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2025年 第29節 鹿島vs湘南

試合分析・戦評

J1第29節、鹿島アントラーズはホーム・メルカリスタジアムで湘南ベルマーレを迎え撃ち、結果は3-0で鹿島が完勝を収めた。序盤から鹿島はエウベル選手やチャヴリッチ選手を起点にテンポよく攻撃を展開し、立ち上がりから決定機を次々と作り出した。しかし湘南のGK吉田舜選手の好守やクロスバーに阻まれ、前半はスコアレスで折り返すこととなった。湘南も二田理央選手や鈴木章斗選手が決定機を迎えたが、決め切れずに試合は拮抗したまま前半を終えた。

均衡を破ったのは後半立ち上がり。48分、樋口雄太選手の高い位置での守備からボールを奪うと、レオ セアラ選手、鈴木優磨選手を経由して最後はチャヴリッチ選手が冷静に流し込み、鹿島が先制した。このゴールで勢いをつかんだ鹿島は、55分に濃野公人選手が左足で鮮やかな一撃を叩き込み、リードを広げる。濃野選手にとっては今季リーグ戦初得点となり、チーム全体をさらに活気づけた。

その後も鹿島は攻め手を緩めず、68分にはレオ セアラ選手が強引な突破からシュートを放ち、相手に当たったボールがGKの頭上を越えてゴールに吸い込まれ、試合を決定づける3点目が生まれた。守備面でも植田直通選手やキムテヒョン選手を中心に湘南の反撃を封じ、GK早川友基選手が要所で好守を披露。湘南のシュートは9本を数えたが、決定的な場面で得点には至らず、鹿島が危なげなくクリーンシートを達成した。

この勝利で鹿島は勝点55に到達し、首位の京都と並ぶ暫定2位に浮上。終盤戦に向けて優勝争いにしっかりと食い込んだ。一方の湘南は、後半に入ってから攻撃の形を作る場面もあったものの決め切ることができず、直近6試合で未勝利と苦しい状況が続いている。

これからに向けて

鹿島にとってこの勝利は、攻守における自信をさらに高める結果となった。特に注目すべきは、チャヴリッチ選手、濃野公人選手、レオ セアラ選手と複数の選手が得点に絡んだことだ。得点源が特定の選手に偏らず、前線全体で得点力を発揮できたのはチームにとって大きな収穫である。また、守備においても集中力が高く、リードを奪った後のゲームコントロールは安定感が際立った。優勝争いは混戦模様だが、鹿島はベテランと新戦力がうまく融合しており、勢いを持続できるチーム状況にある。特に濃野選手の成長はチームに新たな武器を与えており、残り試合でのさらなる飛躍が期待される。優勝へ向けて、攻守両面で隙のない戦いを続けたい。

湘南にとって結果は厳しいものとなったが、前半に見せた二田理央選手や鈴木章斗選手の惜しいチャンスは、攻撃面での可能性を示した。また、守備では吉田舜選手が何度もビッグセーブを見せ、失点がさらに膨らむのを防いだ点は評価できる。後半に失点が続いたものの、途中投入された渡邊選手や石橋選手らが積極的にシュートを放ち、最後までゴールを目指す姿勢を崩さなかったのはポジティブな材料だ。残留争いの中で求められるのは、こうした「決定機をゴールに結びつける力」と「試合を通じて集中力を保つ力」である。若手とベテランの融合を進めつつ、得点力を高めることで勝点奪取のチャンスは必ず訪れるだろう。

SNSの反応

鹿島アントラーズサポーター
「濃野選手の初ゴール最高!若手がチームを押し上げている感じが嬉しい」
「3-0完勝!内容も良かったし、優勝争いに堂々と絡める」
「チャヴリッチ選手の得点力は本物。頼もしすぎる」
「守備も安定していて安心して見られる試合だった」
「首位と並んだ!この勢いで最後まで突っ走れ!」

湘南ベルマーレサポーター
「前半は悪くなかったけど決めきれなかったのが痛い…」
「吉田舜選手のセーブがなかったらもっと大差になっていた」
「渡邊選手や若手が積極的にシュートを打ったのは希望」
「クロスバーに嫌われた鈴木章斗選手のシュート、あれが入っていれば…」
「内容は一部良さもあったし、残留に向けて気持ちを切らさず戦ってほしい」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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