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2025年 第30節 横浜FMvs福岡

試合分析・戦評

J1第30節、横浜F・マリノスとアビスパ福岡の一戦は、日産スタジアムに21,840人の観客を集めて行われた。試合は序盤から福岡が積極的にボールを保持し、ポゼッションでは優位に立ったが、先制したのは横浜FMだった。21分、ジョルディ クルークス選手のクロスに反応したディーン デイビッド選手が冷静に右足で流し込み、リードを奪う。さらに42分にはクルークス選手のCKから角田 涼太朗選手が左足で合わせ、追加点を獲得。効率的にゴールを決め切った横浜FMが前半を2-0で折り返した。

後半に入ると、福岡は奈良選手や名古選手を下げ、システムを4-4-2に変更して反撃に出る。湯澤 聖人選手や藤本 一輝選手を起点としたサイド攻撃で再三チャンスを作り、紺野 和也選手やウェリントン選手がシュートを放つ場面もあった。しかし、横浜FMは角田選手やジェイソン キニョーネス選手を中心とした守備陣が集中を切らさず、最後までゴールを許さなかった。試合終盤には天野 純選手や谷村 海那選手ら途中出場組もカウンターで存在感を見せ、試合を締める役割を果たした。

試合全体のシュート数は横浜FM15本、福岡16本と拮抗。ゴール期待値(xG)でも横浜FM1.32に対して福岡1.71とむしろ福岡が上回った。しかし、決定機で冷静さを欠いた福岡に対し、横浜FMは限られたチャンスを確実にものにしたことが勝敗を分けた。横浜FMにとっては4試合ぶりの白星となり、下位争いから抜け出すために大きな一歩となった。一方の福岡は5試合未勝利となり、攻撃の形を作りながらもゴールに結びつけられない課題を露呈した。

これからに向けて

横浜FMにとってこの試合は、苦しい流れを断ち切る価値ある勝利となった。夏に加入したディーン デイビッド選手が先制点を決め、クルークス選手の精度の高いセットプレーから追加点が生まれるなど、新戦力が攻守で躍動。若手の関富 貫太選手がJ1初先発で堂々とプレーした点もチームに明るい兆しをもたらした。ポゼッションでは相手に押される時間帯が多かったが、センターバックの角田選手やキニョーネス選手が最後まで身体を張り、福岡の猛攻をシャットアウトした守備は自信につながる。順位的には依然として残留争いの中にいるが、この試合のように「少ないチャンスを決め切り、粘り強く守る」戦い方を続けられれば、勝点を積み上げて状況を改善できるだろう。攻撃面では、天野選手や谷村選手といった途中出場組のパフォーマンスも好材料であり、選手層の厚みが増してきていることはシーズン終盤戦に向けて大きな武器となる。

福岡にとっては結果こそ伴わなかったものの、攻撃の形は数多く作れていた試合だった。湯澤 聖人選手が右サイドで精力的に上下動を繰り返し、紺野 和也選手は果敢な仕掛けからシュートまで持ち込む場面を連発。途中出場のウェリントン選手やN.ベンカリファ選手も存在感を示し、クロスを多用するパワープレーは相手にとって脅威となった。ゴール期待値で横浜FMを上回ったことからも分かる通り、決して内容は悪くなく、あとはフィニッシュの精度を高めるだけという段階にある。守備面でも田代 雅也選手や村上 昌謙選手が要所で踏ん張り、大崩れしなかった点はポジティブに評価できる。未勝利が続く中でも焦る必要はなく、この日のように主導権を握りながら攻め切る姿勢を継続すれば、近い将来必ず結果に結びつくだろう。チーム全体の一体感は健在で、次節以降の巻き返しに期待がかかる。

SNSの反応

横浜F・マリノスサポーター
「デイビッド選手のゴールで流れが変わった!これを待ってた」
「角田選手の追加点、本当に大きかった。キャプテンシーを感じる」
「関富選手の初先発、堂々としてて頼もしい」
「4試合ぶりの勝利で少しホッとした。この勢いで残留へ!」
「天野選手と谷村選手の投入が効いてた。控え組も頼もしい」

アビスパ福岡サポーター
「シュートまでいけてるのに決まらない…もどかしい」
「紺野選手が本当にキレてた。ゴールが欲しかった!」
「内容は悪くない。あとは結果だけ」
「村上選手の復帰が嬉しい。守備も安定してた」
「未勝利が続いてるけど、この攻めの姿勢を続ければ勝てる」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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