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2025年 第24節 岡山vs神戸

試合分析・戦評

川崎製鉄にルーツを持つ両クラブによる“川鉄ダービー”は、チケット完売のJFE晴れの国スタジアムで開催された。勢いに乗る神戸は、序盤から高い位置でのプレッシングと連動した攻撃で主導権を握る。前半13分には井手口陽介選手がペナルティエリア右から鋭いシュートを放ち、神戸の攻撃意識の高さを象徴した。

その流れの中で迎えた30分、酒井高徳選手の強烈なシュートがGKスベンド・ブローダーセン選手に弾かれたこぼれ球を、エリキ選手が押し込んで神戸が先制。この時点でのシュート数は岡山0本、神戸8本と内容でも大きくリードした。

後半に入っても神戸のペースは変わらず。64分には佐々木大樹選手の落としを受けた宮代大聖選手が、冷静にゴール右下に突き刺し追加点を挙げた。宮代選手はこの試合でもキーマンとして攻守に存在感を示し、代表帰りでもそのコンディションの良さを証明した。

一方の岡山は、劣勢の展開ながら66分にウェリック・ポポ選手、松本昌也選手らを投入して反撃を開始。ポポ選手は鋭いドリブル突破で幾度となく好機を演出し、終盤には工藤孝太選手のクロスに江坂任選手が頭で合わせて1点を返した。

試合は1-2で神戸が勝利。トータルでのシュート数は岡山5本、神戸18本と、数字が物語るように神戸が内容でも上回った。岡山にとっては立ち上がりの受け身な戦いが痛手となり、終盤の追い上げも実らなかった。

これからに向けて

ファジアーノ岡山にとっては2連勝の後の2連敗と苦しい中盤戦となったが、若手選手や新加入選手の奮闘が光った試合でもあった。特に途中出場のウェリック・ポポ選手は、持ち前のスピードと突破力で流れを引き寄せるプレーを見せ、チームの可能性を感じさせた。終盤の江坂任選手のゴールも、諦めずにゴールへ向かい続けた姿勢が生んだものであり、チームの底力を表すシーンとなった。次節以降、試合の入り方を改善し、90分を通して主導権を握る時間を増やせば、上位進出への道は十分に見えてくる。ホームサポーターの熱い声援を力に変えて、再び上昇気流に乗りたい。

ヴィッセル神戸は、公式戦9試合負けなしという好調ぶりをこの試合でも存分に示した。佐々木大樹選手と宮代大聖選手の連携は完成度を増し、得点力の高い攻撃陣がしっかりと結果を出している点は大きな収穫だ。中盤では井手口陽介選手や扇原貴宏選手がゲームをコントロールし、守備面でも相手に決定機をほとんど与えない統率のとれた守備が光った。試合終盤の交代策も的確で、リードを守り切る強さも備えてきている。これまで課題だった“勝ちきる力”が備わった今、タイトル争いに向けて一段と現実味を帯びてきた。継続的なパフォーマンスを維持しつつ、さらなる連勝を狙いたい。

SNSの反応

岡山サポーターの反応
「ポポ選手の突破、ほんとにワクワクする。次はスタメンで見たい!」
「江坂選手のゴールで希望がつながった。あの気持ち、忘れない。」
「立ち上がりからもっと仕掛けていこう。まだまだ巻き返せる!」
「佐藤龍之介選手、コンディション戻ってきた感じある。」
「悔しいけど、終盤の攻めには誇りを感じた。」

神戸サポーターの反応
「宮代選手、代表帰りでもさすがの決定力!頼りになる!」
「佐々木選手のアシストすばらしかった。今季ベストゲームかも」
「攻守に隙なし。まさに王者の風格。」
「永戸選手の復帰もうれしい。セットプレーも冴えてた!」
「このまま優勝いけるぞヴィッセル!」

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この記事を書いた人

サッカー、主にJリーグをこよなく愛する1人。

お気に入り(鹿島アントラーズ)をメインに、他のチームの試合もすべて視聴。

世界に誇れる日本のJリーグ。その試合状況と私の感想をブログとして残そうと思ったのが、このブログです。

個人的な感想なので、大目に見てください(^^)

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