選手との連動性も見事で、攻撃のテンポが非常に速かった。
さらに、ジエゴ選手の2得点や細谷真大選手の確実なPKなど、個々の決定力も際立った。
リカルド・ロドリゲス監督の戦術がチーム全体に浸透し、守備から攻撃への切り替えもスムーズ。今季の中でも屈指の完成度を示した試合だった。
この勢いを持続できれば、タイトル争いへの再浮上も現実的だ。柏が見せた「組織と個の融合」はまさにチームの成熟の証だ。

SNSの反応

🔵 ガンバ大阪サポーターの反応
「今日は何もできなかった…柏が強すぎた」
「Iジェバリ選手の投入で少し流れが変わったけど、決め切れなかった」
「守備の距離感がバラバラ。修正が必要」
「満田選手は最後まで諦めず走っていた。次につながるはず」
「0-5でもブーイングしないサポーターの姿勢に感動した」

🟡 柏レイソルサポーターの反応
「完璧な試合!ジエゴ選手も細谷選手も最高!」
「小泉選手が完全に試合を支配してた」
「山之内選手の成長がすごい。未来のレイソルを感じた」
「リカルド監督の采配が的確すぎる」
「2位浮上!この勢いでタイトル狙える!」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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