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2025年 第25節 G大阪vs岡山

試合分析・戦評

J1第25節、パナソニック スタジアム 吹田で行われたガンバ大阪(G大阪)対ファジアーノ岡山の一戦は、0-3でアウェイの岡山が勝利しました。35,245人が詰めかけた満員のスタジアムは、試合前にG大阪初代監督・釜本邦茂氏の訃報を受け、全員で黙祷を捧げる厳粛な雰囲気に包まれました。

試合はG大阪がボールを握る展開で始まったものの、岡山の高い位置からのプレスとコンパクトな守備に苦しみ、前線への縦パスが限定されます。前半10分、右サイドの柳貴博選手からの展開を受けた藤田息吹選手が鋭くカットインしシュート、岩渕弘人選手が触って先制。この一撃で岡山が主導権を握りました。さらに36分には江坂任選手の巧みなヒールパスから再び岩渕選手が決め、リードを2点に広げます。

G大阪は鈴木徳真選手や半田陸選手を起点にゴール前へ迫るも、岡山DF陣の身体を張った守備、特に佐藤龍之介選手や田上大地選手のブロックが光り、前半は無得点で終了。

後半、G大阪は山下諒也選手、イッサム・ジェバリ選手を投入し、宇佐美貴史選手をボランチに下げる大胆な布陣変更で攻勢を強めます。シュート数では18本対11本と大きく上回り、ゴール期待値も1.58と岡山を上回りましたが、枠内シュートはわずか1本。最後の精度と決定力を欠きます。

一方、岡山は後半ほぼ守備一辺倒ながら集中力を切らさず、89分には途中出場の木村太哉選手がCKからヘディングで3点目を奪い試合を決定づけました。岡山はG大阪相手に今季2度目の勝利を挙げ、シーズンダブルを達成。G大阪は苦手とする3バック攻略に失敗し、連勝は2でストップしました。

これからに向けて

G大阪はスコアこそ完封負けでしたが、後半の攻勢やパスワークには光る場面が多く見られました。特に交代後の山下諒也選手やジェバリ選手の投入で前線に厚みが増し、岡山守備陣を自陣に押し込む展開を作れたのは収穫です。また、宇佐美貴史選手を中盤に下げたことでボールの循環が改善され、相手陣内での時間が大幅に増加。課題はラストパスとフィニッシュの精度ですが、この試合で得たポゼッション力の向上は今後の試合に活きるでしょう。ホームでの連勝こそ止まりましたが、サポーターの声援を背に再び勢いを取り戻す可能性は十分にあります。

岡山はシーズンダブルを達成し、3試合ぶりの勝利で連敗をストップ。特筆すべきは守備の集中力とカウンターの鋭さです。前線からのプレス、コンパクトな守備ブロック、そして限られたチャンスを確実に仕留める決定力は見事でした。岩渕弘人選手の2得点はもちろん、交代出場の木村太哉選手が終盤に追加点を奪うなど、チーム全体の勝利への執念が表れました。また、木山監督の采配も的確で、試合の流れを読み切った交代策が勝利に直結。アウェイでの大勝は今後の自信につながり、残り試合での上位進出に向けた大きな弾みとなるでしょう。

SNSの反応

ガンバ大阪のサポーター反応
「内容は悪くなかったのに、決め切れないのがもったいない」
「宇佐美選手の中盤起用は面白いが、もっと連携を深めたい」
「岡山の守備を崩すアイデアが足りなかった」
「ホーム満員で無得点は悔しすぎる」
「切り替えて次こそ勝利を」

ファジアーノ岡山のサポーター反応
「シーズンダブル達成!これは快挙」
「岩渕選手が頼もしすぎる」
「木村選手のゴールで涙が出た」
「木山監督の采配がドンピシャ」
「パナスタでの歴史的勝利、最高!」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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