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2025年 第28節 神戸vs横浜FM

試合分析・戦評

J1第28節、ノエビアスタジアム神戸で行われたヴィッセル神戸と横浜F・マリノスの一戦は、ホームの神戸が1-0で競り勝った。試合前の状況としては、神戸が5位で上位戦線に踏みとどまるために勝利が欲しい一方、17位の横浜FMは残留争いから抜け出すためにも勝点を積み上げたいという明確な目標を抱えていた。

神戸は約5ヵ月ぶりに大迫勇也選手、武藤嘉紀選手、エリキ選手の3トップが揃って先発。この布陣が序盤から攻撃の迫力を生み出した。特に前半37分、エリキ選手の突破とクロスからこぼれ球を拾った武藤嘉紀選手が今季初ゴールを決め、試合の均衡を破った。この得点は、手術明けで復帰を果たした背番号11にとって大きな意味を持ち、チームにも勢いを与えるものとなった。

横浜FMも反撃に転じ、宮市亮選手や植中朝日選手が積極的にゴールに迫る場面を作ったが、神戸の前川黛也選手の好セーブに阻まれる。特に後半24分の植中朝日選手の決定機を防いだシーンは、試合の行方を左右する大きなプレーだった。

両チームは中盤でのセカンドボール争いを激しく展開し、ロングボールを織り交ぜながら相手陣へ進入。横浜FMは途中投入の松村晃助選手やディーン・デイビッド選手を中心に押し込む時間帯を作ったが、決定力を欠いた。一方、神戸は選手交代で強度を維持しつつ守備ブロックを固め、リードを守り抜く老練な戦い方を見せた。

試合全体を通して、神戸はシュート数10本(枠内2)、横浜FMは11本(枠内3)と拮抗していたが、ゴール期待値では神戸0.98に対し横浜FM0.61とわずかに上回り、効率よく試合を進めた。神戸にとっては14年ぶりにホームで横浜FMに勝利する歴史的な結果であり、上位戦線での存在感を示す勝利となった。

これからに向けて

神戸にとって、この勝利は大きなターニングポイントとなるだろう。大迫勇也選手と武藤嘉紀選手という日本代表経験を持つFWが揃って先発に戻り、エリキ選手を含めた3トップが結果を出したことは、攻撃陣の厚みを示した。また、復帰したばかりの武藤選手が得点という形で貢献できたことは、本人だけでなくチーム全体にポジティブな影響を与えるはずだ。守備面でも、前川黛也選手のビッグセーブが光り、後方からの安定感を示した。今後はこの試合で得た自信を継続し、上位陣との直接対決で勝点を積み上げることが重要となる。攻撃の形が整い、選手層の厚みを活かせれば、優勝争いに食い込む可能性も十分だ。

横浜FMにとっては惜しい敗戦となったが、内容自体は悲観するものではない。宮市亮選手のドリブル突破や植中朝日選手の果敢な飛び出しなど、攻撃の形は随所に見られた。また、途中出場した松村晃助選手やディーン・デイビッド選手が流れを変えるきっかけを作った点も、今後の戦いに希望を与える要素だ。守備面でも、朴一圭選手のセーブやDF陣の体を張った対応が光った。得点には至らなかったものの、チャンスを演出する力は確かに存在しており、次節以降はフィニッシュの精度を高めることで勝点獲得に近づけるだろう。若手と経験者が融合する形で、残留争いを乗り切るだけの力は十分にある。

SNSの反応

神戸サポーター
「武藤選手の復帰弾に涙!待っていた瞬間」
「前川選手が神セーブ連発、まさに守護神」
「やっぱり大迫選手・武藤選手・エリキ選手の3トップは最強」
「ホームで横浜FMに勝ったの14年ぶり!歴史的」
「この勝利で優勝戦線に戻れる!」

横浜FMサポーター
「内容は悪くなかった、あとは決め切るだけ」
「GK前川選手に止められたのが悔しい」
「松村選手やディーン・デイビッド選手の投入で流れは変わった」
「残留争いは厳しいけど、チームの一体感を感じた」
「次節こそ勝利を!下を向かず前を向こう」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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