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2025年 第34節 広島vsFC東京

両チームにとって今季終盤の重要な一戦は、スコアレスドローという結果に終わった。
試合開始から主導権を握ったのは広島。川辺選手や荒木選手を中心に、ライン間にシャドーが入り込みながらテンポ良くパスを回し、前線のジャーメイン選手やヴァレール ジェルマン選手へ縦のボールを供給。ポゼッション率は全体を通して約6割と、広島が圧倒的に攻める構図だった。
しかし、FC東京の中央を固めた守備ブロックは堅く、アレクサンダー ショルツ選手と森重選手のCBコンビがエリア内で体を張り続け、シュートをことごとくブロック。GKキム スンギュ選手のセーブも光り、得点を許さなかった。

前半は広島がセットプレーを多く獲得したが、直接的な決定機にはつながらず、FC東京も山下選手やマルコス ギリェルメ選手がカウンターからシュートを放つ場面を作るも、枠を捉えられない。0-0で折り返すと、後半は互いにプレス強度を高める展開へと移行。広島は新井選手に代わり中村選手、ヴァレール ジェルマン選手に代わりトルガイ アルスラン選手を投入し、攻撃のリズムを変化させる。

後半序盤にはアルスラン選手の鋭いシュートがゴールを脅かし、菅選手、前田選手、木下選手と交代カードを切りながら攻勢を続けたが、最後までネットを揺らせなかった。特に終盤の連続CKでは荒木選手のヘディングがゴールを襲うも、キム スンギュ選手の好反応に阻まれる。
一方のFC東京は、小泉選手や野澤選手の投入で一時的に攻撃が活性化。室屋選手がサイドから精度の高いクロスを供給し、山下選手や佐藤選手が決定機を作ったものの、GK大迫選手の堅守を崩せず。最終的に広島16本、FC東京7本のシュートと数字上は広島が圧倒したが、どちらも決め手を欠き、勝点1を分け合う形となった。
広島は優勝争いに踏みとどまるためには痛いドローとなり、FC東京はアウェイで粘り強く戦い抜いた価値ある引き分けであった。

これからに向けて

広島は勝ち切れなかったものの、試合内容では明らかに相手を上回った。
川辺選手の運動量とビルドアップへの関与、荒木選手の安定した守備と空中戦、さらに途中出場のアルスラン選手や中村選手が攻撃に厚みをもたらした点は、今後につながる明るい材料だ。
特に交代策によって攻撃のテンポが変わり、相手守備のスキを突く形を何度も作れたことは、シーズン終盤での戦術的成熟を示している。
得点こそ奪えなかったが、全体としての連動性とプレッシングの強度は高く、AFCチャンピオンズリーグに向けても前向きな内容だった。
次戦以降、この支配力を結果に変えられれば、再び上位を狙えるチーム力がある。

FC東京はアウェイの難しい環境下でも集中を切らさず、守備の粘りを見せた。
森重選手とショルツ選手を中心に、コンパクトなブロックで中央を閉じ、相手の決定機を最小限に抑えた守備は特筆に値する。
また、山下選手や室屋選手らがカウンターで積極的に仕掛け、少ないチャンスを生かそうとする姿勢も光った。
若手では野澤選手や山口選手が途中出場で躍動し、将来への希望を感じさせる内容。
全体として「耐えて勝機を待つ」試合運びを徹底できたのは、今季の成長の証である。
この守備の安定感を維持しつつ、攻撃面での連携が高まれば、来季に向けてのポテンシャルは十分にある。

SNSの反応

🔸 サンフレッチェ広島サポーターの声
「内容は圧倒してたのに決めきれない…でもこのサッカーは間違ってない!」
「アルスラン選手の投入から一気に流れが変わった。次は結果を!」
「キムスンギュ選手、相手だけど本当にすごかった」
「今日の中村選手のパフォーマンスは希望。若手がどんどん出てきてる」
「ACL前に負けなかったのはポジティブに考えよう」

🔸 FC東京サポーターの声
「この引き分けは価値ある勝点1。森重選手が魂の守備!」
「ショルツ選手のリーダーシップがチームを救った」
「攻撃はまだ課題多いけど、みんなよく走った!」
「野澤選手が出てきたの嬉しい。未来を感じる」
「長友選手のクロス精度、まだまだ衰え知らず!」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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