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2025年 第24節 福岡vs京都

試合分析・戦評

J1第24節、ベスト電器スタジアムで行われたアビスパ福岡と京都サンガF.C.の一戦は、2-2の劇的なドローとなった。前半は両者とも集中した守備と堅実な展開で主導権争いを繰り広げ、互いに決定機を作りつつもゴールには至らずスコアレスで折り返す。

後半に入ると、試合は大きく動き出す。まず先制したのは京都。マルコ トゥーリオ選手のスルーパスに原 大智選手が抜け出し、折り返しから平戸 太貴選手が放ったシュートは福岡ディフェンスに当たり、オウンゴールとなってしまう。さらに数分後には福岡 慎平選手の仕掛けから得たPKを原 大智選手が冷静に決め、京都が2点をリードする。

だが、ここから福岡の猛反撃が始まる。VARによって一度はゴールが取り消されながらも、交代出場のウェリントン選手、ナッシム ベン カリファ選手、重見 柾斗選手が前線で存在感を発揮し、試合終盤には圧倒的な攻撃の圧力をかけ続けた。90+3分にはウェリントン選手がこぼれ球を押し込み1点差とすると、90+6分には混戦から重見選手がネットを揺らし、会場を沸かせる同点弾を決めた。

福岡は枠内シュート7本、ゴール期待値(xG)1.96というスタッツが示すように、押し込まれる時間もありながらも多くのチャンスを作り、粘り強さと決定力を示した。一方の京都も、リードを奪ってからの試合運びや得点パターンに成長の兆しがあり、決して悲観すべき内容ではない。

これからに向けて

福岡にとって、この引き分けは勝利に等しい価値がある。終盤まで2点のビハインドを背負いながらも、諦めずに攻め続け、土壇場で追いついた姿勢はまさに「博多の粘り」。特に途中出場のウェリントン選手と重見選手の活躍は圧巻で、ベンチメンバーの層の厚さと戦術の柔軟性を証明した。

また、シュート数17本、xG1.96と攻撃面での進化も見られ、選手交代とフォーメーション変更によって流れを引き寄せることができた点は大きな収穫だ。守備では若干の不運も重なったが、それでも90分を通して集中を切らさなかった奈良選手の復帰など、ポジティブ要素が目立つ。

この勝点1は今後の戦いにおいて、精神的にも技術的にも大きな意味を持つものとなるだろう。

京都にとっては、終盤に追いつかれた悔しさはあるが、それ以上に前半〜後半中盤にかけての試合運びには高い評価ができる。原 大智選手とマルコ トゥーリオ選手の連携は非常にスムーズで、前線の崩しにはキレがあった。特に原選手は1ゴール1アシストのような活躍で、今後もキーマンとしての役割が期待される。

また、守備陣も試合を通して集中しており、オウンゴールやPKによる得点はあったものの、全体としては堅実な守備ブロックを構築。途中交代の選手たちも落ち着いて試合に入ることができ、選手層の充実も感じられた。

これまでリードしてからの試合運びに課題があった中で、この試合ではしっかり主導権を握る時間帯も作れた。今後に向けて、さらなる完成度が楽しみな内容であった。

SNSの反応

🏟 アビスパ福岡サポーターの反応
「最後の追い上げ、鳥肌立った!諦めない福岡が最高」
「重見選手のゴール、魂感じた」
「ウェリントン選手、やっぱり持ってる男」
「VARに泣いたけど、気持ちで勝った引き分け」
「主将・奈良選手の復帰嬉しかった。守備も締まってた!」

🟣 京都サンガF.C.サポーターの反応
「原選手、キッカーとしてもアシストも素晴らしい」
「Mトゥーリオ選手が効いてる、さすがのキープ力」
「オウンゴールは不運だけど、いい形で点が取れた」
「追いつかれたのは悔しいけど、攻撃の形が見えた」
「終盤もっと落ち着きたいけど、内容は悪くなかった!」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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