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2025年 第33節 名古屋vsC大阪

試合分析・戦評

10月4日(土)に行われた明治安田J1リーグ第33節、豊田スタジアムでの名古屋グランパス対セレッソ大阪の一戦は、名古屋が前半の集中力とハイプレスを武器に2-1で勝利を収めた。試合序盤から名古屋は中盤の稲垣選手を中心に素早い寄せと連動した守備でセレッソのビルドアップを封じ、攻撃ではマテウス カストロ選手や中山選手の両ウイングが幅を取りながら高い位置で仕掛け、リズムをつかんだ。

前半37分、森島司選手のコーナーキックから藤井陽也選手がニアでそらし、野上結貴選手が頭で押し込んで先制。さらに前半45分、稲垣祥選手の右サイドからのクロスに木村勇大選手がヘディングで合わせて追加点。新加入の木村選手にとっては名古屋移籍後初ゴールとなった。

後半はセレッソが中島元彦選手や阪田澪哉選手を投入し、流動的な攻撃で名古屋を押し込む展開へ。香川真司選手や本間至恩選手が中盤でリズムを作り出し、終盤にはヴィトール ブエノ選手の直接FKがネットを揺らして1点を返した。しかし名古屋はGK武田洋平選手の好守と組織的な守備でリードを守り切り、ホームで3試合ぶりの勝利を飾った。

試合全体を通して名古屋は攻守の切り替えの速さとコンパクトな陣形が光り、ハイプレスからのボール奪取が効いていた。一方のセレッソはビルドアップの精度やクロスの質で課題を残したものの、途中出場組が流れを変え、終盤にかけては意地を見せた。名古屋はこの勝利で残留争いから一歩抜け出す大きな3ポイントを獲得し、C大阪は痛い3連敗となったが、後半の攻撃姿勢は次戦に向けた希望となる内容だった。

これからに向けて

名古屋にとってこの試合は、チーム全体での連動と攻守の切り替えが噛み合った理想的な内容だった。前線からのハイプレスでボールを奪い、稲垣選手・森島選手・マテウス カストロ選手のラインでリズムを作った点は、長谷川健太監督の戦術が再び機能し始めている証拠だ。特に野上選手と木村選手という新旧の顔が揃って結果を残したことは、チームの競争力を高める好材料。守備面では武田選手の安定感が際立ち、ビッグセーブで流れを渡さなかった。

シーズン終盤に向けては、残留争いを意識する中でも「攻撃で勝ち切る姿勢」が見えたことがポジティブだ。前線の連動性が上がれば、さらなる勝点獲得が期待できる。サポーターの声援を背に、この勢いを持続できれば、名古屋は残留だけでなく中位以上も狙えるチーム力を再び示すだろう。

敗れはしたものの、セレッソにとっては若手の台頭と途中出場選手の活躍が希望の光だった。特に本間至恩選手や阪田澪哉選手が投入後に流れを引き寄せ、チーム全体が後半にかけて勢いを取り戻した点は収穫。ヴィトール ブエノ選手の直接FKはチームの精神的支柱としての存在感を改めて示した。

また、守備面では前半の劣勢にもかかわらず大畑選手や福井光輝選手が身体を張り、決定的な場面を何度も防いだ。敗戦の中にも、ベテランと若手が噛み合う可能性を感じさせる内容だった。今後は攻撃時の連携とシュート精度を高めることで、再び上位チーム相手にも勝ち切れる試合が増えるだろう。チーム全体の方向性は決して悪くなく、次節以降の巻き返しが十分に期待できる。

SNSの反応

💬 名古屋グランパスサポーター
「木村選手の初ゴール、本当に嬉しい!チームに新しい風が吹いた!」
「武田選手のセーブがなかったら危なかった。まさに守護神!」
「久々に名古屋らしい粘りと迫力が戻ってきた!」
「稲垣選手のクロス精度が素晴らしかった。キャプテンらしい仕事!」
「この勝利で残留へ大きな一歩。ホームの声援も最高だった!」

💬 セレッソ大阪サポーター
「前半がもったいなかったけど、後半の本間選手は良かった!」
「ブエノ選手のFK、あれはワールドクラス!」
「福井選手のセーブで大崩れしなかったのは救い」
「香川選手のアイデアは光ってた。決めきれれば…!」
「若手が元気。次は勝利が見たい!」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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