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2025年 第32節 町田vs岡山

試合分析・戦評

J1第32節、町田GIONスタジアムで行われた町田ゼルビアとファジアーノ岡山の一戦は、緊張感と攻防の駆け引きが詰まった試合となった。両チームは直近4試合勝利がなく、勝点3を強く欲する状況。ホームの町田は3-4-2-1を基本にロングボールとサイドアタックを組み合わせ、序盤から攻勢に出た。特に前半11分のミッチェル・デューク選手のクロスから下田北斗選手が放ったシュートは大きなチャンスだったが、枠を捉えきれずスタジアムはため息に包まれた。

岡山は守備ブロックをコンパクトに保ち、カウンターを狙う形で応戦。前半44分には江坂任選手のスルーパスに抜け出した藤井海和選手が決定機を迎えるも、昌子源選手の体を張ったブロックに阻まれ得点ならず。前半は互いに決め手を欠き、0-0で折り返した。

後半に入ると両監督は早めの交代で流れを変えにかかる。町田はオ・セフン選手、相馬勇紀選手らを投入し攻撃の厚みを増し、岡山はルカオ選手を起用して前線での起点作りを試みた。しかし、両チームとも守備陣の奮闘によりゴールを割ることができず、時間だけが過ぎていく。

試合が膠着状態のまま終盤に突入すると、終了間際に劇的な瞬間が訪れた。後半アディショナルタイム、町田はCK崩れの流れからオ・セフン選手の折り返しを昌子源選手がヘディングで押し込み、土壇場で均衡を破る。まさに主将が意地を見せた値千金の一撃で、試合は1-0で町田が勝利。町田は5試合ぶりの勝利で優勝戦線に踏みとどまり、岡山は勝点1を逃す形となった。

全体を通じ、町田は攻撃のバリエーションを増やしつつも最後まで決定力不足に悩んだが、セットプレーから主将が決めきる勝負強さを見せた。一方の岡山は守備面で組織的に対応し続け、谷晃生選手の好守もあり接戦に持ち込んだが、最後の数分間での集中力低下が悔やまれる内容だった。

これからに向けて

町田にとって、この勝利は「優勝戦線に食らいつく」という意味で非常に大きな一歩になった。昌子源選手のリーダーシップと決定力が光ったのはもちろんだが、相馬勇紀選手や望月ヘンリー海輝選手の投入で攻撃に勢いを加えられる層の厚さも収穫だった。下田北斗選手と仙頭啓矢選手のボランチコンビは中盤の安定感をもたらし、チーム全体のバランスを保った。今後は追加点を奪う形を確立できれば、さらに安定した勝ち方が可能となる。次節以降も勝負強さを武器に、クラブ史上初の快挙に向けた挑戦が続く。

岡山は最後に勝点を落とす結果となったが、内容面では多くのポジティブな要素が見られた。特に江坂任選手の精度の高いパス、ルカオ選手のフィジカルを生かしたポストプレーは、今後の攻撃の軸となり得る。また、鈴木準弥選手や田上大地選手ら守備陣は集中した対応で町田の攻撃を長時間封じ込め、組織的守備の強さを示した。ゴール前の決定力不足は課題だが、カウンターからの崩しや個人技でチャンスを作る形は確立されつつある。残り試合での修正と積み重ねにより、上位陣を脅かす力を十分に発揮できるだろう。

SNSの反応

町田ゼルビアサポーター
「昌子選手のヘッド、泣いた…これぞキャプテン!」
「最後の最後に決め切る勝負強さ、まさに優勝を狙うチーム」
「5試合ぶりの勝利、スタジアムの雰囲気最高だった」
「相馬選手が入って流れが変わった、さすがだな」
「谷選手のセーブも大きかった、守備陣も本当に頑張った」

ファジアーノ岡山サポーター
「最後の数分間、なんとか耐えたかった…悔しい」
「江坂選手のスルーパスはやっぱり別格」
「ルカオ選手が入ってから攻撃に迫力出たのはポジティブ」
「全体的に守備はよく頑張った、次につながる試合」
「勝点1を逃したけど、内容的には悪くない、切り替えよう」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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