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2025年 第33節 浦和vs神戸

試合分析・戦評

J1第33節、埼玉スタジアム2002で行われた浦和レッズ対ヴィッセル神戸の一戦は、浦和が1-0で勝利を収めた。試合前の両チームの流れを見れば、浦和は直近5試合で1勝と苦しんでいた一方、神戸は3勝2分けと好調を維持していた。そんな中、浦和はホームでの意地を見せる戦いを展開した。

前半は浦和が積極的に攻め込む展開でスタート。サミュエル・グスタフソン選手やマテウス・サヴィオ選手を中心に攻撃を組み立て、イサーク・キーセ・テリン選手が前線で存在感を発揮した。しかし、神戸も高い強度のプレスで対抗し、39分には酒井高徳選手のクロスからPKを獲得。だが、これを宮代大聖選手が決めきれず、西川周作選手のスーパーセーブで浦和がピンチを脱した。このビッグセーブが試合の流れを大きく変えたと言える。

後半立ち上がり、浦和は右サイドのFKから先制。マテウス・サヴィオ選手の正確なキックに、I・キーセ・テリン選手が頭で合わせてゴール右上に突き刺した。待望のリーグ戦初ゴールで、チームに勢いをもたらした。その後は神戸が井出遥也選手や汰木康也選手を投入して攻勢を強め、浦和陣内に押し込む時間帯が続いたが、西川選手を中心とした守備陣が集中を切らさずに対応。終盤のCKの連続も跳ね返し、虎の子の1点を守り切って試合終了を迎えた。

この勝利で浦和は5試合ぶりの勝点3を獲得。攻守において全員がハードワークし、粘り強く戦う「浦和らしさ」を取り戻した内容だった。一方の神戸はPK失敗が痛恨であり、優勝争いにおける大きな足踏みとなった。だが、内容的には決して悪くなく、特に終盤の攻撃姿勢は王者としての意地を示した。

これからに向けて

浦和は苦しい時期を経て、ようやく結果に結びつけた一戦となった。I・キーセ・テリン選手の初ゴールは、チームの攻撃に新たな選択肢を与える重要な一撃だった。彼のポストプレーと空中戦の強さは、今後のフィニッシュ精度を高めるうえで鍵になる。
また、安居海渡選手や渡邊凌磨選手といった中盤のハードワーカーたちが機能し、前線と守備のバランスが改善。特に守護神・西川周作選手のPKセーブは、精神的にもチームを引き上げた。後半戦に向けては、攻撃の連携と得点力向上をテーマに据えつつ、この試合のように「粘り強く守って勝つ」姿勢を継続できれば、ホーム最終盤に向けて良い勢いを保てるだろう。若手と新戦力が融合し始めた浦和には、まだ上昇余地が大きく残されている。

神戸にとっては痛い黒星となったが、試合内容自体は決して悪くなかった。鍬先祐弥選手や扇原貴宏選手を中心とした中盤の構成力は健在で、後半の攻勢は相手を押し込む力強さを感じさせた。特に汰木康也選手の投入後はサイドからの崩しに厚みが増し、チャンスを量産できた点は評価できる。
守備でも山川哲史選手や前川黛也選手が安定感を見せており、優勝争いに踏みとどまるだけの総合力は十分にある。PKの失敗は悔やまれるが、宮代大聖選手の動き出しや武藤嘉紀選手のポジショニングなど、攻撃面では光明が見えた。今後は決定力の部分を磨き直し、残り試合で再び勢いを取り戻せば、最後までタイトル争いに食い込む可能性は高い。

SNSの反応

💬 浦和レッズサポーター
「西川選手のPKセーブで泣いた。あれぞ守護神!」
「Iキーセ・テリン選手の初ゴール最高!これから量産してほしい」
「久しぶりに“浦和らしい”気迫ある試合だった」
「雨の中でも勝利を見届けられて最高!」
「守備が安定してきた。安居選手と渡邊選手の連携が良い」

💬 ヴィッセル神戸サポーター
「内容は悪くなかっただけに悔しい。あのPKが入っていれば…」
「汰木選手が入って流れが変わった。次節こそ頼む!」
「優勝争いまだ終わってない!切り替えていこう」
「前川選手が何度も救ってくれた。最後まで信じてる」
「負けたけどチームの結束は感じた。ここから巻き返そう!」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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