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2025年 第33節 鹿島vsG大阪

試合分析・戦評

首位を走る鹿島アントラーズと、5連勝中と勢いに乗るガンバ大阪の一戦は、緊張感と集中力が張り詰めたハイレベルなスコアレスドローとなった。立ち上がりから主導権を握ったのはガンバ大阪。倉田選手、安部選手を中心とした流動的な中盤構成でテンポ良くボールを回し、黒川選手や岸本選手がサイドを起点にクロスを多用して鹿島守備陣を押し下げた。対する鹿島は4-4-2のブロックで構え、三竿選手と樋口選手を軸に中央を締めながら、レオ セアラ選手と鈴木優磨選手の2トップでカウンターを狙う形。
 
前半はガンバが高い位置でボールを奪い、満田選手のセットプレーなどからもチャンスを作るが、植田選手と早川選手の冷静な対応が光った。一方、鹿島は40分、チャヴリッチ選手が裏に抜け出し決定機を迎えるも、一森選手のビッグセーブに阻まれる。
 
後半に入ると鹿島がペースを握り始める。濃野選手のクロスやエウベル選手のヘディングなど、右サイドを起点に攻撃を組み立てるが、最後の精度を欠いた。ガンバは宇佐美選手とデニス ヒュメット選手を投入し、個人技と連携で打開を狙うも、疲労からかフィニッシュには至らず。
 
試合終盤、鹿島は交代で入った荒木遼太郎選手がリズムを作り、アディショナルタイムにはPKを獲得。徳田誉選手が冷静に左隅を狙ったが、一森純選手が驚異的な反応でセーブ。結局、両チームの守護神が輝きを放つ形で試合は0-0のまま終了した。
 
鹿島は勝点1を積み上げ首位をキープ。ガンバもアウェーで貴重な勝点1を得て6戦無敗を継続。戦術的にも集中力の高い、まさに上位チームらしい激闘となった。

これからに向けて

鹿島は結果こそ無得点だったが、守備面での安定感とチームとしての結束力が際立った試合だった。特に植田選手と三竿選手の統率力が素晴らしく、相手の強力な攻撃陣を無失点に抑えた点は首位チームの貫禄を感じさせた。また、交代で入った荒木遼太郎選手の積極的な仕掛けや、津久井選手の運動量など、若手の台頭も収穫といえる。攻撃面では鈴木優磨選手とレオ セアラ選手のコンビにもう少し連携が生まれれば、再び複数得点を狙える力は十分。
 
また、濃野選手のクロス精度や松村選手のスピードを活かしたサイド攻撃は、次節以降の得点源となるだろう。PKを逃したことは悔やまれるが、プレッシャーの中で冷静に戦い抜いた姿勢は今後のタイトル争いに向けた大きな糧となるはずだ。チーム全体の方向性は明確で、王者にふさわしい安定感が続いている。

ガンバ大阪は過密日程の中でも集中を切らさず、敵地で首位・鹿島相手に無失点で戦い抜いたのは大きな成果だ。守護神・一森純選手のPKストップはもちろん、3バックの中央で守備を支えた中谷選手と福岡選手の統率も見事だった。安部選手の縦への推進力や岸本選手のクロス精度もチームの攻撃の幅を広げており、システム変更が確実に機能している印象を受ける。
 
また、宇佐美貴史選手やデニス ヒュメット選手が途中出場ながら存在感を示し、試合を通して相手に恐怖を与えた点もポジティブ。疲労が見える中でも、全員がハードワークを徹底し、最後まで集中を切らさなかった。攻撃の決定力を高めることができれば、今後も上位争いに十分食い込む力を持つ。今季のガンバは「負けないチーム」として成熟の段階に入ったといえる。

SNSの反応

💬 鹿島アントラーズサポーター
「徳田選手のPK、惜しかった!でも首位キープできたのは大きい」
「一森選手に止められたけど、攻める姿勢は最後まで見事」
「荒木選手が入ってから流れが変わった。次は決めてくれるはず」
「植田選手の守備リーダーっぷり、頼もしすぎる」
「引き分けでも内容は悪くない。優勝へ一歩ずつ前進!」

💬 ガンバ大阪サポーター
「一森選手、神セーブ!今日のMVPは間違いなく彼」
「黒川選手と岸本選手の両サイドが効いてた」
「過密日程でこの内容はすごい。チーム全体が一枚岩」
「宇佐美選手の投入で一気に雰囲気が変わった」
「勝てなかったけど首位相手に互角の試合。自信になる!」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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